日本人の私から見たRacismについて

留学先ではその国から見た人種差別問題や女性問題について学びたいってずっと思っていて、今は社会系の授業はSocial InequalityっていうのとWomen's, Gender and Sexualityって言うのをとっているのですが、その2つの授業を通して、すごい気になることがあったので、今回はそのお話です。

あ、全て私の意見だったり、特に知識のない話を繰り広げたりします。間違ってるかもしれません。お気を悪くさせてしまったらすみません。

2つの授業どちらでも、主にrace, gender, classの観点からみた社会的格差などの問題をとりあげます。


"Racism(人種差別)"と聞いた時に、まず何を考えるでしょうか。


偏見なんでしょうか、私が最初に思い浮かべるのは、黒人差別です。


授業開始から4週間目になり、おそらく300ページ以上の論文や文献を読んだんじゃないかな、と思います。
どれを読んでも、WhiteとBlackの間の差別問題を取り上げていました。

Whiteはpriorで、Blackはinferior
Whiteはadvantageがあって、Blackはdisadvantageを受ける

この2つのraceの差別問題は歴史的に色濃く存在していて、今も尚、社会的または文化的にinternalizedされた人々は、無意識に差別的行為・思考を向けてしまいます。また、どれだけ平等を唱えていたって、Whiteの人々は知らずのうちに、皮肉にも自分の種の地位の高さのおかげでprofitを得ています。
難しい問題です。全世界が目を向けなければいけない問題です。どうしたら平等な世界になるんだろう。どうしたら、、、

と、考える前に、私は疑問を抱きました。
私たち黄色人種は、どこにいるのだろう?


もちろん、黒人差別と比べたら、被害を受けた問題なんて全然少ないだろうし、文献が黒人白人について多く取り上げるのもわかる。実際私も黄色人種だからといって、ひどい差別を受けた経験はない、けど、ゼロじゃないはず。
世界の中でも多くの割合を占める黄色人種にとって、話題にも上げられないということ自体が差別なんじゃないかな。

"White & Black" なんていう名前じゃなくて、Racism全体のことを述べている論文のはずなのに、Yellowの文字は一向に出てこない。また、Red(赤色人種)もほとんど出てこない。多分、"People of color"の意味説明で2回くらい目にしただけだと思います。もちろん、まだまだ勉強不足で触れたことのない本ばっかりだから、世界中にはたくさんあるんだろうけど...

ちなみに、"People of color(有色人種)"について

("Colored people" とも言われるけど、Blackの人たちが昔"Colored"と呼ばれ差別を受けていたことから、"colored..." という表現は"separate"や"discrimination"を暗示させ、嫌う人も多いらしいです。身体障がい者などの表現でも似た傾向があるみたい。)

初めてその表現を目にした時は、「Whiteだって色ついてるやん」と思ったし、Whiteがnormalな部類で"People of color"がothersみたいにホイホイってされてるような気もして少しムムっとも思ったのですが、"有色人種"として黄色人を入れてもらえた事には、少し嬉しい部分もありました。

しかし、そこでの"People of color"の定義はこんな感じでした。(本文ではなく私のまとめノートから抜粋)

The expression “of color (people of color)” means “having a race”, but especially refers to the black.

必ずとは言えども、こちらも主にBlackを指すらしい。

そこで、Office Hourで先生に伺った。「どうしていつもWhiteとBlackばっかりで比べるのか、ものすごい数の黄色人種もいるのに、もう少し入れてくれたっていいんじゃないか」と。笑

やっぱり、歴史的に「人種差別といえば」的な理由もあるらしい。でも、数は少なくとも黄色人種・アジア人を中心にRacismを論じている本もあると、いくつか紹介してくれた。貸してくださった一つの本がこちら。

画像1

 Asian-AmericanのFeminismについて書かれた本。

予習・復習・課題に追われてる絶対今は読めないけど...笑

ほぼ読まないまま返す予想がついてるけど、長期休みとか日本に帰ってからとかでも、絶対自分で買って読も〜!!


ちなみに、私が先に述べたように、”People of color”という言葉で有色人種をまとめて呼ぶのを好まない人も多くいるらしく、英語で調べると数多くの反論を目にします。どうなんだろうなぁ、カテゴリーに分けるべきじゃないのかな?カテゴリー分け=区別=差別なのかな?でもそれはそれで思いすぎな部分もあるかもしれない。わけなきゃしょうがないことだってある。呼び方って難しいよなぁ。


むむむ...


ここにきて、日本にいた時とは立場が逆転して私が「外国人」となったわけだけど、マイノリティーの純アジア人の視点で授業を聞くと、さっぱり理解できない考え方があったり、「ん?それは違うんじゃないか?」と異議を唱えたくなることもあるけど、自分の意見もまだ確固としていないし、裏付ける知識もないから、たくさん学ばないとなぁ...

やっぱりアジア人として、この色の肌に生まれてきた事を誇りに思うし、もっともっと誇れるようになりたい!肌色すてき!肌の色なんだから!これでいいんだっ!


と、今日はこんなお話でした◎

have a nice day♡

maa

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