G23第一部 メモと雑感① 「冬のお祭り」~「夜が訪れる音」
こんにちは、この度noteを始めました!
いやーすごかったですG23。
単純なボリュームもさることながら、BGMの使い方や伏線の回収法、随所に仕込まれた隠し要素などに圧倒されるばかりでした。
140字ずつではとても思考をまとめきれず、ひとつサイトを作ってしまいました……
この雑感シリーズでは主にメインストリームのテキストと、その個人的な解釈と感想をまとめています。
G1からG23までの重大なネタバレの他に、韓国版・北米版シナリオとの比較を含みます。(G22のメモはこちらにも載せてあります)
最初に申し上げておきますと、声に出た率直な感想とガチ考察とのテンション差が非常に激しいです。特にベインのこととなると荒ぶります。
薄い本的な内容は専用のセクションに隔離しますが、そういったトークが苦手な方はどうかご注意ください。
さて、前置きはここまで!
アルバンアルサン、冬至の祭日に幕を開ける今回のメインストリーム。
2番目の夜ではいかなる試練がミレシアンを待ち受けるのか。
マビノギG23「テンペスト」、はじまりはじまり~。
冬のお祭り
・ダンカンに呼ばれてティルコネイルのお祭りに立ち寄るミレシアン。
・ダンカン「深い夜の間、太陽はどこかで眠り、新しい太陽が生まれると信じる者たちもいる」
→いきなり意味深な言い伝え!
→単に民間伝承の話かもしれないが、黙示録であれだけ「夜」がフィーチャーされていると何かの暗喩かと勘ぐってしまう。
某守護者は要所要所で手を貸してくれることから眠っているわけではなさそう。
太陽を団長の地位と解釈すれば、アルター新団長就任のメタファーとも取れるが……(詳細は別記事)
・記念グッズに書かれた謎の文章:
・「最も尊い存在から贈られた聖なる宝」「王子」「滅亡へと導いた呪い」
→G11で語られたパルホロン族滅亡の経緯か。絶対神アートンシミニより預かったカリバーンから発生した疫病で種族は滅び、王子トゥアンは恋人を亡くした。
→深い夜云々と合わせて考えると、今回はその疫病の再流行が予言されているようである。
ところでパルホロンの災いを予知したエリン最初のミレシアン、『テンペスト』を書き上げた劇作家シェイクスピアの出番はもうないのだろうか?
・クイズ案内員「人々の憂いと心配事を紙に書いて」「薪と一緒に燃やし、憂いと心配事を吹き飛ばす」「ティルコネイル先住民の先祖」「モイトゥラ戦争と疫病などの理由でパルホロン族は滅びた」
・この後のジグソーパズルが完成できなくて躓きかけた。記述式のクイズも何気に難易度高かったのでは。
ミッション「とある英雄の話」
・チャプター1から7までのミレシアンの活躍を簡潔にまとめた演劇。おや?この流れは前回も……
・語り手「赤!青!…そして緑と紫!様々な色の鎧を着た4人の騎士が登場!」
→6人ではなく4人。
→G20で確認できるアルサン・エルベド・エイレル・ヘルインの4組の色(画像3枚目)。G23で探す主神の遺物もこの4色。
所属する組と外見からして、役者NPCはアヴェリン・トルヴィッシュ・ピーネ・カーズウィンに寄せてある?
→余談だが、4人の騎士から「ヨハネの黙示録の4騎士」を連想した。新約聖書において世界の終末を前に現れる、征服・戦争・飢饉・疫病(諸説あり)を司る存在。
G23の熱病が疫病にあたるとすれば、チャプター7でエリンを襲う災いに残る3つも含まれていたり……というのはさすがにこじつけか。
夜が訪れる音
・演劇の依頼人、モルフィドリアナス(以下モルフィ)との戦闘後……
・なんで!?出てきた!?そんなにしれっと!?
G22のエピローグムービー的に、このチャプターのラスボス格かと思っていたんですが!!
・「この人はベインだが?」→ベイン「まだ君が俺を忘れていなかったことは嬉しいな。ああ…。もし俺のことを忘れていたら、少し寂しかったかもしれない。」
→傍から見ればそういう仲だったのかと勘違いしそうな言い草である。
G22でも頰に触れてきたり、別れ際にやたら名残惜しそうだったりと距離感が若干おかしかった。
→遠征隊と行動を共にした「ベイン」としてミレシアンの記憶に残っているのが嬉しい様子。
魔王バロールの過去にも幹部ベイムネクの責務にも囚われず、ハイミラクの教義に従う一個人として自由に振る舞えたひと時だったのかもしれない。
・「あなたがバロールなのか」→ベイン「君が俺をそう呼ぶと、妙な気分だな。」「ああ…バロール・ベイムネク…。俺を呼ぶ名の一つだ。」
→以降、キャラクター名が「ベイムネク」に変わる。
→G22でもフルネームで呼ばれると「その名で呼ぶのはやめてくれ」と不満をあらわにしていた。
ポウォールの王「バロール」としての生は第2次モイトゥラ戦争でルー・ラバダに討たれた時に終わったが、「強撃の・強打する者」を意味する(ミレシアンのタイトルのような)「ベイムネク」はその限りではない、という認識だろうか。
→韓国版でも베임네크(ベイムネク)表記だが、北米版では普通にBalor (バロール)表記なので私の考えすぎかもしれませんハイ。
ただし、地の文では日韓と同じく「ベイン……いや、ベイムネク」と何度も言い直している。
・ベイムネク「この前の夜は、不本意ながら君を騙す形となったが…そんなつもりはなかったことを分かってほしい。」
→なんだその既婚がバレたワンナイト相手みたいな台詞は。
ゴメンで済んだら警察は要りません!と言いたいところだが、よく読むと謝罪すらしていない。余計にタチが悪い……!!
