音声配信のタイトルづけの重要性
今回のテーマは音声配信のタイトル付けについてです。
以前、ある出来事をきっかけに、「音声配信においてタイトルがいかに重要か」がわかる、ちょっと興味深い発見があったんです。
4人の配信者、4通りのタイトル
昨年、私を含む4人のVoicyパーソナリティ（私、misaさん、香村薫さん、あやじまさん）で京都に行く機会がありました。
同じくVoicyパーソナリティの伊藤東凌さんが副住職をされている両足院を訪れ、その後4人で一緒に収録したものをそれぞれのチャンネルで配信したんです。
その時のタイトルが、本当に興味深かったんですよ。
ちょっと想像してみてください。
内容は全く同じものを配信したのに、4つの全く違うタイトルが並んでいるんです。
それぞれのタイトルを見てみましょう
（タイトルから該当する配信に飛べるので、是非聴いてみてください）
私（まあち）
「伊藤東凌さんに会いに、建仁寺の両足院へ」misaさん
「おとなの体験ツアー！京都のお寺でプチ坐禅を初体験！」香村薫さん
「瞑想🧘♀️を体験したら、人生観が変わりそうな気がした話」あやじまさん
「お坊さんに聴いたお寺経営！ヨガから始まった両足院改革」
面白いですよね？
同じ体験をして、同じ放送を流したのに、こんなにも違うアプローチで表現されているんです。
タイトルの重要性
実は、このタイトルの違いこそが、音声配信の世界では非常に重要なんです。
なぜでしょうか？
第一印象を決める
タイトルは、いわば「本の表紙」のようなもの。
リスナーさんが「聴いてみようかな」と思うかどうかを左右します。内容の予告
この放送でどんな話が聞けるのか、リスナーに想像、期待してもらう役割があります。パーソナリティの個性を表現
タイトルだけで、その人の視点や切り口が伝わってきます。
タイトルの分析
では、それぞれのタイトルを少し掘り下げて見てみましょう。
1. 私
「伊藤東凌さんに会いに、建仁寺の両足院へ」
正直、自分で言うのも何ですが、これが一番ワクワクしないタイトルかもしれません。笑
このタイトルだと、興味を持って聴いてくれるのは元から東凌さんや建仁寺を知っている人に限られます。
東凌さんのファンには響くかもしれませんが、その他の人にはなかなか聴いてもらえないでしょう。
2. misaさん
「おとなの体験ツアー！京都のお寺でプチ坐禅を初体験！」
まず、「おとなの体験ツアー」という言葉にワクワク感があります。
「プチ座禅」というワードで、坐禅って気軽にできるの？と興味を持ってもらえる可能性も。坐禅初心者に親しみやすい印象を与えていますね。
3. 香村薫さん
「瞑想🧘♀️を体験したら、人生観が変わりそうな気がした話」
「人生感が変わりそう」という言葉に、強烈なインパクトがあります。
単なる体験談ではなく、深い洞察が得られそうな予感がしますね。
つい気になって「聴いてみたい！」と感じるタイトルだと思います。
4. あやじまさん
「お坊さんに聴いたお寺経営！ヨガから始まった両足院改革」
「お寺経営」という意外な切り口が目を引きます。
あやじまさんならではのビジネス視点を感じられるタイトルです。
他の3人とは違う角度からの話が期待できそうですよね。
タイトルづけのコツ
これまでの例を踏まえて、タイトルづけのコツをいくつか紹介します。
リスナーの興味を引く言葉を使う
例：「おとなの体験」「人生感が変わる」など具体的な内容を少し盛り込む
例：「プチ座禅」「お寺経営」などパーソナリティの個性を出す
自分らしい視点や言葉遣いを大切に！ワクワク感や期待感を演出する
「〜したら〜かもしれない」のような表現も効果的簡潔さを心がける
長すぎず、短すぎず、ちょうどいい長さで
最後に
タイトルづけ、意外と奥が深いですよね。
「再生が伸びるタイトル」「思わずクリックしたくなるタイトル」などマーケティング視点も確かに大事ですが、私はそれよりもっと楽しみながら考えることが大切だと考えています。
パーソナリティがワクワクしながらつけたタイトルはきっとリスナーにも届きます。
みなさんも、自分の配信のタイトルを考える時、ちょっと意識してみませんか？
そして、他の人のタイトルも参考にしてみるのもいいかもしれません。
ぜひ、魅力的なタイトルで、もっと多くのリスナーさんに届けてくださいね！
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