女性には理解しづらいかもしれないけれど

先日、YouTubeである2本の動画を見ました。
1本目は「メンズコーチ・ジョージ」さんという方の、
「弱者男性の不安』を煽って俺がビジネスをする理由【有害な男磨き】」という動画。

その次に見たのが、元々はこちらが先ということですが、
「謎解き統計学|サトマイ」さんという方の
「「男らしさ」の追求で自●率が上がります。男らしさの有害さについて解説」という動画です。

ジョージさんはサトマイさんの動画へのアンサーとしてこの動画を出されたようで、どちらも視聴した上で、僕の考えを以下に述べてみたいと思います。
興味があったら、皆さんもご覧になってみてください。

僕は、双方の動画を見た上で、どちらに共感を覚えたかというと……








ジョージさんのご意見に共感を覚えました。

確かに、ジョージさんのこれまでの発信は、僕も時折視聴させていただいているのですが、統計やデータなどに基づくものではないかもしれません。

ただ、男性として生まれ、性自認も男性として生きている僕としては、ジョージさんも動画内でおっしゃっていたのですが、統計やデータなどで過度な男らしさや男の役割というのがいくら否定されたとしても、

「社会はある程度、男性にそれを求めている」

というのが厳然たる事実として存在しているのをわかっています。

昔よりその圧力は弱くなってきているとは言え、男性には、お金を稼いだり、時には競争に打ち勝ったりと、そういう要求は社会からどうしてもされるものですし、それに応えられないと、最悪、居場所を失ってしまうということもある。

「男らしさから降りる」、と言って実際に降りたり、「どうせ俺なんて」と言って諦めたりしてしまったら、それは確かに一時的に、短期的には楽になるかもしれない。
けれど、長期的には、男にとっては損失につながってしまう。

その理由は、周りの多くの男性は男らしさから降りないし、諦めたりしないし、正直、逃げても男は助けてもらえないことが多いから。

そして女性も、言葉では男性に「そこまでしなくていいよ」とは言っても、本能としては男性に”男らしい役割”を求めているというところは確実にあると思います。

自分1人が男性が求められる役割から背を向けても、完全に割り切ることができなければ後で余計に辛くなったりするんですよね。
そして、往々にして割り切れない。

タイトルで「女性には理解しづらいかもしれない」と書いたのは、これって本当に、男性特有のジレンマだと感じているからです。

これは統計やデータでは言い表すことのできない現実だということは、ここで書いておきますね。

以前、「男の生き方とは」という記事でも書かせていただきましたが、一般的な男性の場合はやはり、疲れた時は休んでもいいし、落ち込んでもいいし、別に筋トレする必要もないですけれど、社会から求められる男の役割をいい感じに咀嚼し、少しずつでもそれに合わせて自分の向上を図っていった方が、長期的に見て生きやすくなるのではと僕は思います。

もちろん社会制度や何らかの法律ができるのが一番良く、現在の風潮を変えていく必要もあるかと思いますが、ただ、それはすぐには難しいと思うし。

一文がすごい長くなってしまいました。

読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。