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また昔の自分に教えてあげたい事が増えた

2020年2月以降DJをやったという感じが全くない。
正確にはBGM程度のラウンジ形式がちらほらあって、世の中が殺伐していた年末頃にステージへちょろっと出ていったくらいのもんだ。
「やってたじゃん」と言われるけれど、おかしなもので着替えが必要なくらい汗をかかないとどうにもDJをやった気にならない。
そもそもそれがDJかどうかはこの際問題じゃない。
気持ちが晴れたかどうかの話。

10月は1年と8か月振りにちゃんとしたイベントが出来た。
もちろんガイドラインに沿ったソーシャルを守ったところで、誰にも文句を言われないようなスタイルを決行。
今まで企画が上がってはなんやかんやで都度事情が変わりバラしにバラしを重ね、中止延期の繰り返し。
どのくらいあったのか数えてみたらおおよそ6回だった。
3か月に1度の頻度、準備期間を入れたらほとんどそればっか。
当初はへこんだりしたけれどそのうち慣れではなく、「はいはい、またですね~」の連続でドリフよろしく「次いってみよ~」に変わっていく。
次はいつかなと見通しも立てつつそんな感じで表立ってはいないけれど裏では動いていた。

コロナ禍でライブハウスに足を運ぶ回数は減ってしまったけれど、ステージに上がる事自体に先が見えてなかったから直前まで変な気持ち。
自分の中でぎこちなさはあるけれど、帰ってきたという気がしてなんだかことある度に泣けた。
感受性が高いからか良く泣いてしまうキャラクターではあるのだけれど、いつの間にか冷静さが勝つようになってしまい、あまり涙するという場面も少なくなってしまったのです。
音楽が好きなのはもちろんだけれど、ライブを観に行くひとつの理由として今日そこでしか見れないものがあったり身震いするくらいの感動があったりするからだ。
それにはカタチがないけれど、それをどんな場所にでも求めている。
不思議なもので見えない空気の振動、何かしらの絶妙なタイミングが合致しないと起きたりしないあの空気感。
そんなものに魅了されて生きている。
いつもニコニコ現場主義のネモトです。

久しぶりなイベントはそれがあった。
1日目は土曜日夕方と2日目は日曜朝。
朝ってなんだ?となるけれど、8:30にオープンしたから本当に朝。
しかもその前に早朝ウォーキングと銘打って散歩まで。
ワイドナショーもワンピースも始まっていない時間にライブハウスを開けてもらった。
10年活動をやっているけれどオール明けならそろそろ寝る時間だぞというような時間にオープンは初めての経験。
土曜の夜はエモーショナルなそれそのもの。
漫才と音楽、こっち側から見る光景ってこれだったなぁと陰で涙ぐんだ。
2日間通して結果的には赤字にはなってしまったけれど、なんとか段差を登れた気がする。
始めての方も多いから若干の不安もあったけれど楽しんでもらえたようで、いつも見た顔のお客さん達は同窓会のような場面もあってそれを見ていて安堵した。
ダイノジ組と会場のFLYING SON、なにより会いに来てくれた方々本当にありがとうございました。
いつかまたやろう!!

宮城県はチケットが完売するようなアーティストでも、今や全然売れない地域になってしまったらしい。
県民性なのかよくわからないけれど、敏感な人は多い。
もちろんそれだけが理由なわけじゃないけれど、そんな気がする。
実際問題、自分もそうだと思う。
少しだけ緩和された今、前みたいにホイホイと各所転々と行き辛いのが正直な所。
行きたい人に行って欲しいという気持ちが強いけれどなんだか複雑な気分だ。
久しぶりに立つ舞台は解放されたみたいで妙な緊張感とで気持ちよかった。
ただ、ブランクがあった分で3時間も持たないくらいに体力はがっつり落ちてしまっていたので鍛えなおそうと思う今日この頃。
以前なら朝まで5時間ぶっ通しとか全然平気だったのに。
歳のせいではない。と、思いたい。

初日の終わりにJUN SKY WALKER(S)のリーダー森純太さんにお会い出来た。
たまたまソロツアーで仙台にいらっしゃっていて、ダイノジと地元が一緒(大分県)という事で昔から縁があるらしく立ち寄ってくれることに。
FLYING SONの店長は子供の頃からの付き合いという不思議な縁。そんなところに混ぜてもらった。
自分は90年代初頭のバンドブームというものをリアルタイムではギリギリ知らない世代。
高校生になってバンドはやっていたけれど、あの頃はブームが去ったあとの祭りで遊んでいた時代だったんだと思う。
中学の頃にジュンスカの第一期終わりが近づいていて“さらば愛しき危険たちよ”がテレビで流れていた。
記憶が確かならば郡山市でホールコンサートのCMだったんだと思う。カセットテープのCMの曲でもあった気がする。
ずっと好きで、復活後のライブも観に行っていたくらい。
ビルの屋上から背面に落ちていく宮田さんが印象的だけどメロも歌詞も子供ながらあんまり分かっていなかったけれど、「イカシタ大人に変わらなきゃいけない」が刺さった。
少しずれるけれど、90年代に聴いていた音楽の歌詞で環境的なもの、恋愛でも将来はこんな経験をするんだろうなとぼんやり描いていたけれど、なにひとつない。なんだったんだろうとたまに思う。

そういう時は余りにも緊張して言葉を交わすこともあんまり出来なくなってしまうから後になって後悔するけれど、その日以降インスタでフォローしていただいてたわいもない投稿にファボしてくれてたりしてなんか変な感じがする。
子供の頃に自分に教えたい事がまたひとつ増えた。感謝!



久しぶりのイベントは終わりもうひとつのメインとしてはいよいよ手元にバイクが来た。
寒くなる前にいじっていきたい所存。
噂に聞くワークマンへ立ち寄ったり、今まではなかったものを見たり出来るので新境地突入という感じがしている。それにしても本当に安くてびっくりする。
それから今のうちにアーティスト写真も変えようと久しぶりに撮影してもってきた。
アーケードと横丁でなんとなくな感じでフラッと。
信号待ちで急ぎで何度もやったから通行人の方に口を開かずにすみませんと言い続けていた。
しばらくしていると向こうの方から年配の方が寄ってきた。
目も合わせずに「通行人の邪魔だ」「点字踏むなバカ野郎」と耳元で言われ、カチンと来たもんでちょっとそっちで話し合おうかと言いたいところをグッと我慢した。オレエライ。
街中でかっこよく撮ってもらったけれど、DJだとしても別にかっこ良くなくていいのでふざけたようなのも次期は撮ってもらいたいな。
ツキイチnoteのヘッダーはそんなのもあって今更ながら変えてみた。

2021年10月鑑賞作品
【新作】
007  NO TIME TO DIE
由宇子の天秤
DUNE
サマーオブソウル
最後の決闘
燃えよ剣

【配信・旧作】
イカゲーム
範馬刃牙
ザ・プラン


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