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線路は続くよどこまでも~鉄道パスで巡るヨーロッパ1か月の旅~

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当時21歳の女子大学生(私)がトラベルモニターを引き当てて日本を飛び出した話。 せっかくなので当時のリアルな心境と、軌跡を手書きで綴った旅行記をこの度マガジン化。 強力なバッ…
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2018年3月の記事一覧

008 Berlin

Berlin 2016  PM1:00過ぎ ベルリン中央駅に着いた。まず両替を済まそうと駅で両替所を探したが、なんと1€が147円もする。(当時1€=130円)こんなに手数料取る気か。馬鹿らしくなってやめた。もっと安い所を探そう。 ベルリン中央駅は今まで訪れた駅の中で断トツで近代的で大きな駅だった。ホームが2つの階に分かれていて、立体交差になっているのだ。  宿まではバスで一本ベルリンフィルハーモニーのホールから歩いて10分ほど。今回のYHはそこそこ大きな場所だった。週

007 Prague

Prague 2016 2月4日 Euro City 172号は定刻通りに出発した。  列車が発車してすぐ、検札にきた車掌にチケットを見せ、私は寝た。 長い長い列車の旅。 今回はプラハまで6時間半。寝るのが一番暇つぶしになる。  AM9:00前、SIMフリーのスマホが震えて起きた。どうやら私を乗せた列車はハンガリーの国境を越え、スロヴァキアに入ったらしい。2人目の車掌がやってきて、またチケットを見せた。−−AM9:15  AM10:15 食堂車のスタッフが「準備で

006 Budapest

Budapest 2016 2月2日PM12:08@Budapest, kelenfold.  少し遅れて列車はブダペストのKelenfoldという駅に到着。 当たり前だがどこを見渡してもやはりハンガリー語。まず駅のインフォメーションセンターがどこにあるのかが分からない。  ビラ配りのお兄ちゃんに英語で聞いたらハンガリー語で返された。教えられたとおりに進むと確かにあった。そこで番号札をとってやさしそうなおばちゃんに宿までの行き方を聞き、市内交通の1日券をカードで買った。

005 Vienna

Vienna 2016 1月31日 イミグレーション。 パスポートチェックを受ける。私を乗せたEuro Cityはスロヴェニアに突入。そこから気が付いたら2時間ほど寝ていた。列車はもうオーストリアに入ろうとしていた。Spielfeld-Straβという駅に着くと、赤いコートを着たアフリカ系の女性が入ってきた。ここにきて初めての相席だ。「この列車はウィーンまで行くかしら」と聞かれた。「YES」ーーAM10:48@オーストリアのどこか  その後のおもしろいエピソードを教えよう