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共に老いる

老いてきたごん太

階段が降りられなくなり
下痢が続いて
それでも行きたがる散歩では
歩く速さがすごく遅くなって
距離は半分でも時間が倍近くかかっています
歩き方が変でまさに老犬そのもの
前脚が時々膝カックンされたみたいになって
顔が地面までついてしまった時には
私を悲しそうな顔で見上げます

一度雨の日の早朝に
後脚に力が入らないみたいで小屋から出られず
聴いた事がない鳴き声を張り上げ
おしっこをしてしまいました
どうにか主人に引っ張り出してもらったけれど
ヨロヨロと歩く姿に涙が出てしまいました

今は頑張って日の出と一緒に起きて
涼しい、心地よい風に吹かれながら
トボトボと歩いています

力の強いごん太が制御できず
どちらが散歩されているのかわからなかったけれど
ゆっくりと並んで歩き
ほぼ〝ダメ!〟とかの指示が必要ない今の散歩
楽だけど寂しい気もします

〝お手〟も〝おすわり〟も覚えなかったごん太
いいよ、こうして一緒に歩ければ
1日でも長く、ね





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