見出し画像

『ウミガメ』の卵

おはようございます。

昨日はひさしぶりに大学に行ったら、
サークルの新歓にこの歳にしてやっと勧誘されなくなったので、
自分の成長を実感しました。
(#去年まではされていた)

さて、今日はある1冊の本について考えてみたいと思います。

それは、『若者よ、アジアのウミガメとなれ』という本です。

実は、これは西野さんに「絶対読んだ方がいいよ!」と
おすすめされた本。

今日は、この本を読んで思ったことと、
どうして西野さんがこれをおすすめしてくださったんだろう
ということに
ついて書いてみようかなと思います。


そもそも、西野さんにこの本を紹介していただいたのは、
インターン開始の前日にスナックCANDYに急遽呼び出していただいたとき。

「いま自分が大学生だったら何するだろうね」とか、
「若いうちはこれがいいよ」といったお話をしていただいてて、
その中で「これは読んでおいたらいい!」と教えていただきました。
(今思うと、最高の新人研修だった!)

「海外に行った方がいい!日本以外を見ておいたほうがいい!」という
お話の中で、この本だった気がします。

で、『若者よ、アジアのウミガメとなれ』を簡単にご紹介すると、
著者は加藤順彦さん。

大学生のうちに(株)リョーマというめちゃくちゃ尖った会社を起業し、
その後は広告関係やIT関係でさまざまな実績をあげ、
今はシンガポールに移住して、起業家たちの支援をされている方です。
(#エンジェル投資家)

本書は、そんな加藤さんの成功や失敗について
ご自身の人生を振り返りながら、
次の世代に向けたメッセージが書かれていました。

その中で加藤さんは、「海外に出る」というメッセージを強調されていて。
正確にいうと、あるひとつの国や地域にとどまらずに、
世界標準の環境に身を置くことの大切さ
を強調されていました。

そのキーワードになるのが、『ウミガメ』

この『ウミガメ』にはふたつの意味があります。

まずひとつは、
「国の外で起こっているイノベーションを、産業や雇用や経済に
つなげているという意味で、まさに『外から富や希望を持ってくる人たち』」
(本書より引用)

海の向こうに行って、何かを磨いて、蓄えて帰ってくる、みたいな。
(#中国でよく言われる表現らしい!)

そしてもうひとつが、
「無事に帰ってきて、生き延びられるのはわずかひとにぎり」

本の中では、ファインディング・ニモの例えがあげられていたけれど、
無事に生まれた浜に戻って来られるのは、5000個の卵に対してわずか1匹だそうです。

でもその一匹に意味があって、その一匹がまた大量の卵を産む。

だから、挑戦させる「量」が必要なんだということでした。

この本を読み終わってみて、
あらためて西野さんがこれを『新インターン生』におすすめしてくださった意味について考えていて。


まず、ひとつ目の『ウミガメ』に関しては、
一見ありきたりなアドバイスにきこえるんだけれど、

これから自分の会社で働こうとする学生に
『外に行ったほうがいいよ!」というのは、普通じゃない
なと(笑)。

西野さんはよく「会社は踏み台にしてほしい」とおっしゃているけど、
本当にそう思ってくださっているんだなというのがわかりました。

本当におもしろいエンターテインメントを作ることだけを考えていて、
だから部下を増やしたり、縛ったりするよりも
外に泳がせて、おもしろいことをさせてくるほうがいい。

その時の肩書きはあまり関係がなくて、
『おもしろい』が広がるならそっちの方がいい、と。

そして、もうひとつの『ウミガメ』に関しては、
単に「ビジネスの世界は厳しいよ」ということだけじゃなくて、
やっぱり『量』なんだということ。

才能や運ももちろんゼロではないけど、
やっぱり5000個卵を産まないと、
そもそも生き残れる一匹すら生まれない。

インターンの最終面接のあとの飲み会でも
「結局、量でしかない」と仰っていたけれど、
やっぱりそうなんだな、ということがあらためてわかりました。

そして、わたしが今いる環境は、
こんなことを体感で学ばせてもらえる環境なんだな、と。

解凍して役に立つビジネス書はすでにたくさんあるけれど、
ここでは、現在進行形で、ビジネス書の「言葉」に冷凍される以前に、
生のトライ&エラーが繰り返されているんだと気がつきました。

身体でビジネス書を読む感じ?(笑)

しかも、ここには西野さんだけではなくて、
田村さんやヤンさんなど、いろんな業界のプロの人たちがいて、
「もっともっと今の環境を生かさなきゃもったいない!!」と
思いました。

具体的にプロジェクトが動きはじめることで、
目の前のタスクに追われてしまいそうになるけど、
こうやって俯瞰して、いま自分のやっていることを解釈できる目を常に持っておきたいです!

さあ、今日はふたたび『映画 えんとつ町のプペル』の打ち合わせに
参加させていただくので、がんばります٩( ๑•̀o•́๑ )و

トップの写真は撮影・またにぃです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?