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成長し続けるデザイナーと、永遠にそのままのデザイナーは何が違うのか
いきなりちょっと話が逸れますが、日本人ってほんとマニュアルが好きですよね。「〇〇になるための心構え」とか「毎日5分でできる! 〇〇」とか。マニュアル通りにやること自体は悪いことではないし、実際にその通り実践して、何かを達成したり上達した人もいるでしょう。でも、アドバイスやマニュアルと称して何か奇抜なことを勧めたり、今まで聞いたことがないようなアドバイスをしている本は、奇抜さで売ろうとしているだけであまり信用できないかもしれません。(ただ少なくとも最近では落合陽一さん、ホリエモンさん、西野亮廣さん、前田裕司さん、箕輪厚介さんは上記に当てはまりません。)実は本当に大事なことって当たり前すぎて、それを一度聞いただけではインパクトがないんです。いつも聞いていることだし、改めて言われても「ふ〜ん」と受け流してしまう。でもそこに、大切な成長のヒントがあります。そう、幸せの青い鳥となんだか似ていますね。
成長し続ける人
これはデザイナーという職だけに当てはまることではないですが、どんどんレベルアップしていく人は、ズバリ「自分にダメ出しができる人」です。「ダメ出し」と言っても、「俺はやっぱりダメなんだ」「私は何をやっても人より劣ってる」という否定のまま終わるツッコミじゃありません。一生懸命やったものに対して、一度俯瞰して見ることができる人。自分が作ったものを他人の目で見れる人です。世阿弥が「花鏡」で言っている「離見の見(りけんのけん)」です。理由はカンタン。いいツッコミができるということは、ダメなまま終わりたくないし、当然「何がダメなのか」調べる。じゃあどうすればよくなるのか知りたくなる。だからそこで1つレベルが上がるんです。
一方、自分にダメ出しができない人、つまり自分に酔ってたり、自分の力を過信しすぎてたりする人(または悪い理由を他人のせいにする人)は、上で出たレベルを上げる行為を一切しないので、ずっとそのまま。または自分の殻から出ないので、どんどん腐ってレベルは下がっていく。成長し続けるタイプと腐っていくタイプの人が身近にいるんですが、やっぱりたった一年でもすごい差がついています。
自分のデザインを他人の目で見る方法
デザイナーだったら、半日かけて作ったデザインにツッコミを入れるなんてことはしたくないし、他人にも悪く言われたくない、っていうのはすごくわかります。だから今までやってこなかった人たちへのアドバイス。
1. 一度パソコンから離れてみる
2. リクエストされている要件をもう一度おさらいしてみる
3. PinterestやDribbbleなどで、いいデザインをしばらく眺めてみる
4. ちょっと散歩に出て自然を見る
5. 次の日にもう一度作品を見てみる
こうすると、「え? 俺何作ってんだ」とか「いやいやこれはない」というツッコミができるようになります。慣れてくると、画面からちょっと目を離すだけで他人の作品のように、見ることができるようになりますよ!
成長するデザイナーは現状維持が嫌なので、傾向として新しい方法をどんどん試します。もう、伸びないわけがない。いいスパイラルに入ったまま。
自分の作品にダメ出しして、それを超えるものをつくる。当たり前のことだけど、そういうちょっとした態度があなたの3年先、10年先のデザイナー像を大きく変えます!
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