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〜27歳から始めた修行その1〜

Maa2です。

遍歴28話でめちゃくちゃ頑張るぞ!と思った際に自分が行ったことを
本編では書ききれなかったのでほぼほぼ自己啓発目的で書いてみたいと思います。
クッソ長くなりそう。

本編にも書きましたが、大きく分けて5つに分けて行動した。
・自分の練習内容やトレーニング管理を行うトレーナーっぽい自分
・管理されたメニューをこなし単純に何があっても練習するダンサーっぽい自分
・練習の動画を見て改善点を永久に見つけ続けるコーチっぽい自分
・練習の改善点や今後出るバトルのデータとかを分析し続ける研究者っぽい自分
・自分が気づかない点やアドバイスを永遠に他人に聞いたり、情報を求めていろいろ駆け回る新聞記者みたいな自分

一番下の情報を求めて走り回る自分について書いていこうと思う。

こんな感じで駆け回っていた

技術とか体の物理的な使い方とか、そういうのは今回すべて割愛して、
最近、2023年によく聞く「そもそもwaackとは?」について2017年ごろに
聞き回った話をしようと思う。
「これを読んだら色々勉強になるのでは!」と思ったそこの君!

まあここまでの間に「お前がやってるのはwaackじゃねぇ」とか
「ちゃんとwaackをしろ」と言われることが多かった。

ので、まあ「どこまでがwaackでどこからが違うのか判断基準があるなら明確に教えてください」と聞き返すようにしたら言われなくなった。
変に反論したわけじゃなくて普通に「要チェックや!」と思ったから質問しただけだったが(まあ今思えば性格の悪い質問の仕方だったと思うが)、非常にみんななんとなく正しいとか正しくないとか言ってたんだなと思った。

あと、パンキングとワックって何が違うんですか問題も一定以上長くやってる人たちにほぼ会うたび聞いた。
聞いたら、だいたいみんな各々異なる答えが返ってきた。
どれが正解でどれが不正解か、などと確認するつもりもないし、まあ多分地方でお雑煮が違うようにコミュニティごとに言われてることが違ったんだろう。

以下、当時聞いた例
・日本に最初に伝わった時パンキングだったが、広まる頃には米国ではいつの間にかワックと呼ばれており、その頃では日米感の踊り方も少し変わっていた。
・感情表現を一つの重大要素として一定以上含んでいるのがパンキングで、そうじゃないのがワック。
・米国の某氏が大阪の某氏にダンスを教えた際に、これがパンキング、これがワックと明確に定義づけて教えたことがあり、そのお弟子さんたちはそれを引き継いでその定義づけで続けている。
などなど。

人から聞いたことを引用している話なので、これが正しい!これが正しくない!と言われても困るし、自分もいうつもりは全くない。
全くないが、当時の自分は「あ、多分調べ続けても一生一つの答えにならんなこれ」と感じた。
「目玉焼きに何かけるべきか議論」に決着をつけるくらい難しい話なんだなと理解した。
正直これを追うのもありなのかとは思ったが、自分は他にも下手くそすぎてやることがたくさんあるのでとりあえずペンディングとした。


他のところで困難に
挑戦するので許してください!
なんでもしますから!

と同時に、ここを追うのはやめて、「waackじゃねぇ!」という話に耳を傾けるのもやめた。
レベル感でいうと「目玉焼きにマヨネーズをかけるやつは非国民!」くらいの言葉だと受け取ることにした。

それじゃあどうしよう、と悩みつつ日々過ごしていた。
時々ンロクさんとかササオカさんと話してる時には「勝ちたい、勝ちたい」と大暴れしていた。
その時、「勝ちたいのはわかったけどどうしたいん?」と聞かれた。
「え、今言ったやろ?勝ちたいんや!オラァ!」とは言えなかったが、あまり質問の意味もわからなかった。
「勝ちたいは結果の話だし、決めるの自分じゃないじゃん。どう踊れるようになりたいとか、どう見られたいかの方を気にしなよ」と言われた。

松、大感激!次号につづく

割とショックを受けた気がする。
3分でピコンピコンと音鳴らして戦えなくなる、銀と赤のなんちゃら星雲から来たやつみたいな「へアッ!」って声が出そうになった。

歴史の話聞いてもこの考え方って大事よな、と思った。
過去の人が過去の文化に対して編み出した各論的な部分を追うんじゃなく、現代に生きる自分は根源の火種の部分を総論をしっかり追っていこう。各論は現代風の味付けでいい。

今の自分と理想の自分の差とか渇望とか葛藤とかそういうのが尊いんでは?
じゃあ理想の自分ってなんだろうと思った時に自分の好きなものを考えたら

好きなもの
ゲーム、漫画、お笑い

とwaackではあまり馴染みのないものばかりだった。
が、俺はこれを自分のダンスに落とし込むことに決めた。
現実の自分はwaackじゃねえと言われつつ、理想の自分に向かってなんか色々あがいてやりたいこと探して、あがいてあがいて自己表現。
平成の終わり頃に自分の人生がまさに最高にwaackしてんなと今振り返っても思う。先人の話した人づてのwaackじゃなくて、自分の人生、自分の体験、自分の生きてる時代の文化を使って踊れるなんてめちゃくちゃ最高。

と、いうところでクソ長くなってるのに気づいた…ので、続く。



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