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Maa2のダンス遍歴(49) 〜Maa2&コナイ〜

【一行で分かるあらすじ】
アナベベスクールナイト終幕

ASN(アスン)も終わり、一週間ほどした頃に、コナイくんというwaackerから2on2に誘われた。

コナイくんという男についてまずは説明しよう。
この男は自分よりもだいぶ若いのだが、貫禄がすごい。
歌舞伎町で店を経営している、といわれても「あ、そうスか…。」と一瞬で納得してしまうくらい、いやむしろ経営していてくれというレベルの貫禄である。

その一方で、服装は「名探偵コナイ」という感じで少年探偵団を率いていたり、蝶ネクタイでおっちゃんを眠らせたり、バーローとかいってそうな感じであり、ギャップありの男であった。

コナイくん

このコナイくんから2on2に誘われ、吉祥寺のバトルに出た。
会場には小・中学生のダンサーが多く、大人はほとんど保護者で少し気まずかった。そしてその保護者たちも大半がコナイくんのファン(?)であり、気まずさに拍車をかけた。

そんなこんなでバトルは始まり、順調に勝ち進んだが、嫌でも一点気づいてしまう案件があった。
俺たちが踊っているとき、ジャッジの一人が死ぬほど睨んできている。
全体でそういう顔ならまだしも、俺たちの相手のターンは穏やかな表情でみており、さながらアシュラマンであった。

三面六臂

アシュラマンの異様さに先に気づいたのはコナイくんであった。
「なんかあの人めっちゃ俺らのこと睨んでません?」と言われ、俺は初めて気づいた。さすがの洞察力である。

しかし、もうバトルは始まってしまっているし、俺たちでどうこうできる問題ではない。アシュラマンは毎回逆にあげるので必然的に他2人の票を得て勝つ以外になかった。
上の方に上がっていくと、ナシヤという有名なbboyクルーのイナガキさんのチームと当たるも、コナイくんが音源トラブルを音ハメし、二度と微動だにしなくなるという意味不明なムーブをかまして勝った。コナイくんホンマすごい。真実はいつも一つ。

そんなこんなでなんかいいとこまで言って負けた。

コナイくんは勝っても負けても感情の起伏をあまり表に出さないため、まるでアシュラマンの"冷血"であった。

真実はいつも一つ(冷血)

そんなコナイくんであったが、最後まで親御さん達からの声援はすごく、ファン層の厚さを感じ、イベントは最後準決勝あたりでまけたが非常に楽しめた。

なお、その後イベントで俺が一人でいるとき、声をかけられることが増えた。
「踊りめっちゃ好きでいっつも動画見てます!」
「一緒に写真撮っていいですか?!」
「写真めっちゃ嬉しいです!ありがとうございます!」
「今日もダンス楽しみにしてます!コナイさん!」

俺はコナイくんじゃねぇ、バーロー…。
真実はいつも一つ。

次回「キャプテンファルコン」

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