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ライブ熱とエンタメと

10月のDJをきっかけに諸々動き出している。
ライブハウスのFLYING SONからの声掛けで「ROCK IT UP」というイベントがあって急遽、転換DJをお願いされたのが始まりだった。
会場主催のライブイベントで話を聞いているとなんだか事の運びが変わってるなぁと聞いてみたら元々あったものがなくなって会場主催として再構築したイベントだった。
詳細は省くけれども、気持ち的には「やっちゃおうぜ!」的なものが強かった。
何かとお世話になっている天体3349というバンドがいる。
その1週間前にツアーで会場へ来ていたので会いに行った。
観る度にグルーブ感が増している気がする。
終演後に「また来週!」なんて言えたりしてあの頃の日常に戻ったみたいで嬉しかった。

この日は4バンドの転換中とオープンクローズを担当。
前々日くらいからあれこれ考えて、持っていくCDを準備した。
いつも荷物がかさ張るけれどこればっかりは仕方ないのです。
在仙バンドの勃発からケイタ君のソロバンドでスタートした。
リビドー全開のライブで身体の芯から熱くなるのを感じる。
稀にだけれど、今日はとんでもない日になるっていう勘が働く時がある。
ライブの最中にそんな予感がして、準備していた選曲を全部捨てた。
転換DJはどこに照準を合わせるかバランスを取りながら考えてやる。
出番終わりのバンドと出番前のバンドへのバトンタッチで、自分なりの送迎的選曲にすることが多い。
終わり一発目に選んだのは勃発で対バンもあるSTANCE PUNKSからチョイスした。
もうフロアよりもバンド熱の方を燃えさせたいと思えるような。
そんな1日の始まりだった。
岩手と福島のメンバーで構成されている浮意流。
ボーカルが諸事情で出れなくなりドラムとギターの2ピースでやることになっていた。持ち時間も短く2曲だけという変則ライブ。
スタートしてから間もなくして、フロアからステージに上がろうとする人がいた。
心情的なものや環境の問題で歌えなくなってしまったけれど帰る場所はここだと気づいて誰にも言わずやってきたボーカルのHIROだった。
歌えなくても絞り出すように歌う姿がパンクロックそのもの。
THE BLUE HEARTSの終わらない歌で送り出した。
THE GOD LIKE CHORDは別の理由で声が出ない。
前日飲みすぎたらしい。それも愛嬌で許されちゃうような優しい空気とは裏腹にそんな声がグサりと心に刺さってくるからたまったもんじゃない。
天体3349は観る回を重ねる毎にグルーブ感が増していて更新されているから楽しみのひとつになっている。
だいぶ前からの付き合いで身内感はあるけれど、そことは切り離してもそう感じる。
会う度に刺激をくれる仲間だと勝手に思っている。
序盤からのジェットコースターみたいな熱の波に負けてられねぇアクトがいつにも増して凄かった。
来場者も気づかない内にその波に飲まれて、やがてグルーブが会場全体で出来上がる。
そんな予感は当たっていた。
終演後に挨拶程度の打ち上げをした。
天体3349の魁ちゃんは楽しかったと泣いていた。
FLYING SONの雰囲気も相まってそんな連中が集まれるからこの場所、そんな時間が愛おしいし、そんなバンドが大好きだ。

月末にラーメンアイドルの好き好きロンちゃんと全力少年の大武茜一郎さんとMCにドラッグクイーンの634マンガリッツァさんいうカオスなツアーがあった。
扉を開けて中に入ったら一回外に出て、国分町じゃないよなと確認したいくらいの異空間。
ライブハウスが完全にショーパブへ変わっていた。
転換SEはあるけれど、モーニング娘。のピース!でコールするようなそこもショーの一環ですかみたいな。
落ち着いて聴いてられたのは大武弾き語りだけであとは椅子席で爆笑しながら泣いていた。
ザ・エンタメ!をこれでもかと殴られ続けた。
そっか流石はBRAHMANに所縁のあるロンちゃん。ハードコアですね。
勉強になりました。

いつかFLYING SONで企画があるならば、バンド熱とエンタメのごった煮感満載企画をみたいと思う。
仮にお前がやれと言われても、そこはお客でいたい気持ちが今のところ勝っている。

福島は郡山に女子プロレスのSTARDOMを観に行ったり、久しぶりに誘われて麻雀だったり遊びや趣味に時間を割いていたけれど、誰にも言わずに簿記試験を受けるために勉強してみた。
結果は時間が足りずに大問の2を全飛ばししてしまったので点数足りずにダメだったのでネット試験で取りたい。
12月にと思って申し込みはしたけれど、そのはなしは次の機会に書く。
兎にも角にも、やってないこと今のうちにやろうぜ計画は時間がなくて本当に困る!


2021年11月鑑賞作品

【新作】
アンテベラム
MONOS 猿と呼ばれし者たち
ビルド・ア・ガール
エターナルズ

【旧作・配信】
僕たちはみんな大人になれなかった
カウボーイビバップ
永い言い訳
レッドノーティス
ニッセ 闇に住まう者
地獄が呼んでいる
三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実


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