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【旅ログ】ミラノサローネとブレラ絵画館とジェラート

自分の世界を広げるために不定期で行う海外旅。
今回は4月、10日間のスペイン・イタリアで、
体験したことや感じたことを記録します。

前回


今日はミラノサローネに行く。

その前に寄り道。ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に来た。

3ヶ月前にチケットを買ったけど、カード認証がはねられて、気付いた頃にはもう売り切れになっていた。
だから絵は見れない。

外観だけ眺めた
街中にはトラム
石畳と線路、すごいな

ここから歩いて10分のところに、人気なジェラート屋さんを発見したので、ヴェネツィアで不発だったイタリアジェラートのリベンジに行く。

暖かい今日は、ジェラート日和
ギリシャヨーグルトとキャラメルソルト
「ビスケットつける?」と聞いてくれた
500円くらい

お、い、し、す、ぎ、る、、

ギリシャヨーグルトは、めちゃくちゃ濃厚で酸味もあって、チーズとヨーグルトの良いとこ取りみたい。キャラメルソルトは上品な味で、しっかり甘いけど、後味はさっぱりしてる。

あぁ、ずっと食べていたい。ため息が出る、愛おしい。


さて、勉強勉強。

地下鉄に30分乗り、ミラノサローネの本会場に来た。

毎年4月に開催される
世界最大規模のインテリア見本市
1日券で4000円くらい

会場が、あまりにも広い。
コストコみたいな大きい倉庫が何個もあって、1日では回りきれない。

バルセロナ発、南インド作のラグ
かわいい
なんかスタイリッシュなイタリアの筋トレ家具
イタリアのブランド「タッキーニ」のライト
どこ、ここ

見たいブランドがいくつかあったけど、ここから1時間くらい出口が見つからなくて心が折れ、滞在時間1時間半ほどで帰った。


本会場だけじゃなくて、街の至る所でもミラノデザインウィークは開催してる。

無料でいろんな展示スペースやアトリエに入れて、空間の使い方も様々で、個人作品も多く、こっちの方が自由で好きだった。

リサイクル素材のクッション、かわいい
壁中にファブリックがぎっしりで没入感のある展示だった
フランス「Sunbrella」× Liz Collins
空みたいなライト
ミラノ「HALO」
韓国のグループ展や、
日本企業×デザイナーチームの展示も
道を間違えて迷い込んだ先にあった、照明の展示。
迷ってよかった。
Stefania Di Petrillo

この作品のポストカードが外に置いてあって、欲しかったけど貰っていいのか分からなかったので、10mほど先にいたスタッフのお姉さんに口パクで「ポッソ?」と聞いてみた。

Posso?」はイタリア語で「〜してもいいですか?」というニュアンスで、初めて使ったけど口の動きだけですぐに伝わり、にっこり頷いてくれた。
そのコミュニケーションがとてもスムーズで、楽しかった。

ポストカードゲット

糖分補給にカフェに入った。

棒に刺さってるコロネを注文

アランチャロッサ(ブラッドオレンジジュース)がお気に入り中なので、メニューに無いけど聞いてみたら、出してくれた。

しかも炭酸だった。
うんまっ
甘さ控えめでスッキリしてて、濃い。

コロネは、クリームがねっとり甘めで、さくっと薄い。コーヒーと合わせるやつだ、これ。

合計900円ほど。ちょっとお高め。

地元の人に愛され系カフェ

ブレラ絵画館に行ってみる。

「イエスキリストが亡くなった姿を足の裏からの角度で描いた絵が、当時世間で衝撃だった」という話を中学生のときに美術の授業で聞いて、印象に残ってたので、その絵を観に行く。

トラムに乗る
チケットをガションとする
※やらないと抜き打ちで罰金2万くらい取られる
木造のトラムで、居心地いい
「昔風」ではなく、リアルに年季があって、
こういう乗り物が普通に日常で使われてるのが羨ましい

ブレラ絵画館は、入り口が見つからなくて大変だった。

受付の人に聞いても「あっちの方」としか言われないし、あっちの方のスタッフに聞いたら、また「あっちの方」と言われて、行ったり来たり。

ブレラって書いてあるのに
入り口がここではないというトラップ
謎の翻訳履歴が残った

ブレラ絵画館、行って良かった。

大きな油絵がたくさんあって、日本では体験したことのない贅沢な気分だった。
例の絵も観れた。

椅子もゆったりしてる
これめっちゃすごかった
ルーベンスの『最後の晩餐』1630-32
ユダと、足元の犬の目が、心にゾンッて刺さる
絵を観ながら絵を描いてる人がいて、
気になってよく見てみたら、、
なんでそうなった!?という絵を描いてた
併設されてるブレラ天文台にも行った

天文台を出るときに、スタッフのお姉さんにはにかみながら「チャオ」と言われ、ほっこりしながら「チャオ〜」と初めて言った。

チャオは初対面では失礼にあたるってネットで見たけど、必ずしもそうじゃないんだなーと知った。
体感する知識が大事だ。


ミラノは、ドライな人が多くてなんか冷たい感じだなと思ってたけど、そう見えるだけでそうでもないと、途中から思ってきた。

帰りの電車で立って寝かけてたら、おじさんが私をトントンとして「あの席空いたよ」と無表情&無言で教えてくれた。

スーパーとパン屋さんでも、硬貨の種類がよく分からなくて手のひらにあるだけ出したら、これとこれねって、無表情で世話をしてくれた。

ヨーロッパとかって笑顔がマナーみたいなイメージがあったけど、そうじゃないこともあるんだな。

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