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嵐が来たらジッと待つことが大切 マカピーな日々#0506

マカピーです。

アフリカに来て4日目ですが、ここは高原地で寒い!

今は現地時間朝の7時前ですが、室温が17℃。平屋のゲストハウスは床がタイルで底冷えするのでユニクロのヒートテック下着で防御しても足らずに毛布を腰に巻いてPCに向かっています!

アフリカの様子を知りたいという方の要望にお応えして、こちらの写真を添付したいのですが、出国直前に購入したモトローラ社製スマホの使い方が今一つよくわからないのです。もう少しお待ちください(苦笑)

XperiaはUSBケーブルでつないで簡単に保管加工できたのにオカシイナア?

COVID-19(新型コロナウイルス肺炎)の感染拡大はここアフリカでも悪化していますが、更にここに来てアフリカ各地で経済的な停滞も含め政治的不安が高まって来ています。

かつて4年間滞在していたザンビアでも先頃政権の交代があり、エジプトとエチオピアのナイル川の水を巡る問題が軍事的なものに発展するかと危惧されていますし、強力で致死率の高いマールブルグ病発生の報告があり、そうでなくても医療崩壊してしまっているような状態なのにどうするの?っていう国もあるわけです。


今回のM国も同様です。

ご多分に漏れずひと騒動起こりそうだと情報が流れてきました。現在マカピーは首都に滞在していますが、来週に仕事現場である都市に移動する予定だったのにストップがかかり2週間様子を見ることになりました。

アララ・・・ でも、まあしょうがないね。

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青年海外協力隊(JOCV)でマレーシアのサバ州に赴任した際も、ちょうど州の州の選挙があり、任地である村への着任が出来ず州都で待機させられたことがありました。

選挙で赴任を控えるって大袈裟だなあ。

それは違います、マカピーは初めての途上国だったので何も知らなかったのです。

これまでの政権が交代すると、公務員までが大幅入れ替えになる土地柄なんです。

日本の公職選挙法で選挙活動してはいけないなんてことはないんです。むしろ死活問題なので現政権での職員は選挙活動にも熱が入るというものでオフィスがガラーンとしてしまうんです!

今流行りのリモートワークと違います!

結局その時はムスリム政権を覆してのキリスト教州首席大臣率いる政党が圧勝してしまい、連邦政府とも対立すると言われ、マカピー達を受け入れする関連省庁役人さえも総入れ替えとなりました。

そうです。選挙後は台風一過のように最初から仕切り直す混乱の中でのスタートとなったのでした。

日本のような官僚機構がある国では、政権が交代しても地方自治体に影響する事は少ないですが、インフラも産業基盤の弱い開発途上国での選挙はともすると流血事件にさえ発展するのはニュースで知る通りです。

「未開であるから」と捉える方もいますが、社会システムや背後にある巨大な貧困層の存在はそもそも日本とはまるきり違うんです!

マカピーが現在いるM国の首都にいてショッピングモールに行けば、日本と変わらないような商品棚を見て、手の消毒と検温チェックを受けながらも各店舗での買い物や飲食もできる世界です。

それが、デモが一たび先鋭化すれば世界各地で発生する焼き討ちや商店からの強奪(犯罪)につながる可能性は常にあります。

落ち着くまで様子を見る事が一番の得策です。

222.バオバブの木の鳥の巣

カンボジアではマカピーの住居から300メートルほどしか離れていないタイ大使館が焼き討ちになりましたが、最初はいつもの抗議運動だったのです。

それが何かの拍子に突然精鋭化してしまい、インフェルノになってしまうとは群集心理はコントロールが効かなくなるのです。

物見遊山で近づくのはあまりに危険です。

ジャーナリストだって、取材中に催涙ガスを浴びたり実弾射撃を受けることもあります。政府軍や警察軍も紛争鎮圧時には無差別に群集に向けて発砲するのですから、腕章の付いた腕を振って「撃たないで、私はPressでーす!」なんて叫んだって誰も聞いちゃいません。

目立つだけ撃たれる対象となるだけですから、ともかく逃げるんです!

134.絵画風モンキー

ザンビアでもUNZA(ザンビア大学)の学生がたびたび反政府デモ活動をしていました。

ある日、そこの大学で活動していた日本人研究者がキャンパス内に沢山の学生が移動してくるのに遭遇したので、彼は「デモしたくなる気持ちはわかるなー」とシンパシーをもって抗議運動を見ていたのでした。

彼は路肩に車を寄せたのですが、そこへ容赦ない学生の投石で車のボンネットが大きく凹んだ時には、猛烈頭に来たそうです。

「バカヤロー、何すんだ!俺だって仲間だろう!」

でも、引きずり出されて暴力を振るわれたらどうなっていたでしょう。これから警察軍と対峙する彼らに見境が無くなっている心理状態では、何を叫んだって無理なのです

例えが悪いですが、自然災害と同じと考えないと生き延びられません。

海外生活での唯一の回答は、向こうからヤバイ連中が来たらひたすら遭遇は回避して逃げるのです!

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。マカピーはあの凹みを修理したRav4を買ったんです!





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