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仕事だったらいいのかな?マカピーな日々#0340

マカピーです。

先日友人が、FB である国の地方の交通の利便が良くなったと書き込むと、別の友人がそれに反応しました。

反応した彼は、その地方の開発計画作成に関わった事があったのです。

そして今更ながらその地域での人種問題と国際的に批判されている事柄に加担してしまったのだと後悔しているのだと語っていました。

国際的な援助とは何なのでしょうか?

最近は「国際協力論」を大学で学ぶ機会もあるそうですが、多くの一般の人にはその実態が伝わっていないような気がします。

そんな中で、青年海外協力隊(JOCV)活動などは、庶民的で手作り感があるのか一般受けする国際協力と見られているようです。

ところが、そんな活動も日本の経済活動(輸出入)の肩代わり、代償として存在するのだという批判もあるのです。

更にアフリカが発展しないのは「援助」があるからだと批判している人もいます。

このオリジナルのタイトルは「Dead Aid」ですから、かなり強烈ですね。

著者はザンビア出身のエリートエコノミストで、著書はリーマンショック前の出版ですから、現在とは若干状況が違うでしょう。

それでも援助って何なのか?を知る一助になるでしょう。

日本の援助もかつては「箱もの」と呼ばれる建造物を作る事が多かったのですが、今ではすっかり中国がかつての日本のように空港、港湾、国会議事堂、国際会議場、ダム、道路、病院 いろいろなものを世界各国で作っています。

それは、その国の政権与党の政治家にとって自分の手柄のように宣伝できる効果があるから「援助のし甲斐がある」事にもなります。

前述した友人は、一生懸命その土地のインフラ整備計画作成に尽力したと自負していたものが、その国の政権が交代すると、整備されたインフラを使ってジェノサイドのようなことが発生している心苦しくなってしまったのです。

「国づくり、人づくり、心のふれあい」

国際協力はいい事だと思っていたましたが、一筋縄ではいかない世界があります。

援助事業を実施する国の本当のニーズに合わせた事業となっているのか、その実情を一般国民は知ることはあるかしら?

現在は海外で活動展開するNGO、NPOが多くなったので、日本政府の行う二か国間支援のような途上国援助活動も比較検討され、批判されるようになったことはとてもいい事だと思います。

アフリカや中東でもトヨタ自動車の信頼性の高さは群を抜いています。それはパーツなどが入手しやすいからメンテがしやすいこともあるし、故障しない車であるからです。

ところが、紛争地と呼ばれる地域で、たとえばIS(イスラム国)などがランクルのトラックタイプの荷台に銃座をつけて戦闘車両に仕上げている様子を見てトヨタが彼らの活動に加担しているとは思わないでしょう。

自然環境の厳しい中でも機動性・経済性の高い一般車両を改良して装甲車両にするとしたら誰でもランクルを思い浮かべるほど汎用性があるのです。

では、開発援助などでは日本政府資金(つまり国民の税金)でできた建物やインフラが本来の用途以外に使われたら、皆さんどう思いますか?

マカピーは例え誤用が発生したとしても、今後とも官民を問わず日本の援助は続けるべきと思います。

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。国際社会で共存する事を再考しよう







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