加藤シゲアキの躍進天井知らず
『傘を持たない蟻たちは』
加藤シゲアキ先生の短編集が2015年6月1日に発売されました。
本当におめでとうございます!
今年は加藤シゲアキイヤーです。
本の出版にともない、6月からたくさんのメディアに取り上げられ、彼の姿をテレビで観ない日はないほどの活躍っぷりでした。
いやーメディアがシゲを覚えてくれました!シゲの取扱い方や、シゲの商品価値に気がついてくれました。ありがたいー!
私の大本命である愛すべきアイドル、加藤シゲアキさん。
彼のアイドル歴は1999年4月18日から始まります。早いもので、もう16年近くジャニーズ事務所でがんばっているのですね。
加藤くんの歴史を書こうとするととても長くなってしまうので割愛しますが、ジャニーズ事務所に入所し、NEWSとしてデビューして数年、10代後半〜20代前半の頃を、加藤くんは『俺の黒歴史』と形象していたりもします。
興味のある方は2011年11月号 Myojo 加藤シゲアキ 1万字インタビューを…
加藤くん世代のジュニア担の方に、彼の当時の印象を聞いたことがありました。イケメンだし、オーラもあり、ステージではかなり目立つ存在だったと話してくれたことがありました。
NEWSメンバーの増田さんは「シゲはエリートコースだった」と、少年プレミアムで語ってくれたこともあります。
まぁ、1万字インタビューの中で、本人も言ってましたが…
ポジティブな私は思います。
顔の綺麗な男の子。
何もなくても、それだけでも、生まれもった素晴らしい才能です。
ですが、それを生かすも殺すも、その人の生き方次第にはなってきちゃいますけど…
とはいえ、入所して1ヶ月〜3ヶ月ほどで、仕事で沖縄やハワイに連れていかれ、半年後にはマイクを持たされ、ステージに上がるたび、立ち位置がよくなる加藤くん。
実力のない自分もよくわかっていたから、戸惑いが隠せなかったと加藤くんは言います。
ジャニーズ事務所の色々な噂の中で、ジャニーズJr.といわれるアイドル予備軍の男の子たちは、現在約700名ほどだそうです。
たくさんのJr.たちはCDデビューを夢見て日々がんばっています。
もちろんデビューできない方でも、素晴らしい才能をお持ちの方はたくさんいます。
でも、ジャニーズアイドルとしては?
デビューできなければずっとバックダンサー。
SMAPの中居さんも2014年10月14日テレビ朝日放送の『中居正広のミになる図書館』で、デビューできてはじめて、正社員になるようなものだとおっしゃっていました。
あとから入ってきた、まだ歌もダンスもおしゃべりもままならない子の後ろで、引き立て役として踊り続ける。
プライドを持って踊り続ける方もいるだろうし、違う道を歩く決意をする方も多いでしょう。
そんな中で、デビューできた加藤くんは、自分の居場所を確保するべく、みんなが嫌がる仕事でも進んでんでやろうとしますが、事務所のスタッフに断られる事もあったようです。
「お前が来て何ができるんだよ」
もちろんジョークです。
ですが、常に自信がない加藤くんは、そんな重いジョークにはついていけなかったと言っています。
いつ辞めてもいいと思っていた加藤くんですが、度重なるメンバーの脱退、活動休止など辞めるに辞めれなくなっていました。
便乗して辞めることもできたでしょう。ですが、一度でもステージに立ち、眩しいほどの光と大きな歓声を浴びた人間は、なかなかそこから降りることはできないのでしょうか。
加藤さんが辞めなかった理由のひとつに『誰かに足の小指を摘まれてるような感覚』があったと言っていました。(2015年6月26日フジテレビタイプライターズより)
加藤くんは、良い意味でも悪い意味でもめんどくさい男です。
周りに評価されたいと願うのは人として当然ではありますが、それと同時に自分が自分自身を評価できなければ、意味がないと考えているようです。
地に足がついているので、勘違いはしませんが、構って欲しいけど、人見知りで、芸能人という自覚があるので、必要以上に自意識過剰です。
デビュー前後からつい最近までアイドルとしての不甲斐なさに落ち込み、場違いな自分と闘っていた加藤くん。
たくさんの恥をかき、みっともない自分を隠すために虚勢を張り、それを突っ込まれても、NEWSに必死でしがみついてきました。
6人時代のシゲは、NEWSメンバーに追いつくことや、足手まといにならないようにがんばってきていたように思います。
4人になって、より立ち位置も前になりました。芸能界という移り変わりの激しい世界で、確固たる存在を得るために、シゲは変わりたいと強く願ったと言っています。
自信が欲しくて、もっと自分を輝かせるために、小説を書く。
『続ける』コレ、多くの方が言いますが、コレこそが本当の才能だと思うんです。
誰だって、素晴らしいお話や音楽は、一生で1度は描けるものだと、私の尊敬するYMOの細野晴臣氏は言っていました。
アインシュタインも、エジソンも、ゴッホも、ずっと同じことを考え、やり続けたから、素晴らしいアイディアや結果が生まれたと言われてますよね。
だから、自分にも言い聞かせて生きているつもりなんですが、加藤シゲアキさんがアイドルと小説と(まだ他の何かが出てくるかもしれないけど)二足のわらじを履き続けてられますように祈るばかりです。
加藤さんが放った自分に言ってあげたい言葉がありました。
2015年1月18日のwktkラジオです。
処女作『ピンクとグレー』の映画化の報告をしたシゲアキ先生。
「結構、世界は俺に優しいなと思いました。」
ここ数年のシゲの努力は目を見張るものがありました。なんとなくですが、シゲはようやくスタート地点に立てたと思ってる気がします。
歌番組でも伏し目がちだったシゲが、最近はカメラ目線で堂々としているんです。次から次へと新しい仕事が舞い込み、己の存在価値に確信が持てるようになったんじゃないでしょうか?
だって自分の力で、自分の未来を切り開いたんだよ!あなたの努力を大勢の人が認めたんだよ!!もう感無量だよ!!
リアルタイムで見ていた人の努力を、その努力が報われ始めた瞬間を目の当たりにしたなぁ。私もがんばろー!!
余談ですが、世の中の評価とはうらはらに、NEWSファンの間では当然の認識なのですが、実は手越祐也くんと加藤くんはとてもよく似ています。
生息地の違う、同じ生き物と私は思います。なんていうか、シャチと虎みたいな感じ?ルートの違う方向性の一致みたいな。
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