マーケティングという言葉が日常的に使われるようになってきましたが、多くの解釈の仕方、捉え方があり一体全体どんなものかがわかりにくくなっています。そこで、今回は「マーケティングとは何か?」について、私なりの考え方を書きました。

▼学生時代の私が思っていた、マーケティング
私が学生時代、まだマーケティングに深く携わる前はマーケティングを「市場調査(現在で言うマーケティング・リサーチ)」と思っていました。

確かに市場調査もマーケティングの一部ではあるのですが、この言葉一つでマーケティング全体を表しているわけではありません。

▼インターネット上に書いてあるマーケティング

インターネットで「マーケティングとは?」と検索すると以下のようなものが出てきました。

・お客様に価値を提供してお金をいただくこと

・儲け続ける仕組みを作ること

・生産者から消費者に至る財ならびにサービスの流れを推進するビジネスの諸活動である

・製品が開発されてから消費者に渡るまでの過程で行われる一切の事業活動

これらは、「マーケティングとは?」の答えに抜け目なく捉えていると思います。しかし、価値の提供であったり、儲け続ける仕組みであったりは、マーケティングだけでなく、経営者や営業など、ビジネスに係る全ての人が目指すべきものです。つまり、意味が広すぎて、学生時代の私にこの説明をしても、結局マーケティングに係る仕事のイメージが湧いてこないと感じました。

▼現在の私が考えるマーケティング
それでは、マーケティングを学び、マーケティングに携わってきた今の私が考えるマーケティングです。それは

「1番を届ける」

ことです。この考えは、ある企業の採用面接に行った際に、面接担当者から「あなたにとってマーケティングの仕事とはなんですか?」と聞かれ、咄嗟に出た言葉です。

僕、あなた、もしくはその他大勢の消費者がモノやサービスを購入する際に頭の中で考えることは大体同じだと思います。それは

〇〇の中で1番△△だから買おう。

ではないでしょうか。〇〇に入るのは、場所・予算範囲・今まで見た中・みんなが持っている・もしくはこれらの全てなどです。△△は、安い・高性能・オシャレなどです。〇は複数の条件が入る場合もが多いですが、△はだいたい1~2つくらいが多いです。

ただ、この「1番を届ける」事は、言葉にしてしまえば簡単ですが、実現するまでにやることはかなり多いです。それこそセグメンテーションからリサーチ、広告、製造コストの削減、流通の見直しなど多岐に渡ります。

▼マーケティングの現場
会社によって違いますが、現場レベルのマーケティング担当者はWeb広告担当、ライティング担当、分析担当など細分化されている会社もあれば、1人が全てをやっている会社、社長が全てをやっている会社もあります。私が現在勤めている会社は、高齢の従業員が多く、マーケティング部はパソコンの事を何でも知っている部署だと思われ、プリンターの設定などもさせられています。(笑)

実務的な事は追々掲載していきますので、本日は「マーケティングって1番を見つけたり創ったり届けたりする事なんだなー。」とふんわりと理解していただければと思います。

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