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【月刊コーチング11月号】①「何度も繰り返してしまうテーマ」、②「自身と繋がった発信」

割引あり

その勇気が、「これから」を照らす。



本noteの建て付け

このnoteは、2023/11/20に、宮本さんと対談させて頂いたラジオコンテンツを書き起こしたものです。

適宜、読みやすさを考慮し表現の加除を行なっている旨、ご容赦ください。


【ラジオのURL】
https://stand.fm/episodes/655abd745df2e7905f59841f

※ stand.fmアプリをダウンロードいただくと、バックグラウンド再生が可能となります。

記事と合わせてお聴きになりたい方は、そちらがオススメです。


有料化に寄せて

今号より、noteの本編については有料パートとさせて頂くことと致しました。書籍購入やイラスト制作などの活動費に充てる想定でおります。

「雑誌を手に取って頂くような価格でお届けを」

という理念もあり、200円とさせて頂きました(リポスト頂くと10%割引でお買い求め頂ける機能もございます)


宮本さんのご紹介

ICF認定資格PCCを保有するコーチ。2010年から、13年間コーチ業を担う。ラーニングファシリテーター、研修講師、組織開発コンサルタント、大学にてプログラム開発等を行なっている。コーチを軸にしながら、「いい未来をつくる場づくり」をしている人。セッション累計3,000時間。

「チームコーチングをいかに日本に広めるか」に向き合い開発されたプログラム、ジェネレーティブチームコーチング(GTC)が、ついに始動した。

宮本さんのTwitter


ひろのさんのご紹介

「月刊 コーチング」の産みの親。パーソナルコーチ。 ビジュアルプラクティス。すでにそこにあるものを大切に、ビジュアライズを用いて個人の内面と組織・社会のつながりを探究中。在るものを描き、全体性を満喫するひと。本稿のタイトルイラスト・挿絵の全てを担当。

ひろのさんのTwitter


月刊 コーチング


宮本さんとの対談「食えるコーチになるには?」の反響を受け、シリーズものとして毎月ラジオ収録をお届けすることにしました。


今回の収録をふまえて頂いたポストはこちらです。


ー 今回の放送は明るいトーンで始まりましたね。

ガチ勢に向けた感覚は変わらずあるんですけど、「月刊コーチングは怖くないよ」、「雰囲気は明るいんだぞ」っていうのをちょっと見せたくて。

音声版のトーンをお楽しみ下さい


ー 企画会議を重ねる度に、「我々のやっていることとは?」みたいな問が出てきていますね。

実戦的にやっていこうと思うと、やっぱり熱がこもりますよね。


GTCの感触


ー 宮本さんはジェネレーティブチームコーチング(GTC)というチームコーチングプログラムの共同開発者でもあります。GTC、もう始まっているんですよね。

そうなんです。月刊コーチングが始まった頃にはまだ企画中だったんですけど、ついに始まりました。

ー 「参加者の方々が素晴らしい」とのツイートを拝見して、熱量を感じました。

そうなんですよ。

事前にオンラインで集まっていただいて、その後リアルで2日間集まっていただ気、また事後でオンラインがある。

そんなハイブリッド型の学習スタイルなんですけど、この事前課題(マニュアルを読んで、気づいたこと・感じたことをシェアしてくださいというもの)を見まして。

それがもう、「チームコーチングって手法がどう現実の変容に活きるのか?」というところを、議論してくださっているんです。

「チームコーチングで、できること・できないことって何だろう?」をお話いただいたり。

できないことを認識しつつ、「じゃあ、チーム・個人できることは何だろう?」と、すごく実践的で、技に溺れない感じが素晴らしすぎて。

そういうところからして、すごい参加者の皆さんに集まっていただいたな、なんて思っています。

ー 立ち上がりから「現場感」がある目線がとても伝わってきて、素晴らしいですね。

ですね!

この「現場感」は、月間コーチング編集部が好きな言葉ですね。

それでは今月も、プラグマティックにやっていこう!


前号について


ー 前回の10月号。ラジオの放送回数は186回。noteの方は325回、触れて頂きました。嬉しいです。

ー 前号のおすすめ本としてご紹介いただいた「AMMサーチシート」を、僕自身もやってみました。

あらためて言葉にしてみると、「一言で自分の仕事を表現する」って難しいですね。

難しい。これは僕もずっと悩んでる。

ー 「言葉にするチャレンジ」をしてみてからクライアントさんと対峙したときに、「ここのところが嬉しいと思っていただいてるんだな」とか、自分の役割の捉え方とか、そういったことが意識にのぼり、鮮明になっていく。

そんな日々を過ごせる「設問」として機能していますね。
すごく実践的な本だなって思いました。



ー もう一つ。

前回放送冒頭の、「カウンセリングとコーチングの違い」のくだり。

両者の違いはあれど、支援の入口としてはコーチが幅広く門戸を開く・最初の扉になるというお話がありました。

その役割を、僕自身がここの一、二ヶ月の間に出会ったクライアントさんに対し、果たしているんだなと感じるエピソードがありまして。

ケアの必要なところは、ケアを受けられるところに通われるのだけれど、その時々のご自身の方針・日々の様子は、僕に日々話して下さっていて。

そういう、ご自身の一つの基地みたいな形で使って頂けているなぁ、と感じています。

いやぁ、それこそコーチじゃないですか。

This is coach !!

