遠くの霊と生きること、「記憶」への柔らかい主観的体験の介入
昨夜、震災で生き残った人たちと死者の繋がりを記録し続ける、東北学院大の金菱清教授の研究に関する記事を読んだ。
幽霊譚のベースにあるのは生者側からの死者に対する認識であること、そして歴史の構築の過程に介入する側面を持つ「記憶」に混じる柔らかい(あるいは主流ではない?)主観的体験について考えていた。金菱清教授が行なっている研究は私にとって、3.11という日本のランドマーク的なトラウマに極めて個人的な体験が絡むことを「許す」ような内容に思われて、また、自分の中ある3.11を経験し