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いちユーザーとしてみる建築空間デザイン @空きスペース

「ユーザー目線」や、アンケート調査における「n値」(n=○○○○〇人のような何人に調査したか)など普段何気なく使っていると、自分も【「いちユーザー」であり、n値「1」である】ということを忘れがちになっています。

 そこで「いちユーザーとしてみる建築空間デザイン」として、
働き方改革に伴う働く場の変化や施設の有効活用例などなど、
「いちユーザー」として個人的な考えをいろいろ書いていこうと思います。

①なぜ「akippa株式会社」をトレースしようと思ったか

「戸建に住んでいるため駐車スペースがある」そして「車を保有していない」という、まさにakippaさんの「いちユーザー」になりえる層です。
 家の前に空地があるほうが広々としていて良い部分もあるのですが、もし貸し出したら、どのくらいの収入になるのだろうと思い、調べてみようって思ったのがきっかけです。
 またマーケティングトレースでは、「自分がその企業のCMOだったら?」を考える項目があります。
「あっ!この案どうかな?」って、ちょっと思いついたこともあり、トレースしてみようと思いました(笑)

②akippa株式会社さまの「Mission・Vision・Value」

Mission
”なくてはならぬ”をつくる
vision
あなたの”あいたい”をつなぐ
Value
Think and Rush  最短を考え、最速で走ろう
Done with Pride   使命感と責任感を持って、最後までやりきろう
Win by Team           チームで最高のパフォーマンスをしよう

「駐車スペース」にこだわっていないMission、Visionがとても素敵だなって個人的に思いました!

③事業内容について

akippa事業内容

空いている個人宅の車庫や月極駐車場を最短15分から一時利用できる駐車場予約アプリです。

2014年にサービスを開始後、累計会員数は
2018年11月 100万人突破。
2020年10月 200万人突破。(拠点数4万ヶ所)
という速さで利用者が増えています。

④ポジショニング

マーケティングトレース:akippa

空きスペースの活用のため、駐車場によくあるロック板(車止め)や精算機などの設備が無いことが前提になります。
 そのため軸は、決済方法と料金設定で考えてみました。
「貸す側」も「借りる側」も両方の人にとって手軽なサービスであり、差別化されていることが理解できます。

⑤4P

Product
駐車場シェアリングサービス。「akippa」

Promotion
大手企業、スポーツチーム、自治体など提携。

 冒頭に書いた、「私のCMOだったら?」の案は、キッチンカーを利用することでした。
「原則、駐車以外には利用できない」となっていたので、ここ変更したら面白いなって思いまして。
 ただ調べていると、2021年2月2日にPR TIMESで株式会社Mellowさまと業務提携されてました。

今後、Mellowの提携するキッチンカーや物販モビリティをakippaの契約する駐車場にて展開することや、SHOP STOP出店スペースをakippaで活用する等の連携を模索していきます。連携を通じて、ショップ・モビリティや、シェアリングスペースの新たな活用によるさらなるエリアおよび消費者の体験価値創出を目指します。

 店舗の業態は、フードトラックをはじめ、移動型アパレル店や移動型マッサージ店といった、小売店、サービス提供店などがあります。将来的には、オンデマンドでサービス提供を行い、事前予約決済などの機能も実装する予定です。                                           引用元:PR TIMES(抜粋)

Price

周辺駐車場相場の3~5割引き程度

Place

サービスアプリ「akippa」

⑥成功要因

①「貸す側」も「借りる側」も手間なく簡単にサービス開始できる
②大手企業や自治体、スポーツチーム等との提携により、幅広いシーンや
  ニーズに対応できている


⑦自分がその企業のCMOだったら?

先述しましたように、既に取り組まれている内容を考えておりました。。
とはいえ、自分が考えた観点を書きたいと思います!

・今はユーザーではないが、本当は空きスペースを借りたい方って誰か。
・住宅地(戸建てが多い)は空き駐車スペースは多いが、単価が安くなる。
・駐車場の単価を上げても借りたい人は、いないか。
・人通りが少ない場所の駐車場は防犯上、不安がある。
(月極駐車場やコインパーキングなど)
・Mission、Visionに沿っているか。
                             など

上記のようなことを考えていたら、
住宅地の駐車スペースではキッチンカーなどが来てくれることで、近所の方と会話する機会にもなり、地域のコミュニティも生まれるかもしれない!「おうち時間」を楽しむことが習慣化されてきた中では、今後も需要があるのでは!そしてただの駐車場利用ではなく、販売できる場所となれば通常の駐車料金よりも単価を上げられるのでは!って、思いました。
 貸す単価が上がれば貸主も得。キッチンカーで普段買えないモノが買えることでご近所さんも得。もちろん借主さんも商売ができる場所が確保できて得。
 月極駐車場などの場合は、夜間帯の防犯上の不安やゴミのポイ捨て防止なども考慮して、屋台(ラーメン屋など)とかあると良いなって思いました。1区画分に常に人がいることで、抑制効果にもなると感じました。
 ガラガラの月極駐車場などは、格安で屋台に貸し出して、防犯効果をうたうことで他の区画が埋まればトータル収入は上がるな!なんて思っていました。

⑧akippa株式会社さまの素敵なところ

 私のメインの仕事が「働き方」について考え「働く場」の企画や提案をすることです。本業の仕事の視点も含め、今回akippa株式会社さまをトレースしている中で素敵だなと思った点をあげさせていただきます。

①取締役CWO(Chief Well-being Officer)という役職があること
 Well-beingとは、個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念です。これをオフィスで置き換えてというと健康経営に近い考え方だと言えます。
 つまり、well-beingを取り入れたオフィスとは、従業員の「身体的、精神的、そして社会的に完全に良好な状態」を鑑みてつくられたオフィスということなのです。(あくまで私の認識です。)
 働き方が多様化する中で、社員のWell-being向上について真剣に考えて取り組んでいることがわかります。素敵です!
 akippaさんのように、自分たちの会社にとって一番良い働き方やwell-beingについて考えるCxOを配置する企業が増えてくるのではないでしょうか。
 働き方の変化については以前noteに書きました。

②リファラル採用が活発なこと
 友人や知人に自分の所属している会社を誇れて、さらに一緒に働くことを勧められる社員さんがたくさんいる会社は、本当に素敵な会社だと思います。二組の姉妹がいるという。

⑨最後に

 いちユーザーとしてakippaさんのサービスを調べようと思ったときに、なんとなく「自分がその企業のCMOだったら?」という視点から考える内容について、ふと思いついたので、実際にマーケティングトレースしてみよう!って思い、トレースを始めたものでした。
 実際はトレースいていく中で、既に取り組まれていることがわかりました。すこし残念な気持ちになりました(笑)
 でも調べていく中で、akippaさんって素敵な会社だなって思いました!!

と、いちユーザーとしてみる建築空間デザインの「空きスペース」についてでした。

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