見出し画像

【特別編】シンガポール移住事情②|Vol.394-397

今回は番外編、シンガポール移住で気になる二つのトピックをそれぞれプロに相談しました。
子供の教育のプロ、そして本来なら出演できない、超富裕層の資産運用を行うプライベートバンクの中の人に根掘り葉掘り質問しました。

▶動画の一気見はこちらから◀

前編出演者

ゲスト■岡部 優子(おかべ ゆうこ) Culture Connection Pte. Ltd.
早稲田大学大学院卒。JPモルガン証券を経て、シンガポールのインターナショナルスクールと日本人ご家族の架け橋の役目を果たしたいとカルコネ(Culture Connection)を設立。現在までに1500件を超える多くのご相談経験と、学校の最新の情報をもって、お子様に最適な学校選びをサポート。インターナショナルスクール紹介事業はシンガポールでトップレベルの実績を誇る。 ご家族の皆様と真摯に向き合い、ご希望を聞きながらご納得いくまで学校選びにお付き合いすることを信条とする。

聞き手■島袋 直樹 M&A BANK株式会社 取締役会長

シリアルアントレプレナー。26歳でインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡し、2018年3月よりM&A BANKの運営を開始。「事業は創って売る」をモットーとする。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。



【シンガポールでの教育①】インター校・日本人学校への進学事情〈No.394〉



子供の学校選びをプロに相談!


岡部代表プロフィール

Culture Connection Pte. Ltd. (カルコネ) 代表
2012年からシンガポール在住、2014年から現職
インターナショナルスクールの入学をサポート


日本人の子供の教育事情@シンガポール


シンガポールでの進学の選択肢
インターナショナルスクールか日本人学校
公立校(ローカル校)はほとんど入れない

学校の数・選択肢は多すぎるほどある
メジャーなインターナショナルスクールだけで30校
他に私立校もある

学校の種類ごとの特長
インター校はテクノロジーに強い傾向
ローカル系インターならシンガポーリアンも半数いる

アジアの慶應?ACS
アジアの富裕層が集まる、レベルも高めの学校
企業・病院経営者や政治関係者の子供が多め

カルコネさんのサポート
人気校は英語力が必要な場合が多いため、好みや保護者の考え方をもとに
1校目には移住してきて最初に入れる学校を紹介
希望があればその後の転校についてもアドバイス

気になる学費は…
価格帯低めのインターで月12万円ほど
それ以外では小学1年生で月20万円ほど
数年単位でさらに上がっていく

コロナで3万7千人いる日本人は減っていくか?
コロナで仕事が減り、VISAの基準が厳しくなったのは事実
コストも高くつくので駐在は減るかもしれないが、今も入国できる国として起業家・経営者の人気は高いまま



【シンガポールでの教育②】学校選びの流れ、人気校や先輩のリアルな声〈No.395〉



学校入学までの流れ


学校をまず先に決める
学校の場所から家を決めることが多いので、移住を考えている方はまず最初に相談を
勉強会で先輩移住者の話を聞いてイメージを固め、移住のタイミングの1年~半年前から学校選びを始める

親が英語を使えないと入れない?
入学までのやりとりではカルコネ社が間に入るので、その時点で100%対応する力がなくても問題ない

学校見学・コロナ禍の対応
ビデオミーティングでの面談やバーチャルツアーでの対応が進んでいる


注目!リアルな進学事情


ぶっちゃけ、人気なのは?
※ 詳しくは ↓

母国語の学習問題
インターナショナルスクールだと全部英語になるため、日本語学習も意識的に行う必要がある
日本語を習える学校を選ぶ、KUMONに通わせるなど

インター校入学のボーダーラインは?
高校から入れるインターナショナルスクールは少ない
日本の学校に籍を残して1年間留学する方法もある

インターor日本人学校 の選び方
※ 詳しくは ↓

「なにかあって当たり前」
多国籍でいろんな生徒や教師がいるため、いじめやアジア人差別などを経験する可能性もある
ただし、日本に比べ転校は頻繁にあるので明るくとらえてほしい

移住・留学のご相談受付中
学校選び~入学手続き~入学後まで
バイリンガルのコンサルタントがサポート
母子留学ならVISAの取得支援も



後編出演者

ゲスト■Mさん バンカー
シンガポール歴5年のバンカー。

聞き手■島袋 直樹 M&A BANK株式会社 取締役会長
シリアルアントレプレナー。26歳でインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡し、2018年3月よりM&A BANKの運営を開始。「事業は創って売る」をモットーとする。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。


【プライベートバンクの中の人①】シンガポールでの資産運用がすごい理由〈No.396〉



シンガポールでの資産運用、プライベートバンクの中の人が登場!


