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Wリーグ開幕直前!チームの見所その2

あっという間に開幕2日前。第1週〜第4週のチケット争奪戦も終わり、いよいよ始まるシーズンに胸の高まりが抑えられない。
その1に続き、今シーズンのチームの見所を殴り書きます。開幕までに全チーム紹介するつもりだったけれど、雲行きが怪しくなってきた。

トヨタ自動車アンテロープス

昨シーズン女王に輝いたトヨタ自動車。PGの安間選手が海外移籍で抜けたものの、それを見越していたのか、他チームのエースガードを2人も引き抜いた(言い方!笑)ので、盤石の体勢。良い選手がいすぎて采配が大変だろうと思うが、ルーカスHCの手腕をもってすれば数えきれない采配パターンが出てくることが予想され、とても楽しみだ。

中でも注目は#19梅木選手。引き抜かれたエースガードのうちの1人であり、高卒3年目とは思えない落ち着きぶりと果敢に攻める姿勢、そして確率の高いスリーポイントシュート。オータムカップでも堂々とプレーしていて、先が楽しみな選手。それからもう1人、オリンピックとアジアカップで成長著しい#33ステファニー選手だ。このシーズンでさらに開花して、来年あたりWNBAに挑戦できないかなと秘かに妄想している。

ENEOSサンフラワーズ

主力が移籍、育て上げた中堅選手も移籍、ベテランも移籍や引退、と、チーム運営陣にとってはなかなか踏んだり蹴ったりなシーズンオフだったと思う。長らく女王の座にいたためか、ここまで良くも悪くもENEOSスタイルを貫いてきたが、これをきっかけに何か変わるだろうか。オータムカップ辞退時に発覚した、多くの選手のコンディション不良を鑑みるに、まだ不安が拭えない。

一方、若手選手にとってはチャンスの年だろう。ENEOSの育成力はWリーグ随一で、これまであまり出番がなかった選手も、実力をつけていること間違いなし。特に注目は#5藤本選手。表情こそクールだが、コート上で伸び伸びと楽しそうにプレーする姿が大好きな選手だ。ダイナミックなドライブと打点の高いワンハンドシュート、当たり負けしない身体の強さ。今シーズン大活躍して、次の代表合宿に呼ばれると踏んでいる。

富士通レッドウェーブ

ENEOSから有力な移籍選手を2人も獲得し、万全の体制の富士通。サイズの小さいチームという印象も今は昔。元々走れてスリーの入るチームに、サイズという武器まで加わって鬼に金棒だ。これだけの戦力をもってすれば、チームの目標としてはファイナル進出が最低ラインだろう。

ただし、大型補強したばかりのチームの1年目は、うまくいかないことも多い。鍵を握るのは采配を含めたチーム作りだ。いったい誰をどのポジションで使うのか。采配パターンが無限通り思い浮かぶ。特に、宮澤選手の起用が3番なのか4番なのかが気になる。自分が監督だったら#11篠崎選手を最強シックスマンに据え、Wリーグ屈指のディフェンダー#25内尾選手を2番にポジションアップ、3番に#52宮澤選手、4番にエネオスから移籍の#22中村選手、5番に#77栗林選手or#99オコエ選手 の布陣としたいところだが、果たしてテーブスHCがどう出るのか楽しみだ。

日立ハイテククーガーズ

昨シーズンは、日立ハイテクの躍進がWリーグを面白いものにした、と言っても過言ではない。サイズあるインサイドの#11谷村選手、サイズあるスリーポイントシューター#18佐藤選手が入って、名将内海HCが就任。東地区ではENEOSと接戦を演じたり、富士通を倒したりと快進撃を続けた。一方でプレーオフでは1試合目で惨敗し、新体制1年目の脆さも見られた。2年目は盤石の体制で来るだろうか。

個人的に面白いと思っているのは、流行りのバスケットボールスタイル(ポジションレスに近くスリーポイントを多投するような)のチームが増える中で、オールドスタイルなインサイドとアウトサイドのバスケットをするところ。リーグの中に色んなスタイルがいるから、チーム同士の相性が色濃く出て面白い。

そのインサイドを牽引するのがキャプテンの#11谷村選手だが、今シーズンの注目はもう1人のインサイド。昨年のスタートだった鈴木選手が引退したが、2年目の#0マレム選手、富士通から移籍2年目の#9村山選手、シャンソンから移籍の#15ワシントン選手と揃っている。中でもワシントン選手は羽田→シャンソン→ハイテクとWリーグのチームを渡り歩いており、今度こそポジションを見つけて定着して欲しいと願っている。ハイテクのバスケットが割と合いそうな気がしているので、プレータイムを勝ち取って活躍して欲しい。

残り3チーム!その3に続きます!


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