→素性を隠して遠征隊に近づいたのは、ミレシアンの特性を目覚めさせるためだったのだろうか?
ミレシアンの「面白い姿」(G22エピローグムービー参照)を見たいがために遠征隊にも手を貸したことから、トリックスター的な一面も窺える。その真意はハイミラク神のみぞ知る。
・げっ!!ケフレーン!!
いやお顔を拝めるのは素直に嬉しい!しかし前回一瞬で消し炭にされた記憶がよみがえる!
偽物のバロールよりはるかに怖い……
・モルフィ「私にもあの方の権能が宿っている!」→ケフレーン「だが…あなたの忠実な副官はどうでしょう?ついに、あの方の恩恵を授かったのかな…?」
→「あの方」=セーラなのか、それより高位の者なのか。ブリーの力を授ける存在がいるような口ぶり。(詳細は別記事)
→タレックはモルフィに心酔しているが、どうやら彼女と違って権能と呼ばれている力を持たない様子。
もしや、特性の発現条件は自分にとって最も大切なものを差し出すことだったり……現時点では憶測しかできない。
・ケフレーン「邪眼…」
→バロール呼びはやめろと言われて行き着いたのがこれ!?ケフレーンのそういうとこ好きです。
・ベイムネク「君がそう望むならそうしよう。俺の忠実なる副官様」
→相変わらずコルチゾール値の高そうなケフレーンに対してこの返答。
甘い言葉を囁いたり、かと思えば涼しい顔で煽ったり、人を手のひらで転がしている感が半端ない。
→翻訳の都合かもしれないが、時々口調が妙に芝居がかるところも個人的にはポイントが高い。
・そして4人は姿を消す。それにしても最近のNPCは顔パーツも装備も凝っていて羨ましい限りです。
・「(ベインがベイムネク…?頭が混乱する…。)」
→むしろG22の途中で勘付いていなかったのか、弊ミレシアン。
手がかりを追っていた謎の人物が実は隣にいた!ってプロット、ネクソンの十八番ですよ……(G2のリダイア、G11のネヴァン、Dramaのレラク、G21の初代団長)
ミッション「紛失物」
・ここでモルフィの痕跡を発見。
黒い予言書といえば全二十四巻から成る黒い表紙の古書……ではなく、テフドゥインで発見された例の黙示録。こちらには何が記されているのか。
長くなってきたので分けます。
《②はこちら:G23第一部 メモと雑感②》
薄い本的な感想(※カップリング注意)
大変お待たせいたしました、左右に関するあれやこれやでございます!!
ベイミレ、トルミレ(性別問わず)に言及いたします。
この先はどうかお好きな方のみご覧ください。
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ベイン改めベイムネクとの予期せぬ再会、ありがとうございました。
黒き月の教団の幹部であることが露見した以上、次は敵同士として相見えるのかと思っておりました。
それがまさかこんなに早く、何事もなかったかのように再対面を果たすとは……
立場が変わっても以前と変わらぬ調子でミレシアンに話しかけてくるベイムネクの本心が読めなくて怖いです。
いっそ「フハハハハまんまと騙されてくれたな!貴様の目は節穴か、俺こそが真のバロールだ!」ぐらい全力で魔王感を出してくれたら、こちらも遠慮なく吹っ切れられるものを!
そして、嘘は何一つ言っていないはずなのに「違うから!」と即座に否定したくなる、摩訶不思議なベイムネク流話術。
果たしてどこまでが本心で、どこからが言葉のあやなのか……
なんだろうあの不適切なイニュエンド、「夜」って単語が余計な連想をさせるからいけないんでしょうかね。
これトルミレが成立してるところのミレシアンにとってはどうなんです?
例の「守護者は息絶えた」問題が修正された時点で、姿は見えずともトルヴィッシュが確かに存在していることは約束されたようなもので。
後のクエストでは彼の痕跡もはっきりと確認できます。
ミレシアンと真に対等な唯一の存在である主神の剣は、時折そっと背中を押しながら彼/彼女の歩みを見守ってくれている。
ならば新たな神聖のプライドにかけて、どんなに同情・熱情・欲情を煽られようとも、絶対ベイムネクに心を許すわけにはいかないやつじゃないですか。
だからこそ誘惑がより一層魅力的に映るのかもしれませんが……
うちのトル&ミレ達はいずれもカプ未満だったので、ふと他所のお宅ではどうなのか気になった次第です。
理由が何であれ、ベイムネクがミレシアンに本気で執着しているのは間違いないと思われます。
その上で、ああいった誤解を招きかねない言い回しを多用するのは ①嘘偽りない本心だから、②ミレシアンをからかって反応を楽しみたいから、③ミレシアンを刺激し続けることで何らかの強い感情を己に向けさせたいから、さあどれだ。
ベイ→ミレの感情については「溶岩と雨粒」クエストの感想と共にみっちりと語り尽くしたいと思います。
この遅筆ぶりだと辿り着くまでに何週間かかるか分かりませんが、あれを書かずには死ねません。邪眼の試験だけで何枚スクショを撮ったことか。
ひとまず今回はここまで!