フフフ、わかっちゃうんだもんね!マカピーな日々#0475
マカピーです。
マカピーの住んでいる埼玉県の北東部地域は千葉県、茨城県、栃木県、群馬県に近いこともありこの地域独特の食文化もあります。
例えば春先にマカピー義母からもらった「しもつかれ」
これをご近所から貰ったという会津若松出身の義母も、群馬北部出身のマカピーもタッパーウェアに入った初めて見る正体不明の料理に、まず鼻をつけて「食べられそうですよ!」といえば「私は、口に合わないからマカピーさんどうぞ」というので家に持ち帰ったのです。
この時点でマカピーは料理の名称をはっきりと記憶していませんでした。
早速、マカピー妻に「こんな地元料理をお義母さんから貰っちゃったよ」と見せたのですが、すかさず「私、こういう郷土料理ダメ。お願い、一人で食べて!」と言われてしまいました。
さすがに母娘共通した嗅覚と味覚を持っているようです。
仕方なく、マカピーは器に移して冷えたままの料理を口にすると意外や意外とても「うまい!」のでした。
最初はあまりもので作ったものか?と思いましたが粗ズリの大根と油揚げ、豆などがだし汁に程よく混ざって飽きのこない食べ物で、あっという間にすべて食べてしまいました。
翌日マカピー義母のところで「あの料理の名前は何と言いましたっけ?」と尋ねれば「さあ、覚えていないわ。貰ったお隣さんに聞いてみたら?」と言われたので行って尋ねました。
「しもつかれ」
マカピーは最初栃木の古い名称下野(しもつけ)から来ている名前なのかと思いましたが、どうもそうではなかったらしいのです。この周辺では昔から節分で余った大豆などを混ぜて食べる「しもつかれ」があったのだそうです。
ナルホド、うまいのでどこで食べることが出来るかと更に尋ねたのですが、家庭料理だからお店で食べる様なものではないという事でした。
モッタイナイ!
この周辺の農家の家には柏の木(カシワ)樹が一本植わっています。その理由は自家製の「柏餅(カシワモチ)」を食べる際にその葉を利用するためでした。知らないうちにどんどん成長してしまうので大概は途中で切断してあるのも特徴でした。
さて、今朝も散歩でそんな農家の横を通り過ぎようとした際に、マカピーの視界の隅にブーンと遠ざかってゆく黒い点がありました。
「フフフフ、マカピーにはお見通しだ!」マカピーはその後を追ったのでした。
昆虫類でもその飛翔の仕方は様々ですから、今の黒点の重そうな飛び方を見て「カミキリムシ」と判断。さてどうなるかしら?
マカピーは黒点が到達したらしいカシワの木に近づきその幹を確認するのですが見つかりません。
「おかしいなあ、カシワの木に産卵するのかと思ったけど・・・」
気を取り直して、カシワの木の隣にあった柚(ユズ)に視線を移しました。
「いたぞ、シメシメ」
ごく普通にいるゴマダラカミキリと確認して、捕まえようとすると例のギーギーという鳴き声あげるのでした。懐かしい!
しかも死んだふり的にポロリと下に落ちるのですがユズの枝には鋭いトゲがあるのでおいそれと手出しするわけには行きません。
すると今度は足に枯れたユズの枝のトゲが、今度はマカピーの足をひっかくのでカミキリムシ捕獲作戦をあきらめて、散歩を続けたのでした。
マカピーは自宅に帰って来て、マカピー妻に今朝の出来事を伝えました。
マカピー妻:「急に畑の隅で立ち止まったから、マーキングでもするかと思ったら、カミキリムシですって?絶対ムリ!」
オイオイ、マカピーは犬じゃないだよね!
マ:「だからさ、昆虫でも飛び方が違うから遠目でもその種類が分かるって事なんだよね」ちょっとは褒めてくれるかなー?
マカピー妻:「あのさ、そんな事覚えていてどーすんの?それよりも散歩に家を出る際はちゃんと施錠するくらいの事できないかなー!そっちの方がよっぽど大切だと思うんだけど!」
ファーブル先生はマカピーに観察することの大切さを教えてくれましたが、現代社会ではあまり役立たないようです。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。捕虫網を持って走り回る子供を見ると思わず一緒に虫を探しに行きたくなります!
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