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KOTOBA SLAM JAPAN2024東京中央大会 感想

早いものでもう1週間が経ちました。6月23日、私が主催の1人を務めるKOTOBA SLAM JAPAN 2024東京中央大会が行われました。
前回より参加者を増やして20名による熱いポエトリースラムが行われ、三刀月ユキさんが見事に優勝されました。おめでとうございます🎊

集合写真

何度もお会いしている方も、スラム自体この日が初めての方もいらっしゃいましたが20人20色。
個性をぶつけ合う激戦でした。

今、全国で開催中のKOTOBA SLAM JAPANですが、大会ごとに様々なルールを採用。
ビートあったり、即興あったり、大喜利あったり...。その中で東京中央大会は最もオーソドックスな3分間勝負!
でもそれが本当に面白いのです!

来月下旬にはYouTubeで視聴可能になると思いますので是非ご覧ください。
YouTubeでは伝わらない、という場合は現地にお越しくださいね。

また、大会の最初に私と、2021年日本代表のコオリヒロノブさんによるサクリファイス(デモンストレーション試合)を実施。審査員5名の点数の最も高い点数と低い点数を除いた3名の点数が得点となる世界標準のオーソドックスなルールでしたが、なんと3名の得点で同点!
その場合、除いた2人の得点も足すことになっており、結果0.2点差で勝利させていただきました!!
結構書くの大変でしたが本当にやってよかった!

サクリファイスで読んだ作品


氷溶かすこの言動
氷溶かすこの言動

天も地も凍りついた6600万年前
恐竜の時代は転換
父が、母が雪の下で研鑽
築いた天下

変化
全ては新たな始まりだ

街も人も凍りついた2年間
家が、仕事が、社会が檻となった夜
1日の25時間目を使って詩を紡ぎはじめ
あてもなく漕ぎ出した小舟

画が見える
声が聞こえる
だから言葉にする
それが船となり、檻を壊す武器となり


画が見える
声が聞こえる
だから言葉にする

檻を壊し
船に乗り
小道の果てに集う者たち
獅子は長々と咆哮を響かし
MARIOは残機を減らし
何度でも軽やかに爽やかに復活し
青き風に桜の花弁舞い遊び
月の出る空、賢治描いたよだかの星が燃え続ける
「こんな人生じゃない」と言い、荼毘にふした
夢の数は知れないが

ネアンデルタール人の遺伝子が
今も息づいていることを電子が予感したように
白亜紀の川から連なる渋谷川は
見えずとも聞こえずともそこに流れていて
夢のかけらは命の底、パラパラと堆積している
泰然とSilent
(サイレン音)
サイレン音が告げるのは空襲ではなく始まり
Not Sad and War
檻を壊すためには爆弾も弾丸も要らない!
さりとて団欒だけではない
サンセット超えて
カーテンコールまで魂燃やせ溶かせBurn and Go

小舟は今、進路を得た
「運ぶね」と言われて優しく乗せてもらうノアの方舟じゃない
さあ行こうぜ!氷砕き進む20の砕氷船
初めてでも再挑戦でも
目指す頂点、その先も続く大長編
繰り返す3分間
時速3ノット
We cannot stop
遠く遠く
宇宙よりも遠い場所へ
止められないこの意志
切り拓くこの道

そして、ここにきた!渋谷SONICA!
今日も照らす光、振る雨は優しく氷解かす
その果てに
テラーフ、れいん、コオリと化す!
見せてみろ!
檻壊す、その言動を!

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