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銀ちゃんといっしょ 83

お小言

小さい時から母親に言われていた事って
ずっと頭の中に残っていますよね
生活の場面場面で思い出されます

座っている時に膝と膝をつけなさい

人の前を通りなさんな

人を押し退けて前に出たらダメ

人の事を指差しちゃダメ

食事の時に肘をついたらダメ

物事は善意に解釈しなさい

等々

褒めて育てようとか
叱らない子育てとか
よく言われていますけど

実際に大人になって覚えている事
本当の意味で身についている事って
褒められた事でしょうか
叱られた事でしょうか

ふと思い出す昔話の中には
母親のお小言が
必ず盛り込まれているような気がします

帰る時間を守らずに暗くなってから帰った私
〝しばらくそこにいなさい〟と
玄関のカギを開けてもらえなかった
号泣しながらおもらし……
足をつたった生暖かな感触は今でも覚えています

時間は守りなさい

約束は守りなさい

人のふり見て我がふり直せ

人に迷惑をかけなさんな

母親の最後の台詞

〝この役立たずがまた迷惑かけてる!〟

母親もおばあちゃんに〝人に迷惑かけるな!〟って
言われてたんだろうなって思います

かけても良い迷惑
迷惑と思われない迷惑っていうのもあるんだよ
ってとこまでは

なかなか〝お小言〟の中では伝えられないかな

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