医師向け_ChatGPTの使い方
はじめに
これが初の投稿になります。内科医をしておりますが、エンジニアリングにも興味があり、AIの開発なども手掛けております。最近話題のChatGPTを使用したところ、かなり便利です!英文のチェックや、要約に使えます。劇的に仕事が早くなる?!
ここでは①ChatGPTの紹介と②ChatGPT事始めについて説明します。
なおChat GPTは現在無料ですが、今後有料になるかもです。
またChatGPTに入力したものは学習として使用されるそうなので、公表前の科学論文を入力する際には注意が必要です。
①ChatGPTとは
まずChatGPTとはなんぞやですが、wikipediaでは下記のように書いてあります。
早速ChatGPTに何ができるか聞いてみました
ご覧のようにChatGPTは欠点もあるものの、的を射た回答をしてくれます。具体的なところは今回は省くとして、次の項では皆さんのコンピューターでChatGPTが使用できるようにしましょう!
②ChatGPTことはじめ
ChatGPTはGPT-3.5という深層学習に基づく自然言語アルゴリズムに基づいていますが、プログラミング素人の方でも簡単に使用できるようになっているので安心してください!
1.アカウント作成
ChatGPTの開発元であるOpenAIのサイトからアカウントを作成します。下記サイトにアクセスします。
https://chat.openai.com/auth/login
「Sing up」をクリックしたあとは、それほど難しくありません。
メールアドレスもしくはGoogleなどのアカウントに紐づけてアカウント作成をしてください。
ご自身のメールに確認用のメールが届きますのでメールの 「Verify email address」をクリックすれば認証され、ChatGPTが使えるようになります。
2.ChatGPTを使ってみる
先ほどのURLから、登録したメールアドレスなどでログインしてください。
https://chat.openai.com/auth/login
するとブラウザ上に下図のようなものが表示されます。
下図3の赤で囲った部分にテキストを入力して、Enterを押すか、右の矢頭ボタンをクリックするとChatGPTが答えてくれます。
日本語でも質問できます。図3の下のほうの「Search on the web」をOnにするとweb検索に基づいた回答になってしまってしばしば英語で返答されます。図4は同機能をOffにして「登山の時にもっていくべきものを教えてください。」と聞いてみました。ほぼ完璧ですかね?個人的には注意事項も書かれていることが秀逸だと思いました。
3.英語の文法をチェックしてもらう。
それでは、英語がちょっと苦手だけど、論文書かなければいけないという方に、ChatGPTを使った英文法のチェック方法をお伝えします。
非常に簡単です。下記のように打ってみれば、理由も含めて教えてくれます。
解説の英語がわからん!ということであればChatGPTに聞いてください。
4.英文を要約してもらう
専門外の科学的論文を読む時間がないけど読みたい!というときにChat GPTは有効かもしれません。。。
NEJMに掲載された下記の論文を要約してもらいましょう。
下記のURLで表示される論文テキストをコピーしてそのまま全部張り付けてください。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2213907?query=featured_coronavirus
するとつらつらとサマライズしてくれます。若干おかしなサマライズをしたり、結果部分が短くなるような傾向を感じましたが、サポート的に使用するのであれば問題なさそうです。
なお日本語で答えてほしい場合は Summarize following text in Japanese. のあとに本文を張り付ければ日本語で答えてくれるはずです。
おわりに
今回は、2022年12月に公開されたChat GPTを紹介してみました。AIを使用しているだけあって、ミスは当然あるものの、かなり強力な自然言語処理AIであることがわかりました。文法のチェックなどでは相当に使えそうです。あまり依存してはだめですが、こういったツールが公開されている以上、使いこなす人とそうでない人の処理能力の差は開いてしまうでしょう・・・。
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