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新婚旅行記 序文

10月、新婚旅行でフィンランドに行ってきた。私にとっては初めての海外旅行である。


海外旅行に行くことは、これまでの私にとってハードルの高いものであった。それでも、世界の中で行ってみたい場所や、やってみたい体験はあるもので、ついに覚悟を決めて日本を出てみることにした。

そこで、旅行記として私の目や耳や感覚を通し、私が体験してきたことを記しておこうと思う。できるだけ事実を記しておくが、私自身のフィルターがかかったものだと理解しておいて欲しい。

新婚旅行といえば、幸せいっぱいで、喜びに溢れ、華やかで楽しいものと一般的には思われているだろう。もちろん、そういう面はたくさんあった。
なにせ愛する人とずっと一緒に過ごせるのだから当然である。おかげで、妻への愛は深まり、彼女の存在により深く感謝することになった。おもしろいこともたくさんあった。楽しい体験もたくさんできた。思い出に残るとても良い旅行だった。

しかし、ひとつ言っておかねばならない事は、この旅は私にとって、決して容易なものではなかったということだ。
何か大きなトラブルがあったわけではない。ただ、私はまた自分の弱さと向き合うことになった。

知らない土地、知らない文化、知らない人、知らない言葉。はじめての海外旅行は、これら未知のものに対処し続けたために、じわじわと体力と気力をすり減らせていくものだった。心配と不安は増していき、こわかった。それでも勇気を出して行動できたのは妻のおかげである。

この旅は、未知の宇宙を開拓するような大冒険であったということだ。些細なことを大袈裟に書いているかもしれない。ただ、HSPでも外の世界に出て冒険者となれることを主張したい。時には冒険も必要だということを忘れないでいたい。ただし、ひとりでは止めておこう。安心できる人と一緒が良い。そしてゆっくりと休憩できるゆとりもあったほうが良い。

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