Wリーグ開幕直前!チームの見所その1
子供の頃、運動会や遠足やクリスマスを1ヶ月以上前から今か今かと楽しみにしていた私は、立派な大人になった現在、国内バスケットボール女子の最高峰 Wリーグの開幕を3ヶ月以上前から楽しみにしている。開幕まで1ヶ月を切った今、早る気持ちが抑えきれないので、9月初旬のオータムカップも踏まえて、各チーム今シーズンの楽しみなポイントをここにぶちまけたい。順不同です!
トヨタ紡織サンシャインラビッツ
今シーズン、トヨタ紡織には移籍選手が入らなかった。しかし、私が目をつけているのは#8東藤なな子選手の成長。元々チームのエースであったが、最年少で東京オリンピックに出場した東藤選手の成長は凄まじく、このオフを経て「スーパーなな子」に進化したと言っても過言ではない。スーパーなな子こそが最大の補強。
それに加えて新しい戦力として目立つのは#2岡田真那美選手でしょう。昨シーズン後半アーリーエントリーで出場している時も気になってはいたが、オータムカップで「これは良い選手だ」と確信した。トヨタ紡織のスカウトは本当に信頼できる。バスケットIQが高く、波の無い選手をよりすぐって連れてきている感じがする。これが旧HC中川さんの力だとしたら、来年以降どうなるのかは分からないけどね。
っということで、今シーズンのトヨタ紡織は念願のベスト4入りが充分にあり得ると思う。
東京羽田ヴィッキーズ
今シーズンのダークホース。オータムカップを見る限り、新HC萩原美樹子さんの元、かなり脚力を強化してきたように見えた。嬉しい予想外。特に#11鷹𥖧公歌選手、#10軸丸ひかる選手のガード陣へのプレッシャーディフェンスがすごい。失うものは何もない!という勢いがあり、どこかCoolだった昨シーズンまでとはちょっと違う熱量を感じた。あの熱量が気のせいでなければ、今シーズンはどこかで金星を上げると思う。
怪我から復帰の#17田代桐花選手も見逃せない。これはまぁ、たぶんに贔屓目があるのですけれども。チーム1の長身を活かした、泥臭い献身的なプレーは必見だ。
アイシンウィングス
チーム名を変え、ユニフォームの色を変え、主力選手が抜け、複数のチームから移籍選手が入り、HCが代わった。楽しみ尽くしのチーム。何を書くか迷うが、やはり一番は中川文一HCの就任だろうか。長らくトヨタ紡織のHCを務めていたが、試合ごとに全く違う戦術・采配を繰り出してくる。その引き出しの数は無限大。いったいなぜ今日は彼女を起用したのか?どんな戦術で相手のエースを止めたのか?試合が終わるたびに話を聞きに行きたくなる。比較的若い選手の多いチームに名将が就任、どんな力を引き出してくれるのか、とても楽しみだ。
加えて自分が注目するのは#2遠藤桐選手と#24脇梨奈乃選手の桜花同期コンビ。遠藤選手は昨シーズンまで怪我の影響もあってあまりプレータイムが伸びなかったが、オータムカップでは主力の活躍をしていた。脇選手は昨シーズン優勝のトヨタ自動車から移籍してきた。名門桜花学園で#4,#5をつけた2人がまたチームメイトになり、新生チームに勢いをもたらしてくれると期待している。
シャンソンVマジック
最近はベスト8止まりが続いているシャンソンだが、今シーズンは普通にめちゃくちゃ強いと思う。アーリーエントリーで合流するや否や結果を残した#14吉田舞衣選手、#45佐藤由璃果選手が、オフでしっかりチーム練習をして挑んでくる。加えて女王ENEOSでの経験豊富な#0藤岡麻菜美選手、#23大沼美琴選手の加入でチームのメンタル面も盤石となったのではないか。
現HCオクチャさんが就任して以降チームの雰囲気も格段に良くなり、応援したくなるチームだと思う。東京オリンピアンこそ輩出しなかったが、これからファンが増えるチームであることは間違い無い。
アルビレックス新潟BBラビッツ
元々ベンチの雰囲気が好きなチームだったが、オータムカップで見た新チームはさらに良い雰囲気になっていた。とにかくベンチがよく声を出す。点差がついていてもチームみんなで食らいつく姿勢がとても良い。
オータムカップでは、#24中村華祈選手、#32河村美侑選手の札幌山の手出身のルーキー2人がよく試合を引っ張っていた。またベテランの#33菅原絵梨奈選手はここぞという時に落ち着いてシュートを決めてくれる頼れる選手。インサイドのサイズ不足が厳しい点となるが、前からプレッシャーをかけるディフェンスで先手を取りリードを奪うバスケットを展開できれば、勝つチャンスは充分にある。
アランマーレ秋田
新規参入チーム。すみません、これから勉強します。オータムカップでは小嶋HCがデンソーの時の変わらず怒鳴り散らしていたので、選手の皆さんは萎縮せず楽しくバスケットをしてほしいと願う。
その2に続きます!
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