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銀ちゃんといっしょ 54

日焼け

私は日焼けで小麦色の肌になれません
赤くなって白く戻るタイプ
小学生の頃それがたまらなく嫌でした

プールの授業の時に
なんか1人浮いてる感じがしたりして
恥ずかしかったんです

日焼けしたくて
どうやったら小麦色になれるのか考えました

小学生の私が出した結論は
〝水で濡らして日光に当てれば日焼けする〟
でした

何故って……
海水浴って日焼けするでしょう
それが〝海の水で濡れた肌がやける〟って……
子どもながらに結論を出した訳です

それから毎朝 学校へ行く時や出かける時に
外の散水の水道水で両腕を濡らして
日光に当たりやすいように腕を上げて歩きました

それでも一向に焼けない

下校の時もやってみる

でも焼けない

毎日毎日
腕をびちょびちょに濡らして
腕を上げて歩いてる小学生女子
……可愛いでしょう…(笑)

どれくらい続けた頃だったか
また結論を出しました

〝海の水じゃないから焼けないんだ!〟と…

可愛い子どもの発想です

もう少し大きくなってからは
〝色白は七難も八難も隠せるからね!〟なんて
嫌み混じりに言われた事もありました

人って厄介ですよね
色白さんが羨ましがられたり
小麦色の肌が羨望の的になったり
それぞれがそれぞれの
コンプレックスになってたりもして

今ではごんちゃんの散歩と花の水やりで
腕と胸のあたりと首の後ろだけが日焼けします
小麦色にはならないし
お洒落ではない焼け方です

あの頃の私に言いたい
そんなに苦労しないでも40年も経てば
ちゃんと〝オバチャン焼け〟できるよ!って

40年後のオバチャン
せっせとお散歩
せっせと水やりで
今日もじみ~に日焼けしています

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