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ふとした時に思い出した中国人のこと

Youtubeで小一時間のライブ映像を連日配信してる。
Crossfaithのアクトを観ていた時に、もしかして中国でも観てるのかなぁと一緒にフジロックへ行った知人を思い出した。
記事では読んでいたけど海外フェス(ポーランド)なのにお客さんがこんなことになっているとは思ってもみなかった。
日本人アーティスト凄い。

少し話が変わるけれど、見たくない人がいたらごめんなさい。
NIKEのCMが荒れているみたい。
これから書くのは賛否の話ではないです。

これを見てメッセージ性とかウイグル強制労働問題云々の前にCMなのに最後まで魅入っちゃうくらいフラットな感じで観れたんですね。
ところがそうじゃないコメントが凄く乱立していて、もしかしてオレが間違ってんの?!いや、そんなわけないよな??あれ??と思ってしまう。
賛否の話をしたいわけじゃなく思うところがあるんです。

昨今、何かと取り上げられるようになったLGBTに人種差別。
アメリカであった例の事件からBlack Lives Matter運動まで発展したのは記憶に新しいわけで。
SNSでの誹謗中傷とかも含めてネガティブなもの、自分としてそうは在りたくないと思ってしまう思考を持っている人やモノが意外と近くにあってそんなものを剥がしていった。
今年はひとりで過ごす事が多かった分、考えることが多々あって今までフィルターに掛かっていたものがやたらとクリアーになった気がする。
例えばニュースの斜め読みで反射的にSNSで発言しているような陰鬱としてくる言葉や差別的な発言を目にする度にうんざりしていた。
誹謗中傷なんて特にそう。
なんとも言えない不気味さを覚える。
自分の正義を振りかざしている人間が一番怖い。
本当にそう思う。
「親」と「嫌」の二極化したものが蔓延るけれど、それはあくまで国に対しての意味あって人が含まれる必要はないんです。
使っちゃいけない。
アメリカが戦争屋なのは周知の事実でどこかに敵を作って軍事資力で経済を回す面が強いし、政治的な宣伝の俗にいうプロパガンダを駆使しますよね。
NIKEはロビー活動でウイグル強制労働防止法案に対して審議反対の意思を示している報道が出てる。
ロビー活動と聞くと映画の「女神の見えざる手」(名作)がパッと過ぎる。
もしかしたらこの広告も反対派の・・・なんてことすら憶測で考えてしまう。
それこれとはまた別だけど日本も下手くそにコロコロと色んなものを転がすから「そんな見え見えなの!」と国民から馬鹿にするなと言われながらもじわじわと意思操作を仕掛けてくる。
今は政策云々ではなくそこは置いておくとして、果たして一個人としてどうなんですか?って話。

子供の時に「人間の本能として優劣をつける生き物だから争いが無くなることはない」と何かで目にして決して戦争やいじめがなくなることがないのはそういう事かぁと妙に納得した。
オレは平たく言うと空気感みたいなものや共通項で仲良くなる事が多い。
所謂バイブスってやつです。
お互いの好きなものがあったりすると一気に話が弾むせいかそれなりに人付き合いも多い方。多趣味が活きてます。
その一方、本当は人見知りだったりするので会話が出来ない。
人付き合いはなかなか難しい。

なぜか海外の方と知り会う機会が昔からちょいちょいあって、DJしている時はもちろん、ふとした時に出会っていろんな話を聞かせてもらったりするのが好き。
小学生の頃には実家にニュージーランドの老夫婦がステイホームで来た事もあったり、バイト先でアジア圏の人と一緒にいたり、数年前にはセルビアのSenshiってバンドとツアーイベントをしたり。
海外の方と話しが出来るのは面白い。

数年前に長い付き合いのある先輩が何故か中国人の女性と付き合っていて(出会い系アプリだったのかな。未だに教えてもらえない)何度か一緒に食事していた時期がある。
ライブに一緒に付いてくるようになってAA=やG-FREAK FACTORYを主に何度も音楽イベントに行った。
何かのイベントでCrossfaithにどハマりして「仙台のライブはいつあるの!」としょっちゅう聞かれて「オレに聞かれても!」って何度も言った。
ちなみにオレが人生で初めて行った20周年の時のフジロックにも一緒に行った。
最前で2celloのライブを観た。
日本に来て本当に音楽が好きになってしまったらしい。
いつだったかライブの終わりに居酒屋で討論っぽくなった時がある。
両国のここが良い、ここが変っていう。
歴史や政治の事、報道が全てじゃない。
彼女は富裕層の家で社会勉強も兼ねて日本文化に触れたかった。
お金はあるから働かなくても生活出来るしそのまま住み出したそう。
初めて聞いた時は「うわ!出たよ!爆買いするタイプだな!」って言った。
実際は全くしてなかったけれど。
しかもよくよく聞いたら北関東に住んでると。
わざわざ新幹線で仙台にまで来るそうで。
行けるライブハウスがないって言ってたからもしかしたら栃木とかだったのかも。
そこは覚えてない。
カルチャーとしても国柄としても受けて来た教育と実際自分の目で見たりするものとはだいぶギャップがあったみたい。
正直日本に来るのには抵抗があったけれど、こっちに住みたいってずっと言ってた。
理由あって本国に帰っちゃったけど元気かなぁ。

自分で見聞きするまでは正しい判断は出来ないんじゃないかと昔から思う。
今だから言えるけど韓流ブームが出てきた当初はなんか嫌だなと思ってた。
メディアのゴリ推しにうんざりして「嫌韓」っていう言葉が出始めた頃にひょんなことから韓国人の知り合いが出来てそんなのはすぐに消えた。
結局「一個人」なんだよねってのが確信に変わった。
印象操作でそっちに寄って発言したりネットでの書き込みを見るとか本当に薄っぺらいと思えてくる。
下に見て馬鹿にするとかじゃなく単純にかわいそうな人、哀れな人。
ちなみにその先輩は出会った当初から「嫌中・嫌韓」でした。
何かと小馬鹿にしているくせにキムチは嫌い(酸っぱいのが苦手なだけ)、でも焼肉大好きとかもうあきれ返るくらいバカバカしくてその都度「人と話せば変わるから」「いつか恥ずかしいってなる」「マジ、だせぇ(小声)」ってずっと言ってた。
実際、言ってた通りに中国、韓国が嫌いじゃなくなったみたい。
そんな話になった時には「今思えばただの偏見だったでしょ?」と言う。
ドラマを観るとかK-POPを聴くとかそういうのじゃないけれど国や人に興味が沸いたそう。
アクションとか派手な映画が好きなのでとりあえず韓国映画の「悪女」をゴリ押ししておいた。

理由や事情や経緯なんかが付随していろんな主義主張があっていい。
「みんな違って、みんないい」って凄い言葉だなぁと思ってからいつしか自分のモットーになってる。
だけど貶めるのは次元が違う。
そもそも日本人はイエローモンキーと揶揄されて差別される側の人種ってこと忘れてるのかなと思う。
青筋立てて怒ってたり平然とアピールしてたりするのを見るともう視野外です。
相手にもしたくない。
国籍の違う友人知人が出来るって価値観が変わって視野が広がるから良いですよ。

NIKEの件、悪い意見の方が圧倒的に多数で何に怒ってるのかすらわからなかった。
考えさせられる意味では大正解だったのかも知れないし、不買運動に繋がるかも知れないような賭けにも近くて。
どっちにしろ訴えかけるものはあったわけで。
ここまでの展開を見据えていたんだろうNIKEの仕掛けは「ほらみてみろ」ってロビー活動の手中なのかもね。

そんなことをふと思った。

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