今回は顔出しNGゲスト!
シンガポール歴5年のMさん、日本にいる時からバンカー

シンガポールでの運用の利点①税率
シンガポールに移住してから運用すると完全非課税
税金を引かれなかった分でさらに再投資できる

シンガポールでの運用の利点②レバレッジ
日本では有価証券を担保にお金を借りることができてもそれを運用すると法律違反になるため、日本では顧客の意向でやっている形をとる

シンガポールではレバレッジをかける提案を堂々とされる
現金で債券を買い、それを担保にまた債券を買う形
利回りは10%近くなり、3~4倍の金額を借りることも可能

日本で禁止された経緯
日本でもバブルの頃は投資信託に近い保険を担保にさらに株を買い増す方法が取られていた
バブルで元本が全部溶けてしまったため、今は禁止になった

シンガポールで実現できている理由
シンガポールは社債・国債など債券にレバレッジをかけるので、デフォルトでもしない限り大きくは動かない

シンガポールのプライベートバンク
欧州大手:HSBC、UBS、クレディスイス
ローカル:UOB、DBS、OCBC
日経:みずほ、三井住友、野村、大和、日興

口座開設の基準が法律で決められている
シンガポールでプライベートバンク口座を開くには約8千万円の金融資産を所有している必要がある

銀行ごとにも基準がある
銀行が顧客を抱える際は綿密な調査が必要(国の規制による)
コストがかかる分、資産額が少ない顧客は効率が悪いため、3億円~5億円などが下限額とされることが多い

プライベートバンクに預けている額の平均は?
日本人なら中央値で5億ほど
飛びぬけている人もいるので平均だと10~20億円

バンカーの給料は歩合制、億単位の年収もざら⁈
近隣国の王族が顧客にいる場合もあるため、1%の手数料で数十億円得られることも
税率も低いのでかなりの額を持っている…⁈




【プライベートバンクの中の人②】レバレッジで9倍に⁈相続・トラストの話も〈No.397〉



まだまだ聞きます!SGでの資産運用


10億円あったらどこまで増やせる?
もちろん商品や株価によるが、撮影当時の景況なら株で2~3倍にすることは可能
コロナで株価が下がった際に買っていた人なら尚更
投資信託・ETFのような2~3倍レバレッジがかかっている商品に借りたお金でレバレッジをかければ9倍にも届きうる

大損して日本に帰る人もいる?
カジノですった人はいるが、運用では聞かない
本当にお金を持っている人は遊び金でギャンブルをする

シンガポールのプライベートバンクも昭和の日本と同じ⁈
レッドオーシャン、どこで買っても変わらない状態なので、本当のお金持ちに気に入られることが大事
毎日飲みに行きすぐに駆けつける、昭和な営業スタイル

接待も日本と変わらない?
1次会はおいしいレストラン、2次会はいろんな人種の女性がいるお店へ

20代で何億もの資産を持つ人はいる
プライベートバンクの口座開設は法律で21歳以上と決まっている
資産家の親からの相続が多い


気になる相続系サービス


プライベートバンク トラストのサービスは?
シンガポールでは相続財産が直接承継されず、裁判所の監督下で清算手続きを経てから分配される
その仕組み(プロベート)を避けるためにトラストを組む

日本人がトラストを組む税金メリットはかなり少ない
10年以上海外在住でない限り、工夫しても日本で税金がかかる
相続税の対象から外れないと税金のメリットはなく、プロベートを外せるだけ

最も無駄のないトラストの組み方
一番いいのは死ぬ直前に組むこと
トラストを組むと手数料がかかるので、何十年にも渡ると妥当性は下がる


あの都市伝説を検証!!


資産をシンガポールに移せば節税できる⁈
SGでの口座開設、法人設立や保険加入を薦める人もいるが、厳格にやればすべて日本の税金がかかる(タックスヘイブン税制)

シンガポールに国税の人が潜入してる?
2人いるとかいないとか
海外に流れている資金を指摘できると評価されるため、熱い視線が注がれているはず






▼M&A担当者・検討中の方向けコンテンツ


▼定額でM&Aの相談ができる、セカンドオピニオンサービス


▼その他ご相談、お問合せはこちら