ドバイの会社


ドバイに拠点を置く日本人が経営する会社(A社)と話をする機会になった。
A社の製品は世界的に有名なものを作っていた。私たちができるビジネスをお話しすると、B社という業界でも指折りの会社と販売委託契約をしている会社(D社)とこの前契約を締結したことを告げられた。
B社と取引できるD社すごいと私たちはなり、ビジネススキームを組んだ。
私たちのクライアントであるC社とD社を繋げ、両者納得した上で契約を締結すればむこう10年は何もしなくてもお金が入ってくる仕組みを組んだ。
C社はノリノリでそれくらい私たちに払ってでもB社と代理店契約をしているD社と繋がりたいようだった。C社はD社と面談したいから、日程を組もうと言ったのだが、そこからD社の動きが非常に悪くなった。
C社から誰が面談に来るか教えてくれないと日程は出さないと訳がわからないことを言ってきた。C社は面談日を教えてくれたら、その日都合がいい役員を行かせるから何個か候補をあげて欲しいと伝えた。D社はそれはできない。誰が来るのか教えてくれの一点張り。
私たちはなんかおかしいなーと思い始め、A社に黙ってドバイまで行き、D社のHP上の住所まで見に行った。
しかし、D社というのは存在せず、違う会社がそのビルには入っていた。愕然とした。A社に問いただしてもD社には王族のご子息が役員におり、そんな変なことはないの一点張り。並行してB社に対しD社が本当に取引先なのかとドバイの本社まで聞きに行った。
D社の回答はそんな会社と取引したこともないし、代理店としての登録はございませんと言われた。
私たちもデューデリの甘さはあったが、A社の対応にはブチ切れてしまった。クライアントであるC社には謝罪しに行き、今後このようなことがないようにするとは伝えたものの、この失った信用は取り戻せるかわからない。
A社は知っていながら、D社と共謀してC社から詐欺をしようとしていたのかわからない。直接A社の社長が謝罪しにきてもいいとは思うが、その行動もない。
ほんま詐欺師多い。

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