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プー2を観て解った自分が怖いと思うもの

くまのプーさんのホラー映画の第二弾。
予算が100倍になったとかで、前のよりちゃんとしてるとか、面白いとか言われてます。
今も検索して感想いくつか読みましたが
どれも評価は良かった。

でも自分は前の方が好きでした。
いくつか理由はあります。

前作との辻褄が合わない気がしてモヤモヤしながら見てしまった。
これについては一応辻褄は合うなという結論が出ましたが、見ている間は気になってて、そんな気持ちで観ても集中出来ません。
同じような理由で、後付け感のある設定がいくつもあった。これも辻褄は合いますが、それは問題じゃなくて、「これ後付けやろー」と思ってしまうので冷める。後付けが悪いとは言わないけどね。

顔が違う。
プーの顔が前作と違いました。よりリアルなクマっぽい、怖いでしょう?的な顔になってた。
でも前作の気持ち悪い感じの方が不気味さがあって良かった。

ティガーとオウルが新たに加わったけど、ティガーはあんまり出てなくて、プーとオウルばっかり出てた。しかもティガーの顔がプーと区別付きにくい。

でもなにより怖くなかった。
前作は夜の森の中でプーに追いかけられて逃げる、という内容だった。
今回は街にプー達がきて襲いまわる。
夜の森って、それだけで怖い。
逃げても逃げても森から出られず、襲われてない時でさえ、不安感が募るから、観てるこちらはずっとドキドキしている。
でも街なんですよ、今回。襲われてる場所以外の同じ街の中は他にたくさん家もあるし携帯で電話して逃げろだのなんだの話したり自由に出来て、圏外にもならない。助けにも来てくれる。
周りに助けになるものが何もない不安感みたいなものが、希薄なんです。

スプラッター描写が残酷とか、そんな事より頼れるもののない不安感の方が僕は観ていて怖いんです。

高評価な人達は物語として面白いとか
スプラッター描写の出来とか
そういうところも含めて評価してるんだと思うし、それで良いんでしょうけど
僕としてはホラーだから何より怖さを求めていて
自分の求める怖さとは違ったという事なんだろうなと思いました。

第三弾も始まったら観に行きますけどね。

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