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変化の時期、アクセルを踏むとき

こんにちは。7歳と3歳の2人の子どもを育てている課長歴がようやく2年目のまくらです。1月から通称「自分プロジェクト」を開始して、3月上旬まで毎週2本のnote更新をしてきました。この数週間、週1になり、ついに今週、連続記録が途絶えそうになっていますが、日曜日の本日、気合を入れなおして、記事をアップします!

さて、なんであわただしくしているかというと、課長歴2年目のこの春、急遽組織変更があり、私の課と隣の課2つを統合して、一気に2つの課の業務とチームメンバーをみることになったからです。引継ぎをし始めた3月末から忙しくなって、前述の状況になっています。

最初はバタバタして状況が見えていなかったのですが、ことが動きだして3週間が過ぎてようやく全容が把握できてきました。この「変化の時期」にどう対応するか、私なりの方針が決まって、ようやく動き出せたので、今回は近況と心境の変化をまとめていきます。(と、やっぱり決めた目標を落としてでも達成したいので書きます。週1回は死守!)

私は2022年4月(長男が1歳3カ月)に、新卒で入ったメーカーに2回目の育休から復職。始業前後1時間ずつ、がっつりと時短勤務でスタートしましたが、持ち前の達成欲と最上志向、責任感などを発揮し、寝かしつけ後の深夜残業を連発して、時短でも、フルタイムだった2度目の育休に入る前以上の成果を出せた復職1年目になることができました。

ただ、この早朝深夜の残業連発というのが、自分の体調上よくないのでやめたいし、これを見た後輩が「ここまでして働かないと昇進できない」と思うことにつながってしまうので極力やめようと思ってきました。そのために、チームとして仕事のやり方を変えることに力を注いできました。その成果もあって、この1~3月は、早朝深夜残業はほとんどなくなり、朝型生活を初めて「自分プロジェクト」に力を注いできました。このnoteもこの「自分プロジェクト」の一環です。

ところが、3月。隣の課長が退職することになり、部内の2つの課を統合し1つの課にすることに。私の所属する部はどちらも少人数で課長含め2-3人で、他に部付きが数名いる、PR関連部門です。一部のメイン業務は両方の課で行っています。ここ数年、1つの部に1つの課だったものを数年前に分割したので、課の統合はそれなりの納得感がありました。
 

さて、隣の課の課長の退職が決まった後ですが、

3月下旬:退職する課長から引継ぎ案件リストが提示される。
 部長と私で担当割り振りし、社内で引継ぎ開始
4月1週:取引先と面会し、引継ぎ
4月2週:隣の課の課長が退職、
 オペレーション開始。状況が見えてくる
4月3週目(今週):状況分かって、アクセル踏み出す 

となりました。
 
正直、なめていましたーー! 

私の所属する部の案件ごとのチーム編成は少し特殊で(同じようなところもあるとは思います)、部長+課員A、課長+隣の課員Bのような、課の垣根を超えた混合チーム制で行っています。そのため、課長は案件によっては課員のマネージメントを担当していないということがあります。今思うとこれまでCCで入るメールや相談件数も限られていて、プレイヤー業務に6割ぐらいの時間を使えていました。ところが、今は業務時間中、2割も自分の業務ができません。来るメールと相談件数は3倍で、私の脳内情報処理能力はパンク寸前です。

脳内パンクです

隣の課をまとめて1つの課として引き受けることについて部長から相談されたときには、正直にそれほど大変なことではないと思っていました。失礼ながら、隣で見ていて成果として見えているものは多くなかったし、定例報告でそのプロセスや実現に至らず消えてしまった案件や、細かな事務作業などが語られることがなかったからです。

いざ蓋を開けて引き継いでみると、引継ぎの連絡をしたがために、塩漬け案件が動き出して忙しくなる。そして、隣の課長が3-5年担当してきたルーチンワークを新たな、経験浅いメンバーが、調べながら確認しながらすることに、いかに時間がかかるかも分かってきました。

蓋を開けたら想像より中身がいっぱいだった!

