銀ちゃんといっしょ 135

繋ぎ合わせていくもの

カギ針編みのモチーフなどの
糸の始末をしはじめました
100枚以上作っていて
１つにつき２ヵ所ずつあるので
200ヵ所以上あるって事ですね

ムキになってやったので肩がこってしまいました
好きな事なら肩はこりませんよね
いやいややったのでガチガチになりました

母は生前いつも編み物など手仕事をしていました

テレビを見ながらいつも何かを作っていました
手編みのセーター・手袋・膝掛け等々

私はそれを見てやりたくなるけど
すぐに肩がこってヘルペスが出て挫折
その繰り返しでした

今も家のあちこちに母が作った物があります

〝本当の〟パッチワークの蒲団カバー等もあります
母のパッチワークは店ではぎれを買って来て作った
作品のようなパッチワークではありません
着古して処分する衣服の
傷みが目立たない部分を丁寧にとっておいて
それを繋ぎ合わせて作るパッチワークです

自分が小さい時に作ってもらって着ていた服が
ちょっとずつ入っています
想い出を繋ぎ合わせているんですね

そうして没後も母の〝物たち〟が
生き続けているんですからすごいです

到底かなわない事

私は何を遺すんだろう？

何を遺せるんだろう？

逆に何一つカケラも残さずに逝く事は無理ですよね