「もしも袋」は忘れない!マカピーな日々#0488
マカピーです。
昔々の物語になりつつある東欧と呼ばれた国であった事を思い出します。
ポーランドのワルシャワでの出来事を伝えるテレビ番組だったと思います。当時ポーランドは「連帯」で有名になったワレサ委員長を中心に大きな社会改革の流れに世界中が注目していました。
実際にマカピーはポーランドを訪問した事はありませんが、当時人々が買い物をするのにとにかく「並ぶ」事から始めるのでした。
統制された経済の影響で、店頭にはほとんど製品がありません。
肉製品や乳製品そしてパンでさえも配給制でまるで戦時中のような統制ぶりだったんですね。
でも街角で「何か買えそうな物がある」気配がしたらそこに並んで待つのがが人々の「クセ」になり「生きるすべ」になっている怖さがありました。
そして彼らは布製の袋をコートのポケットにいつも入れて準備していることから「もしも袋」と呼ばれていると紹介されていました。
その印象が強烈だったので、それ以来マカピーは海外でも日本でもバッグのポケットにはいくつもの袋が入れてあります。
エコバックやレジ袋廃止運動が盛んになる前から、マカピー家では普通に「もしもバッグ」が定着し息子たちも励行しています!
モノがあるようでなかったのはウズベキスタンでした。
スーパーの棚に製品があると思って入ってみると、同じ商品ばかりが一列に並んでいるだけでその後ろはガラガラだったりしました。
そのかわりに他製品が多いなどという贅沢な悩みは無く「ある時はある!ない時はない!」という原理原則が分かりました!
だから、掘り出し物を見つけたら素早くゲットする感覚が身に付くんです!
例えば、国営ウズベキスタン航空の客室乗務員が横流しする「アサヒスーパードライ」や「キリン一番搾り」が出回るのに当たるチャンスもあるから、ショッピングには宝さがしみたいな楽しみがあり、ここでも「もしも袋」は必要なんです!
ちなみにマカピー妻は、「ウインドウショッピング程人生で無駄な事は無い」と思っている人種で、買い物が大っ嫌いなので毎週土曜日の買い出しはマカピータイムでした!
海外では「要らないから!」って断っても、大きなレジ袋に入れてしまいます。ザンビアではある大手スーパーの黄色いレジ袋が町中に溢れかえっていました。
更に雨が降ると女性がその黄色いバッグで頭部をシャワーキャップのように使っているのを見て不思議に思いました。
黒人の頭髪はクルクルと縮れている人が多く、おしゃれをするのにそれを薬液で伸ばすのですが、雨でその成分が流れてしまうと元の「爆発頭」になってしまうのを防止するので、シャワーキャップ代わりの黄色いレジ袋頭が街に出現するのでした。そう、涙ぐましい努力の光景なんです!
マカピーは増え続けるレジ袋を再利用していましたが、それでも減らなないので仕事場に持って行くと結構使ってもらえる場面に出くわします。
だから、うわさを聞き付けた面識のない人が事務所に来て「プラスチックバッグがあるって聞いたんだけど?」って貰ってゆくこともありました。
それを見て同僚(女性)が「そういえば、私の亡くなったおばあちゃんも、モノが捨てられなくて、あちこちに何に使うのか分からないようなものを貯め込んでたわ!マカピーさん、将来はゴミ屋敷の住人かもよ!?」
たしかに、あれから10年ほど経ち彼女の予測は半分当たりました。
マカピーは、断捨離するマカピー妻との攻防を繰り返すも、自転車等を死守しています。それでも腱鞘炎になるほどお掃除好きなんですよ、見かけによらず!(笑)
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。リサイクルって素敵な言葉!
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