【残業代計算ソフト】労働問題自分で解決する.com
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労働問題には、時間外動労に対する未払い賃金(以下「未払い残業代」)、パワハラ、セクハラ、不当解雇、不当な人事考課などさまざまなものがありますが、これらの中で最も多い事件が未払い残業代です。
未払い残業代を労働審判で相手方の会社に請求する場合には、残業代の計算書を申立書と合わせて裁判所へ提出する必要があります。
裁判所へ提出する残業代計算書に定められたフォーマットはありませんが、付加金としての遅延損害金を計算する必要があります。遅延損害金には「法定利率」の年3%と、「賃金の支払いの確保等に関する法律6条」に定められている14.6%があり、これらを計算するのに慣れていない場合は少し手間のかかる計算を行う必要があります。
そこで、当記事では、未払い残業代を遅延損害金を含めて計算できる2つのツールを紹介・掲載しています。
エクセルの操作や入力に自信のない方は、残業代の計算のみを司法書士などに依頼する方法もひとつの方法です。比較的料金は高額ですが、「残業代計算,司法書士,社会保険労務士」などのキーワードでGoogleで検索なさってみれば、いくつかの事務所が見付かるはずです。
🔵ツールA:「給与第一」
京都第一法律事務所が公開している残業代計算ソフト(エクセル)で、このソフトを使用している弁護士事務所は多くあり、業界のスタンダードとのことです。
ダウンロードして使用していただく形式で、ダウンロードできるファイルは次のとおりです。
①給与第一(Ver0.641)(zip形式 1,257KB Excel2007以降のみ対応)
②給与第一(Ver0.64)使用マニュアル(証拠提出用PDF版)
③給与第一 きょうとソフトを用いた訴状記載例
ダウンロードは、京都第一法律事務所が運営している「残業代請求専門サイト」より行って下さい。
💻残業代計算ツール 給与第一
上記の「給与第一」(京都第一法律事務所にて公表)にて作成した私の残業時間計算書のPDF版は、以下の有料部分に掲載しております。
🔵ツールB:京都地裁スタンダード
大阪地方裁判所の裁判官が作成したものです。裁判官が作成したものには説明書きがなく、一般の方では操作が難しいものでしたので、ツールの機能はそのままとして、私が一般の方でも理解しやすいように説明書きを加えたものです。
労働審判になった場合、相手方の多くは弁護士を代理人とし、その代理人弁護士より京都地裁スタンダードで作成していただけないかとの要請をされる場合があります。要請される理由は、残業代請求事件で裁判官と双方の弁護士が同じデータを共有することで、早期に争点をしぼって効率的な審理(また和解協議)に活かそうという趣旨で開発されたものであるためです。
代理人弁護士が京都地裁スタンダードを要請してくるのは、京都地裁や大阪地裁など関西に限ったことではなく、東京やその他全国の弁護士も同様です。
京都地裁スタンダード(エクセル)は、下記のリンクよりダウンロード下さい。
なお、
・エクセルの操作方法などのサポートは行っておりませんので、あらかじめご了承下さい。
・私の計算内容が入力済です。
✅ 以下の有料部分にダウンロードのリンクを貼っております。
💻残業代計算ツール 京都地裁スタンダード
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