【チャレンジ!ワールドカフェ】第5回ちから強い「問い」とは何か
「ワールドカフェ」を実施する時に大切な3つを上げるとしたら。
1.参加者が安心して「対話」出来る場づくり
2.「対話」の拠り所となる「テーマ」
そして3番目に挙げるのは「問い」になると思う。
ヒトは不思議なもので「問い」を出されると大概考え始める。
例えば
「あなたの人生において最も大切にしている事はなんですか?」
早速「えーっと、、、、」と考え始めたかもしれない。
この「問い」も様々な考え方がある。
1.問いの粒度…ざっくりとした問いから、自身を深める問まで。
2.問いの方向性…どの方向に向かうのか…あまり恣意的でもココロは離れる
3.問いの理解性…意外と大切。「考え込む問い」と「理解が難しい問い」は異なる
例を挙げてみよう
「1.」は、問いを考える上で、かつ、「問いの構成(リズム)」を考えるために重要だ。
テーマが「終末期」だとして、
・問「終末期のイメージは?」
・問「あなたが終末期を迎えるとして、もっとも大切なことは何ですか?誰と迎えたいですか?」
では、結果にかなりの違いがあるだろう。
「2.」は「そのワールドカフェをどのようにしていきたいか」が定まっていると考えやすい。
例えば参加者同士の意見交換・交流が目的の場合
⇒ 問「終末期ときいて何を思い浮かべますか?」
テーマに対して掘り下げる場合
⇒ 問「終末期を過ごす”当事者”に対して、あなたが”今から出来る事”何ですか?」
※注意すべき点はテーマに対して恣意的にならない事
⇒問「”終末期”を自宅で幸せに過ごすとして、欠かせない福祉用具メーカーはどこだと思いますか?」
誘導されるような問いは、あまりいい気持がしません。
(そもそもワールドカフェで話すことなのか、ですね。)
「3.」は問いを良く練ろうとし過ぎると陥りやすい。
⇒問「”終末期”はあなたに対して何を囁いているのでしょう?」
⇒問「”終末期”が、あなたに憑りついているとします。今までの行動は”終末期”があなたにそうさせようとしていたかもしれません。さてそこで今、終末期があなたにさせんとしていることは何だと考えられますか?」
アニタ・ブラウンが言う「パワフルクエスチョン」とは、どんなものだろう?
シンプルで、理解しやすく、力強い問い。
それは問いを聞いた瞬間に誰もが想いを巡らせ、何か行動に移そうと考える。
そんな問いを私は作っていきたいと思う。
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