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分身ロボットカフェ

note投稿60日チャレンジ、44日目。

今日は分身ロボットカフェに行ってきた。
いつも応援していただいている純平さんから、分身ロボットカフェの常設店を紹介してもらい、初めてOriHimeロボットを体験してきた。

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分身ロボットカフェとは

分身ロボットカフェ
ALSや脊髄損傷などをはじめ、病気、入院、海外在住、様々な理由で、自分の体を現場に運んで働くことが困難な方々が、自宅や病院にいながら自分の分身となるロボット「OriHime」を遠隔操作し、お客さまに喜ばれる接客を行う事ができるかという実験カフェ

寝たきりでも働ける「分身ロボットカフェ」実験店 常設化プロジェクト! から引用

ロボットと聞くと、プログラムで人格を持たせて、全自動で動いたり喋ったりするイメージがあるが、このOriHimeは違う。

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操作をしているのは、さまざまな事情で遠方にいる「人」だ。
だから、操作をしている人と自由に会話も楽しめる。

見た目はロボットだけど、遠方で生活している人の意志で腕や頭が動く。
だから「分身ロボット」と呼ばれている。


分身ロボットカフェでは、難病によって外出が困難な方が接客をしてくれた。
飲食スペースの席には、1台のOriHimeが設置されていた。
着席してしばらくすると、OriHimeの目がグリーンに光り出して、北九州市に住んでいるりょーさんが操作するOriHimeが起動。料理の注文を取ってくれた。


私はローストビーフプレートを注文。
ローストビーフのボリュームがあって、めちゃくちゃ美味しかった!

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OriHimeの眉間にはカメラが付いていて、私達の表情などがよく見えているそうだ。
また、小型のマイクとスピーカーも席に設置されているので、私達の声は、りょーさんに聞こえている。
そして、スピーカーからりょーさんの声が聞こえて、OriHimeとの会話ができるという仕組みになっていた。

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OriHimeがキュートだと思ったのは、顔や腕が動かせて、さまざまなポーズが作れるところだ。
お話しに合わせて、腕を動かしているのを見ていると、ロボットが意志を持って話しているように見える。
こうした身体的な動きのあるコミュニケーションも楽しめて、愛嬌があって親しみやすかった。


孤独が解消される世界を目指す

この分身ロボット「OrihHime」を開発しているのは、吉藤オリィさんこと吉藤健太郎さんだ。
子ども時代の3年半の不登校の経験から世界最大の科学大会で大賞を受賞。後にロボット研究者として孤独が解消される世界を作るために、日々開発をしている方だ。

分身ロボットを作るきっかけになった、オリィさんの親友、番田さんの記事はぜひ読んで欲しい。思いが詰まっていて、毎回泣いてしまう。

人に必要とされることで、孤独は解消できる

オリィさんの著書「孤独は消せる。」では、このように書いてあった。

私がつくりたいのは、ロボットではない。
「その人が、そこにいる」という価値だ。
(中略)
人は、誰かに必要とされたい。
必要としてくれる人がいて、必要とする人がいる限り、人は生きていける。それが私がOriHimeの開発を通して多くの人と出会い、
今考えている孤独を解消する答えである。

オリィさんのこの言葉の意味は、転職活動で苦労をした時の経験から理解できる。

私がフリーランス時代に仕事が激減して、無職になったことがあった。
転職活動をしても、軽く50社は落ちまくり社会との接点を失った。そこで、誰からも必要とされていないと、長い期間感じたことがあったのだ。

今まで見慣れていた当たり前の景色が、全く違って見えたのを覚えている。

人から必要とされていないと感じてしまう事から、自分を責めたり自信をなくしてつらかった。まさに孤独を感じた時期だ。

後に、仕事が決まり仕事先の人間関係や、クライアントから必要とされているという実感が持てたことで、孤独感が解消されていった。

人から必要とされている限り、生きていけるというのは深く納得した。

分身ロボットカフェなどでOriHimeを使うことで、外出困難になってしまった方や、難病によって仕事の選択肢がなくなってしまった方に、
その人が出来ることで、人から必要とされていると思える機会が作れる。

孤独を解消できる世界が、この分身ロボットカフェから拡がって欲しいと心から思った。

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【今日の #まートレ
ピンチャ1分

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