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「天たまや」といううどん屋に行ってみた

東京都世田谷区にある祖師ヶ谷大蔵駅

かつて円谷プロがあったことからその名がついた、とんねるず木梨憲武の実家・木梨サイクルなどを擁するウルトラマン商店街が有名な街だが、この前その商店街に新たな仲間が加わった。

お客さんが入らないようにめちゃくちゃ斜めから撮影

「天とじうどん 天たまや」とある。

天とじうどん…名前からイメージはできるがあまり親しみの無いメニューである。
そして初めて見た店なのにチェーン店感がめっちゃある。

というのも当然で実はここ、丸亀製麺を運営しているトリドールグループの店で、しかもここが第1号店らしい。
丸亀製麺があるのにまたうどんの店?ということは丸亀製麺とはかなり違いがあるのだろうか…
百聞は一見にしかず、一度入ってみることにした。

入店

入ってすぐに手前の席に座ってしまったので全貌はよく見ていないがほとんどがカウンター席である。
いろいろと壁に張り紙もしてあってうどん店というよりは居酒屋に近い感じがする、と言ったら言いすぎかな?

メニューはこんな感じ。(一応店の外にももう少し詳しいメニューはある、1枚目の写真にもチラッと映ってます)

丸亀製麺と大きく違いうどんだけで1000円台のメニューばかりである。
せっかくだから天とじにしようかと思ったけど少し日和ってしまい「玉子とじうどん(750円)」をチョイス。
大盛りもご飯も無料ということでせっかくだからつけることに。

つけたご飯はすぐにやってきた。
店員さんいわく「卓上にある自家製おかかがよく合いますので」
へー、別にうどんに合わせるためのご飯じゃないのか

自家製おかかご飯

自家製おかかはなんというかおかかと言うより魚のふりかけ感が強いものになっていた。
なんか小骨か?と思うような飲み込めないのも入ってたし…

ご飯を食べている間にうどんが到着
…と思ったら店員さんが右手に片手鍋、左手に皿を持ってやってきた。
皿にはネギと揚げ玉の乗ったうどん。
そこに鍋に入ったつゆとその中にある玉子を目の前でかける!
…なるほど、コレが見れるのはテンション上がるわ。

実食

こちらがうどんとつゆが合体した「玉子とじうどん」!

早速食べてみる。
うん、うどんはつゆに浸かってないのでしっかりコシがあって美味い。
逆に揚げ玉はつゆが完全にかかったのでやわやわに。
カリカリ揚げ玉派の僕としてはちょい不満。
つゆはかなり濃くこれ飲んでからご飯もかなりいい。
メインの具の玉子は…あまりうどんと絡んでる感じはしない。単体だとつゆの味がしっかりして美味いんだけどね…
まあ全体的に美味かったです。

半分くらい食べるとデザートのわらび餅が出てくる。
(食べ終わりに出そうとするとスルーする人が出てくるから?)

かなりデカい上にプルプルしてるのでついてる楊枝ではなかなか食べられなかったけど美味かった。

感想

※素人の戯言です。

うどんは美味しかったのだが気になったのは店のコンセプト。
丸亀製麺の会社が経営・うどん1杯で1000円以上という価格帯から高級路線で行こうとしているのではと推測できる。
祖師ヶ谷大蔵ではかつて名古屋の高級パン屋が東京進出の1号店がオープンしてニュースになったこともある場所である。(もう閉店したけど)
おそらく泣く子も黙る高級住宅街・成城が隣町なのでそのあたりの人たちをターゲットにして高級路線で行くにはちょうどいい立地なのだろう。

それにしては大盛り無料・ご飯やわらび餅も無料サービス。
メニューもメインの1000円台以上の天とじうどんのすぐ横に750円の玉子とじうどん。
しかも「ざるうどん(600円)はじめました」の文字も。
…なんかコンセプトがとっちらかってる印象を受けた。

個人的には思い切ってメニューを天とじうどんとその派生だけにするとかでもいいのでは?と思う。
ちょうど祖師ヶ谷大蔵駅の隣の千歳船橋駅に丸亀製麺があるので安く食うならそっちで、と割り切ってもいいのではないだろうか。

卵が不足しているこの時期に玉子メインでの勝負。
カウンターから見える所にに卵の入ったカゴが置いてあったが大量に卵を確保するのもキツかったのでは。
そして親と一緒に来ていて僕より先に食べ終わった小さな男の子が店を出る前に店員さんに必死に美味しかったことをアピールしていたのを見た身としてはこの形態が成功してほしいな、と思っている。

また気が向いたら2回目も行こうかな。
次は天ぷらも行こうかな、とか考えている。

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