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ホットクックがハマる人・ハマらない人

この春関西へ移住した自分への引っ越し祝いとして、ホットクックを購入した。使い始めて3週間。とても便利に感じているので、その所感をしたためたい。

前提条件

自分とホットクックのスペック

・30代女1人暮らし
・料理は嫌いではない
・しかし毎日やりたいとも思わない
・レシピを見ながら料理することはできる
・レシピを見ずに料理できるほど熟練していない

・平日は毎日出勤
・節約のため弁当を持参したい
・夕飯は帰宅後に家で食べる

・購入したホットクック:KN-HW16G
 2-4人用の最新機種 (2022年3月時点)

ホットクック基礎知識

ホットクックとは、自動調理鍋。端的に言うと、圧力鍋と炊飯器を合体させたような家電製品といったところだろうか。材料を入れてスイッチを押せば、選んだメニューに合わせて加熱調理してくれる。フタの内側には「混ぜ技ユニット」がついており、加熱中に具材をかき混ぜてくれる。

ホットクックがなぜ便利か?

「火にかけてる時間」が作業時間じゃなくなる

これが1番のメリットだと思う。「火にかけてる時間」が調理時間じゃなくなったので、その間に他のことができる。野菜切って調味料と共に放り込んでスイッチを押す。これで私の作業はおしまい。あとはホットクックにお任せだ。

この間にシャワーを浴びたり、部屋を片付けたり、洗濯したり、歌ったり、踊ったり、何をするのも自由。ほとんどのメニューにおいて、調理が終わる時間に駆けつける必要もないので、長風呂しても問題無し。

「野菜がまだ固かった事件」が起きない

圧力鍋になっているので、火の通りが圧倒的に速い。そして加熱時間はレシピに紐付いてプログラミングされているので、「火通ったかな?」という心労も無い。何度も菜箸を突き刺してボロボロになった野菜に、ノスタルジーすら感じる。今や、肉じゃがとか豚バラ大根なんかもノーストレス、お安い御用だ。

作ろうと思ったこともない料理を簡単に作れる

とにかく材料を切る以外のことはやらなくて良いので、どのレシピを選んでも難しくない。だから、付属のレシピ本にさえ載っていれば、作ったことないものを気軽に作る気になる。

これで私は、魚料理にハマった。魚って肉に比べるとハードルが高くて、どれくらい火を通して良いか分からないとか、グリルの掃除がめんどくさいとか、色々ある。それがホットクックを買ったことで、スーパーで魚売り場に立ち寄るようになった。ノーマルな和風の煮付けだけでなく、アクアパッツァなんていう小洒落たメニューも作った。びっくりした、魚ってこんなに美味しいのかと。

ホットクックとの生活スタイル

これまでのホットクックの稼働回数は12回/3週間。2日に1回は使っている計算になる。以下がホットクックを使う日のスケジュール。

①帰宅前にアプリを見て何を作るか決める
②スーパーに寄って必要な食材を買う、ついでに魚の特売コーナーを眺める(よい魚があればその場でレシピを検索し、調理できそうなら翌日のメニューになる)
③帰宅、手洗い後に具材を切り刻み、ホットクックに放り込む。加熱スタート!
④鼻歌を歌いながらシャワーを浴び、洗濯機を回す。
⑤残りの食事(簡単なおつまみを作る、買ってきた刺身、前日の残り物のレンチンなど)の準備
⑥ホットクックの調理が完了。余った分は昼の弁当用タッパーに詰める。
⑦いただきます!

ホットクックがハマる人・ハマらない人

自分がすごく便利に感じているホットクックだが、これがハマらない人は誰だろうかと考えると、次の一言に集約されると思う。

料理が得意な人と、料理が嫌いな人。

まず、ホットクックの最大の弱点としては、レシピに載っていない物を作りづらいことが挙げられる。手動モード(自分で加熱モードや加熱時間を設定できる)はあるが、これができる腕前の人は、たぶんホットクックを使っても使わなくても効率的に料理ができるだろう。「よく分からんけど材料を放り込んでスイッチを押せば良い感じの料理ができる」というのが最大のメリットであるので、自分でアレコレできる人には費用対効果が薄いと考えられる。

次に、根本的に料理が嫌いな人は、ホットクックを買ったところで料理をしないと思う。便利とは言え、ホットクックは加熱してくれるだけなので、材料を買って、切って、測って、入れるところと、最後の洗い物は避けられない。この手間をかけるのが嫌な人は、すぐ使わなくなるだろうと推測される。

ホットクックは、私のような「食べるのが好き、作るのも嫌いじゃない、けど技術が追いつかない、そして時間がない」人にうってつけの秘密道具なんだと思う。お心当たりの方、是非お試しあれ!決して安い買い物ではないが、ハマれば満足度は高いと思う。知らんけど。(関西人ぶってみた)

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