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♯13 料理

自分の内側で完結できるもの、それは家事。ということで、今回は料理について。

母は専業主婦なので、自炊が基本だった。また、祖父母と暮らしていたのもあって、漬物や煮物なんかを作っているのを見ていた。しかも、庭では三つ葉やイチゴ、サクランボ等々、畑では、ジャガイモやピーマン、大根等々育てていて、半自給自足みたいな感じだった。コンビニご飯を食べるのは、休日に公園でご飯を食べるときぐらいしか思いつかない。でも、焼肉とかビクドンとかの思い出はあるから、まったく外食しないわけでもなかったかな。カップラーメンを食べたら、チーズを食べる謎のルールがあったな。

そんなわけで、自炊が当たり前な生活をしていたので、ひとり暮らしを始めた時もお弁当を作ったり、帰宅してからご飯を作ったり、自炊していた。今思い返すと、鍋とかお好み焼きとかが多かったように思うけど、自分で作って食べるということが心を豊かにしていたなと思う。仕事が忙しくなってきたとき、外食も多くなって食材を腐らせたりがあったから、苦しかったな。夫と同棲を始めてからは、2人分くらい変わらんでしょ、と思っていたけど、誰かに作るってけっこう大変。味付けとか品数とか気にしちゃうよね。どんどん仕事が忙しくなるにつれて、コンビニご飯や外食が増えていくと心も体もかなりしんどくなってしまって、自炊することが自分にとっていかに大事か痛感した。たぶんそれを、なんとなくは感じていて、意識しなくてもバランスをとれていたんだと思う。

こんな生活は嫌だなあと思って仕事を辞めて、生活を見直すことにした。とにかくボロボロの状態だったので、何もできずボーっとする毎日が多かったけど、料理はしようと思えた。今まで作ったことのないレシピに挑戦したり、副菜を作り置きしてみたりして、夫に食べてもらうのは楽しいなと思った。夫もおいしいと言ってくれるので嬉しかった。

そうしているうちに元気になってきて、買い物はどうしたらより良いかなとか、夫のお弁当を作ろうかなとか、できることが増えてきて面白くなっていった。今はパートを始めたので、どう両立するのが良いのか模索中。週の途中で息切れしないように工夫していきたい。

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