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ちゃんと見てるよ、のメッセージに救われた日


仕事の思い出って、どんなことがありますか。
楽しかったこと、苦しかったこと、つらかったこと。私は社会人歴が30年を超えるので、思い出すことも数が多いし内容も様々。

・営業として「1号機」を販売したときのこと。
・お客様から叱られたこと。
・お客様から褒めていただいたこと。

褒められたり、叱られたりしたことも振り返ると「わたし」の仕事を見ていただいていたからこその言葉を頂戴してるんだな、と思う。

褒められたときはもちろんうれしかったし、叱られたときは様々な心模様になったもの。

叱られたときに様々な心模様になったのは自分の行動を振り返るきっかけになったこともあれば、理不尽だなぁ、と思うこともあったから。

褒められたときは、お客様のためにと思って行動してきたことを認めていただいた、とうれしくなったもの。
照れくさい気持ちにもなった。


そんな中で、印象深く残っていることを1つ。先輩からあたたかなメールをいただいたこと。

「ちゃんと見てるからね。
 冷静に対応してすごいと思うよ。
 感情的になりそうなことなのにね。
 見てるからね。負けるな。」

こんな内容だったと思う。

営業として10年くらい経過したときのこと。
上司から梯子を外されたときにいただいたメール

「実績は俺のもの、失注はキミの責任」

そんな上司だった。
見込んでいた売り上げの失注。
上司の立場として、気持ちは理解する。
わたしにも言い分はあった。
リスク回避後に決定計上してほしい。
それを押し切ったのは上司だ。

失注の後処理を1人で対応した。
上司からはそっぽを向かれ、その上の上司からも罵声を浴びた。

仕事をしている以上、いいときもよくない時もある。
思うところはあっても、粛々と対応をせざるを得ないのだ。
ぐちゃぐちゃの心情のまま手続きをしていた。

そんな時にメールが届いたのだ。

救われた

そんな気持ちになった。
叱られている声はフロアに響いても、見て見ぬふり。救いの声はない。
声はかけられるものではないかもしれないけどね。

ありがたかったなぁ。
今でもその先輩には感謝している。

教訓として残ったのは

・ヒヤッとしたときは立ち止まる

これに尽きる。
ヒヤリハットとはよく言ったもの。

もうひとつ。
後輩への目配りとこころくばり。先輩への目配りもするけれど、まぁ、より後輩への目配りが多くなったかな。
もともと周囲をよく見ているタイプではある。

良い経験は社会人として自信につながるし、スキル・人間性を伸ばしてくれる。
苦い経験はよりそれが大きくなるし、人間力を高めてくれる。

苦い経験、失敗、と言われる経験はしたほうがいい、と個人的には思っている。その時はつらくても、後々振り返ると「成長のきっかけ」「ものの見方」「失敗を生かして次は回避できた」につながるから

良い経験も苦い経験も。
たくさんたくさん経験してきた。
大きな経験も、小さな経験も。
その経験が今のわたしをつくっているし、これからの経験は未来のわたしを作っていく。どんな私になっていくかな、楽しみでしかない。


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