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日帰り登山:三ツ峠山

                    山行日:2022年11月9日(水)

涼しくなってきたので低山が行こうと思い、人気コミック”ヤマノススメ”で存在を知ってからずっと気になっていた三ツ峠山へ。今回は日帰り登山、普段のテン泊装備と異なり軽量なのでロングトレイルに挑戦してみようと、笹子駅をスタートし、三ツ峠山を経由して、河口湖駅まで歩いてみた。歩行距離は約20km、過去にこれだけの距離を歩いたことはないので、エスケープルートとして三つ峠駅への下山も想定。また明るいうち下山できるか分からないのでヘッドライトを携帯と、できる限りリスクを抑える準備はした。

電車でのアクセス

スタート地点のJR中央線「笹子駅」は新宿から2時間程度
ゴール地点の富士急行線「河口湖駅」は新宿から2.5時間程度

macaのコースタイム

06:06 笹子駅
06:30 追分バス停
07:25 清八山・本社ヶ丸登山口
08:15 清八山/清八峠(休憩5分)
08:30 大幡八丁峠/ヤナ沢ノ頭(休憩10分)
08:50 大幡山(休憩5分)
09:05 茶臼山
09:40 御巣鷹山(休憩10分)
09:55 三ツ峠山(開運山)(お昼休憩25分)
10:40 木無山
10:55 木山
11:35 霜山(休憩5分)
12:30 天上山(休憩5分)
12:40 富士見台(休憩5分)
13:10 天上山護国神社
13:30 河口湖駅

macaのコースタイム

雰囲気(登山編)

始発の電車で笹子駅に到着

駅を出て甲州街道を西(山梨方面)へ進む
(バスは本数が少ないので使えない)

駅から20分ほどで追分バス停に到着
コスモ石油が見えたら左折

ちらほら道標があるのでわかりやすい

追分トンネル
外から想定したほど中は暗くなかった

しばらくは舗装路を歩く
時々、車が通るので端っこを歩いたほうが良さそう

分かれ道にもちゃんと道標がある

笹子変電所を通過

変電所のすぐ先に登山者駐車場がある

駐車場より先は登山道

舗装路が終わり比較的広い沢沿いの道を進む
道中には多数の道標が設置してあった

しばらく進むと鹿よけの柵がある
ここから本格的な上りがはじまる

通過後、扉を閉めるのを忘れずに

少し上ると2度目の鹿よけの柵
(3度目はなかった)

樹林帯のため基本的には眺望は良くない
時々、開けた所に出るが紅葉が終わった少し寂しい景色

気付けば尾根を歩いていた

ちょうど休憩したいと思っていたところに嬉しいベンチ

休憩後、淡々と上る

尾根を上りきった先の分岐
三ッ峠山方面へ進む

鶴ヶ鳥屋山方面はこんな感じ

稜線歩きも眺望はイマイチ

木々の隙間から御巣鷹山が見えた

甲府方面も見えた

清八山に到達

今まで全く見えなかった富士山がいきなり登場

御巣鷹山へのルートもなんとなく確認

一旦下るので、富士山とはお別れ

山というより森や公園にいるような雰囲気

鉄塔は貴重な眺望ポイント

西側
東側

大幡山に到達
特筆するものは何もない

都留の街並みが少しだけ見えた

大幡山からもさらに下る
下りきってからの上りでは今回唯一のロープ場
使わなくても登れるけれど使ったほうが安全

ロープ場を抜けると遠くから見えていた電波塔の足元に到達
ここが御巣鷹山
自分は探そうともしなかたけど「御巣鷹山」の標識が近くにあったらしい

さらに先にある電波塔が三ツ峠山

実に清八山ぶりの富士山

三ツ峠山へ到達
よく写真で見る画角だけど、雲に隠れて富士山は見えない

お昼休憩をしつつ少し粘ってみる
どうにか富士山を見ることができたが雲は多め

三ツ峠山から見た御巣鷹山

都留の街並み

山頂から少し下った所に山小屋などの休憩スペースが点在

富士見荘は休業中

四季楽園
(営業していたかは不明)

三ツ峠山山荘
(営業していたかは不明)

山荘前から見た三ツ峠山頂

山荘前からの景色の方が山頂からよりも良いかもしれない

雲は増えるばかり

三ツ峠山から毛無山まではベンチがたくさんある
景色に拘らなければ選び放題

毛無山の分岐
天上山方面へ進む

下山後、調べて知った毛無山
山行中「この一帯だけ木が生えてないなぁ」と思ったが、
まさか見た目そのままの山の名前だとは思いもよらなかった

天上山までは緩やかな下りが続く

三ツ峠山付近でしか登山者を見かけなかったが、
今回歩いた一帯は登山道がよく整備されていて歩きやすかった

時々、木々の隙間から河口湖が見えた
(写真では伝わらない)

送電線鉄塔にて本日のベストショット
全く想定していなかった紅葉に加え、すすきと湖の色彩が素敵

少しガスっているが富士山の雲が取れ、大勝利

新倉山への下山道を発見
下山後に調べてみると、新倉山は桜+富士山+五重塔が一緒に見えるあの有名な新倉山浅間公園がある山らしい
春になったらこちらのルートも歩いてみたい

行動再開
相変わらず歩きやすい尾根

尾根を抜けると一般道と合流

西川林道出合にて当然の紅葉スポットが出現
何故かここだけベスト・オブ・ベストな紅葉が見られた
しかも貸し切り

紅葉を十二分に満喫し、天上山を目指す
カチカチ山として有名な観光地の割に直前の階段でも人の気配はない

天上山に到達
先客は観光客が4人のみ

天上山からも富士山

ロープウェイの富士見台駅手前に展望台があり、なかなかの絶景

富士見台駅では一気に人が増え、
紛うことなき観光地の雰囲気
(今回紹介していないが神社やお土産屋、軽食を出すお店などがある)

絶景ブランコはお休み

展望台から僅かにしか離れていないから、ここからの景色でも十分綺麗

ロープウェイは使わず、歩いて下山

ここまで近いと高さがなくても富士山が見れる

下界は温かいのか、ここでも辛うじて耐えている紅葉を発見

ロープウェイを使わずとも30分ほどで下山

15分程下道を歩いてゴール!

あとがき

荷物が軽いこと、また道が歩きやすかったことから、笹子駅から河口湖駅までの約20kmを難なく歩き切ることができた。長丁場なためペースは急ぎすぎないように気をつけていたにも関わらず、だいぶ早い時間に下山できたのは想定外であった。山頂など一部を除き、全体を通して眺望があまり良くないので足を止める回数が少なく、黙々と歩いたことが大きいかもしれない。

眺望で言えば、笹子駅から天上山までは山頂くらいからしか富士山が見えなかったのはやや意外ではあった。また、この時期の富士山は積雪はあれど、まだ少なく、どこか物足りない雰囲気であったので、ザ・富士山を目当てに行くのであればもう少し時期をずらした方が良さそうに感じた。

一方で嬉しい誤算もあり、全く期待をしていなかった紅葉がピンポイントではあるが数ヶ所で楽しむことができたのは非常に良かった。

今回は興味本位で長距離登山に挑戦したが、河口湖に車を止めて電車で三つ峠駅まで移動、そこから三ツ峠山、天上山を経由して河口湖に戻ってくるなど、体力に合わせて色んなコースを組み立てられるので、次はどこの山に行こうかと悩んでいる方は候補の一つとして考えてもらえれば幸いである。

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