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食事で創る1日の身体のリズム

暑さが増す7月。寝苦しい日も出てきました。睡眠の質は食事からも改善することができます。睡眠の質を高めると、生活や仕事の質も高まります。
ぜひ食生活からもアプローチしてみてください。

✅朝食で睡眠が変わる

朝食は皆さん食べられていますか。時間がないからといって、コーヒーや牛乳1杯で済ませている人はいませんか。朝食の必要性については賛否両論がありますが、私は基本的には必要性を感じています。そのため今回は食べる方向で話を進めていきます。
私自身、体感的に朝食を食べないと身体や頭が働かないと感じているからです。
朝食を食べるメリットは、起床後の低体温の改善(体温上昇)、水分補給、エネルギー補給(低血糖改善)、張のぜん動運動を促し便秘予防などがあります。
特に体温を上げる作用は睡眠の質を高めるために重要です。朝食を食べ体温が上がるとで、寝る時間ごろに体温が下がる波を作ります。起床後いつ体温が上昇するかが入眠の良し悪しを左右します。冷たい食べ物よりも暖かい食べ物の方が効果的です。

✅睡眠ホルモンを創る食べ物

睡眠ホルモンの「メラトニン」は、体内でトリプトファンというアミノ酸を材料にして作られています。トリプトファンは必須アミノ酸の1つで、体内で合成することができないため食事から取る必要があります。トリプトファンはタンパク質を多く含む、肉、魚、卵、大豆製品や乳製品に含まれています。またお米やパンの主食にも含まれています。
トリプトファンから幸せホルモンのセロトニン、睡眠ホルモンのメラトニンと順に合成されているのですが、合成には、炭水化物やビタミンB6が必要です。主食であるお米にはトリプトファン、ビタミンB6が含まれており、お米の摂取量と睡眠の質との相関関係があるという研究結果も出ています。お米をしっかり食べることで、睡眠の質を高めることにつながります。

✅腸内環境が大事!!

睡眠ホルモンの材料には食べ物が関わっているのですが、いくら栄養素や量を考えて食べたとしても身体の中に吸収されなければ意味がありません。大事なことは、「食べた後」です。
腸内環境は〇〇菌などをとるだけで良くなるとは限られません。
胃腸は筋肉でできているので、胃腸をしっかり動かす食べ方をすること(=良く噛む)、老廃物しっかり出し切ることもポイントです、腸内環境を確認するには「便」をチェックします。理想的な便は、黄茶色、小ぶりなバナナ2本分、するっとでる、悪臭がしないことがポイントです。毎回確認してみましょう。


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