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キナバル山にもう一度登る ❝死ぬまでにやりたい「き」のこと❞

「死ぬまでにやりたいあいうえお」シリーズです。

このシリーズはnoteが続かない、でも続けたい私が、半ば当然のようにnoteを更新し続ける事が出来るようになる事を目的に、自分にルールを設けて始めたものです。

詳しくはこちらを。

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本日は「き」の日。

キナバル山にもう一度登る

「新婚旅行どこでもいいけど、2人で何か作るとか、挑戦するとか、そういうのが欲しいな。ただ楽しかったね~きれいだったね~じゃないやつ。そういうのはこれからいつでも出来るでしょ」

そう言った私に、夫が持ち込んだのは登山でした。

「キナバル登るよ」

夫が私にその提案をしたとき、旅の手配は既に済まされていました。

キナバル山はマレーシアはボルネオ島にある、アジア最高峰(4095m)の山です。

こうして私たちは、6日の滞在予定、そのうち2日は登山、残りの4日はノープランでボルネオ島へ向かいました。

キナバル山は、そこまで登山技術を必要とせず、富士山に登る程度のレベルであれば登頂できる、初心者に向いた山と言われています。加えて、ガイドの同行が義務付けられているので、初めての山でも比較的安心して登れる山。私と夫はポーターも兼ねて、1人お願いしました。

キナバルの面白さはその風景の変化の様につきると思います。ジャングルから岩場へと変わる様子は想像を超えていて、とても興味深く、感動しました。

キナバルでは1日に入山する人数が制限されているので、まず最初に入山手続きを済ませる必要があります。
そしてそのあと、登山が始まるわけですが、序盤は「熱帯の楽園」とも言われるボルネオ島にあるだけあって、緑がすごいし、規模がでかい。

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この辺りはまだ湿っぽさもあって、本当にジャングル感がすごかったです。

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ウツボカズラ。現地では「ポリオッカラ」とか言ってました。

そして、1日目に宿泊する山小屋。ここに泊まって、翌夜明け前に出発です。キナバルは山小屋の設備も整っていて、屋内の時間もそれは楽しいものでした。

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山で飲むビールってなんで美味しいんでしょ……

そして2日目。
自分の足元以外は、上も下も見えない、夜明け前の岩場をロープだけを頼りにひたすら登っていきます。
夜が明けて明るくなった頃には、初日の山小屋に入るまでのジャングルが嘘だったかのような景観が眼前に広がります。岩、岩、岩。

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キナバルの頂上付近には、たくさんのピークがあるのですが、ピークに朝日が差すのもまた美しい緑こそなくなりましたが、これも自然です。

岩と空しかないのに、この2つの表情の色々にいちいち感動させられて。登頂に向かってそびえる一枚岩が男前過ぎました。

そして登頂。

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この時の感動を今でも覚えています。疲労と達成感と自然の壮大さと……いろんなものが入り交ざった涙が自然と溢れてきました。

下山は、棒になりかけ始めた足を引きずりながら。

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キナバル、もう一度登りたいです。

感動した場所には、出来れば3回足を運びたいと思っています。
1回目で、とりあえず圧倒されて(感動して)、
2回目で、1回目では持てなかった余白を楽しんで、
3回目で、その土地柄や歴史も含め楽しみ方を深める。

でも3回目があるかないかは、2回目に決めるんですが。

いつになるかな、キナバル。

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明日は「く」の日。最後までお読みいただきありがとうございました。

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