それこそプロじゃないですか!

あえてケア領域に振ってみると、やっぱりどうしてもさ、「お医者様は診断を下して基本的には投薬をする」っていうお仕事で。

たくさんの患者さんを診て差し上げなきゃいけないという中では、個別の患者さんの作戦会議までする時間は、なかなか取れない。

カウンセラーの方々も(もちろん、コーチングライクな関わり方をしてくださる方々もたくさんいるので一概には言えないんですけど)、やはり専門技術としてのトラウマケアなど、専門的に症状に対してどうアプローチしていくか、ということになりやすい構造があって。

コーチはやっぱり、その人の人生の全般を捉えて、数ヶ月にわたってその人の望む状態に向かって、ある種セッション中もセッション以外の時間も含めて伴走していく仕事

それなので、そこがベースにあった上でクライアントさんの人生全般がよろしくなるための基地になりうるサービスだなって、僕は思う。

そういう入口になって、その視野でもって、「いってらっしゃい」「おかえり」って言える場所として機能しているのは、本当に素晴らしいことだなと思います。


ー 水先案内人であり、コンシェルジュであり。

ライフ全体に携わらせていただくコーチとして、幅を広げたいと思う契機でもあったし、そういう関わりをできるっていうことが嬉しいなって思えました。

社会的使命・役割としてあるんだなっていうのを、前回の10月号で改めて気づかせて頂けたのは、大きかったです。

いやぁ、いい時間だね。

月刊コーチングの収録、「僕が」っていうよりも、まーさんからそれが出てきてね、僕が関わってっていうこのに、生まれた時間だなとも思います。

この月間コーチングという場に感謝だし、リスナー・読者あってのこの場だから、皆さんがいて下さっているおかげでもある。

ありがとうございます。


1 何度も繰り返してしまうテーマ


ー 早速メイントピックスに行きたいと思います。

今回もお悩み相談のお便りをいただきました。Aさん(仮名)からのお便り、という形でご紹介させて頂きます。

Aさんからのお便り

コーチとしての自分の限界を感じたことはありますか?

クライアントさんのこと、私なりにとても信じています。

ただ、同じテーマの中に数ヶ月いらっしゃるクライアントさんとセッションをする中で、「私には無理なのかもしれない」と感じることがあります。

お金も時間もいただいて、変わりたい気持ちも感じていて。

いろんな関わり方を試したり勉強もしているのですが、手応えがありません。

そのときが来るのをただ一緒に待ちたいのですが、私以外のコーチの方がいいのでは?という申し訳なさもあります。

お二方の経験や考えを聞かせていただけたら幸いです。

Aさんからのお便り


ー 「コーチングの限界」みたいなところもあるかもしれないし、「コーチ自身の到達しているところの限界」みたいなところもあるのかも。

もうちょっと突っ込んでお訊きしてみたところ、「数ヶ月間同じテーマを繰り返して、同じところをぐるぐるしているような感覚がある」とのことでした。

ありがとうございます。

早速いただいたお便りにお答えしていこうと思うんですけれども。

「まわれ まわれ メリーゴーラウンド(歌唱パート)」っていうね。

これジェネレーション的に大丈夫かな?『LA·LA·LA· LOVE SONG』っていう、90年代のトレンディドラマの主題歌で。

メリーゴーランドが回っちゃうラブソングがあるんですけども。



「あるよね!」って話なんですよ。



もう、クライアントさんが同じところを、ずっとぐるぐる回っちゃうっていうね。


あるんです。


私も経験しているし、私自身がクライアントでも経験しているし、大なり小なりある。


今、急に私が歌って、もしあなたが笑顔になったならば、「その笑顔のままでいてください」っていう。



思いつめることはないですよ。

これ、全然あることなの。



もちろん、Aさんのコーチとしての伸びしろはあるとは思うんだけれども、現状のコーチ力のなさを憂う必要はないし、伸びしろとして変わっていったらいいとは思う。

今を責める必要はないし、申し訳なさも感じる必要はないと思います。




なぜならば、




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