そういうことで、当初の私の甘い見通しを我知らぬとさておき、状況がここまで煩雑になるまで、ある意味隠して(いるつもりはないかもしれないですが)自分でまきとってきた隣の課長や、そんなブラックボックス状態にしていた部長に怒りがこみ上げ、感情の嵐に飲み込まれて、私の生産性は大幅に低下した状況でした。

ちなみに、私の課は年齢や部署経験が短いメンバーのみで構成されるので、重めの案件は私が担当せざるをえません。入ってくる情報量が3倍になり、常に会議を入れられ、引き継ぎで手一杯。昨年下期、私が温めてきた大型案件3つに本腰を入れる時期に今ようやくなっても、力を全然注げないしで、私が温めてきた計画が台無しにされたような気持ちにもなっていました。
なので、周りを責めるモードに完全に入っていました。

実際には言いませんが、ちょっと態度に出ちゃうことも

周りを責めるモードで、自分が隣の課の仕事を受けることが腹落ちしていないので、深夜早朝残業してでも仕事を終わらせようという気になれません。そうかといって早起きした自分時間で完全に「自分プロジェクト」の方の活動に集中して、noteを書いたり、他の作り物をしたりすることもできず中途半端な状態でした。これが2週目半ばまでです。
 
そうはいっても、案件ごとに先延ばしできる最終期限が近づいてき、さすがに先週は仕事のアクセルを踏みだしました
 
そうしたら不思議、心がすっきり落ち着いてきて、終わらせることは終わらせる、深夜早朝残業になろうともやり切る覚悟が決まってきました
また、受け取り切れないものは上司に頼ること、また、担当割り振り時に、自分の担当にした仕事もチームメンバーに振り分けるなど、ようやく持ち前の計画性や行動力が使えるようになってきました。

行く先が見えてきた、モヤが晴れてきた

いじいじと周りを責める気持ちで、手足を動かさずに、心ばかり動いていましたが、いざ動いて見ると、やればできるし、すっきりとするものです。十分なリソースを与えられず、中途半端な状態であることが、私の一番のストレスであることが、ひとつ案件を片付けてみて気づきました。(前も気づいていたのに、心の嵐に飲み込まれて忘れてました。)

この1カ月、自分らしさに欠けると感じ続けてきましたが、ようやく少し自分らしさ(前向きさ・熱量・計画性)を取り戻せた気がしています。久しぶりに自分のアクセルを踏みこめた感覚になりました。
 
4月は環境変化の時だから、この時期に「がんばり過ぎてはいけない」「焦ってはいけない」「ちょっと余力を残すくらいでいい」と私の大好きなVoicyでパーソナリティがアドバイスしてくれています。確かに、それは正しく、できればそうした方がいいと思います。でも、今の私のこの状況は、今ここで1-2カ月アクセルを踏むことが後の自分を楽にするし、後から振り返って自分を自分で評価できると思うのです。

以前、マイコーチのあきかさんから「早朝深夜にここまで仕事をできる原動力は?」と質問していただいたことがあります。その時なんとなく答えが出ませんでした。今、仕事でアクセルをベタ踏みする覚悟を決めたときに、この問いを考えてみると、
 
■ 目指すゴールが見える
■ 自分なりゴールへの道筋が見える
だから、やってみたいし、やる意味を感じる、だから力を注げる
そして、
■  今やると、後がラクで楽しくなると思える
これが、私が仕事へのアクセル踏める条件なのだと気が付きました。

昔からごはんは「最後に好物を残す派」。ダイエットは割と得意で、勉強するのも好き。私は未来のために今を我慢できるタイプです。

ただ、別に今、仕事面でアクセルを踏むのは、我慢してやっているわけではなく、自分の力で自分の戦略を遂行していく過程も結構楽しんでやっている感覚があります。自分で決めて、自分で道を切り開くことに価値を感じているのだと思います。

私のミッションステートメント。写真はJapan Mobility Show 2023のブースの展示ブース写真をまくらが撮影

この変化の4月にセオリーから離れて、アクセルを踏み始めたところで、この後どうなるかはまだまだ未知数。数か月後にパッと道が開けた話をnoteでかけることをイメージしながら、今日のnoteを終わりにしようと思います。今まで過去を振り返って育休や産休の話題を書いてきたのですが、育休復帰その後の一例・通過点ということで読んでみていただけたようなら嬉しいです。

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