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750㏄(ナナハン)ライダーの憂鬱 マカピーな日々#0412

マカピーです。

昨日の投稿の事がしばらく脳裏を駆け巡っていたので、その正体を探ることにました。

道交法の改正で「限定解除」試験を受けずに、教習所で簡単に免許が取得できるという「得をした人」がいた半面、それまでに投入した費用と時間を考えた時に「・・・・・」と虚しさを感じた人がいただろうって事です。

マカピーは当時海外にいたし、オートバイにも乗っていなかったので自動二輪に関する道交法改正ニュースさえも記憶にありませんでした。

でも当時を考えると、「限定解除」に成功して750㏄(ナナハン)ライダーになった人のニュースに対する感情は複雑だったと思います。

※非常にニッチなお話ですので、興味のない方は以下カツアイされてもかまいません(笑)

マカピーも受験を繰り返していた当時は、頭の中が24時間「試験場のコースとシミュレーション」状態になっていたんです!

「ミラーで後方確認、ウインカーを出して直ぐに左折・・・ここで2速、更に右折してクランクからえぐるように回り込んで一本橋、ブザーが鳴って1,2,3,・・・・10で降りる。・・・・坂道発進の前ではローギアで停止、・・・急制動(つまり急ブレーキ)前には5速40km/hを確認して前輪がロックしないように止める、後方確認して再スタート・・・・ウインカーを出して、指定された停止場所に駐輪、ニュートラルに入れてエンジンを切りサイドスタンドを立てて終了」

ナント、今でも当時の試験コースを覚えているんですよ!

たかが「限定解除」に夢中だったんです(笑)

その結果、合格して免許証の自動二輪(自二)の項目に「限定解除」の文字が入るだけの事がどんなに誇らしかったか、経験者のマカピーにはわかるんです。

「え、限定解除したんですか?スゴイっすね!」

「あの府中だったんですか、何回受験して合格したんですか?」

かつてバイク仲間からは、確実に一目置かれる存在だったんです!

それを道交法改正は一夜にして羨望のまなざして見られた「750㏄(ナナハン)ライダー」をで普通のライダーにしちゃったんです。


750㏄(ナナハン)ライダーの憂鬱を思い起こしていたら、この道交法改正に近い事は人生の中で遭遇する「思わぬ出来事」の一つと気づきました。

交通事故、火災、天変地異……もしかしたら運命の人に出会うことだって世界観が変わってしまう出来事になります。コロナ禍だってその一つかもしれません。実際マカピーも17年近く在籍した会社を辞めたし。


困ったことに、マカピーにはすぐ忘れる性癖があります。

自動二輪の限定解除直後に買ったバイクは中古バイク店頭にあったXS650というバーチカルツイン・エンジンでハイウェイ・ペグ(そっくり返って乗れるようにエンジンガードに付属されたステップ)に改造のあるいわゆるソフトな「イージーライダー・スタイル」だったんです!


最初はホンダの米国輸出モデルだった「CB900カスタム」がいいなあ、って壁にピンアップしたカタログの写真を眺めていたんですが、店頭で突然気が変わってしまったんです。こだわりのない奴だ!

マルチシリンダーを持つエンジンでなく、排気量は大きくパワーあるけど、のんびり走るバイクになっちゃったんですね。「あら、そうなんだ」


そのバイクも、海外に行くようになると乗車する機会がなくなり保管していた実家の兄は知り合いのコレクターに譲渡しちゃいました。

あのバイクを貰ってくれる人がいたから、良かったじゃん!


マカピーはきっと「忘れる」に加えて「こだわらない」性格なんですね。大変だ!と周囲が騒いでも「ふーん、そうなんだ」「だから?」ってな感じなんですね。

その事を750㏄(ナナハン)ライダーの事もnote記事にするまで忘れていたんですが、もし受験していた時のような情熱をずーっと維持できていたら、逆に「道交法改正による被害者同盟」を組織していたかもしれませんけど、「あ、そう」と気持ちの切り替えが簡単だったのでしょうね。

さらにマカピーは幾度も大金を失った事もあるんですけど、その時は「まずいなー」って反省するのですが、重要事項として記憶に留まらないらしくい直ぐに忘れてしまうんです。

マカピー妻にはたびたび「結婚した時から、ズーっと言ってるけど・・・」と言われても「うん、覚えている」「反省してます」といいつつ、ニワトリのように三歩ほど歩くと「あれ、なんだったっけ?」って思うんです。

「まあ、いいや。きっと、そのうち思い出すから」

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。挑戦していた時が一番楽しい!











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