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斜視手術への経緯②~プリズム眼鏡じゃ無理!?~

メガネ屋さんで眼鏡を作れなかった私は
片目だと普通に見えるのに、何故両目だと見えないんだろ…
と片目に手を当てては離しながらを繰り返し眼科へと足を運んだ。

普通のよくある視力検査をし
右目を少し手前、5㎝のところに手をかざされる、右目が離れる
左目も同じように、左目が離れる

私は両目とも斜視になる
そして、手を退けると治るのだ。

「すごい直ぐ戻るね」と言われ
なんとなく器用さを褒められた気分になり照れる

小学生の時から母に「しっかり見て!」と直ぐ注意されていたので、気が付いた時に真っ直ぐの目に戻す癖が付いていた。
当たり前にやってきた事で「真っ直ぐ見る」ができ、生活にさほど不自由は無いと思っていたが、すごく目の疲れる行為だったらしい、頭痛の原因でもある。どーりで、、

それがこの度、眼鏡を掛けて両目で見てもちゃんと見れなくなってしまったのだ。

今まで眼科で斜視について相談してみてもしっかり調べてもらった事がなかった。自ら斜視の目を出現させる事も今までやったことがなかったので、片目の手前5㎝くらいに手をかざすと斜視の目になることも知らなかった。

初めてみる台形のレンズの塊と、段になった長いプレート
どうやら斜視の角度を測っているようだ。
(調べてみたら角プリズムとプリズムバーという道具でした)

プリズム眼鏡とはどんな物だろう、変な形しかなかったらやだな…、などとドキドキしながら奥の先生の部屋へ通される。

そしてスパッと言った先生の言葉に目が点になる
「手術をします。いつ頃が空いていますか?」

メガネ屋さん行くのと同じような感覚で来ていたため、そんな心の準備は出来ていなかった。
動揺しながら
「プリズム眼鏡というものを眼鏡屋さんで聞いたのですが…」と聞くと
「maaalさんの目ではプリズム眼鏡は無理ですね」と言われ
「おいくらですか?」と聞くと
「保険適用で4万くらいですよ」と返ってきた。
あ…意外と安い……と同時に逃げ道を塞がれた感覚におちいった。

手術経験のない私には怖すぎて、とりあえず持ち帰らせてもらった。



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