日本人だけが知っている魔法
いただきます
ごちそうさま
って、なんで食事の度に唱えてるんでしょうね。律儀に手も合わせて。
「ご飯は先に席に着いた人から食べる」という文化に未だ慣れません。他の国はどうなのでしょう?いただきます、が日本だけなのは知っていたけど、みんな揃ってから食べないのかな?
何となく人より先に食べ始めたくなくて手持ち無沙汰に待っていると「早く食べてー」と言われたり。
いただきまーす。と手を合わせてから食べ始めると「え、いま何て言ったの?どういう意味?」と聞かれたりします。
すべての命に感謝する言葉。食材に関わった人、料理を作ってくれた人に感謝をする言葉だよ!と出来損ないの英語で説明しますが、分かったんだか分からないんだか不思議な表情をされます。この食べ物に対する感覚は八百万的発想なので、日本以外には伝わりづらいものなのでしょうか。それとも私の英語のせいでしょうか笑
毎回律儀に感謝感謝と思っている訳でもなく、ほとんど無意識に発しています。それなのに、令和まで変わらずに残っているのは不思議ですね。きっと「itadakimasu」と魔法の言葉を唱えると、ご飯がおいしくなることを日本人は知っているのです。
いってきます
いってらっしゃい
も日本だけの特別な言葉ですね。今日も安全におうちに帰ることが出来るのは、魔法を互いにかけあっているから。むしろ、いってきますと言わずにどうやって出発すれば良いか分かりません。
言葉はどんどん変化しますが、こういった日本の考え方を大切にしたいですし、世界の人に教えたいと思いました。明日からの滞在先でも、胸を張って魔法をかけ続けたいと思います。
昔友人に食い意地張ってると言われてイラッとした私ですが、「食と生き物」が今回の人生のテーマなんだと思います。なんでそんなテーマ負ったのか分からんけど?ずうっと気になることや、イラッとしちゃう問題にヒントが隠されていると思います。
臺東・都蘭村での滞在が終わりました。毎日眺めていた山も海も、ヤギ達も鳥達も会えなくなるのはとっても寂しい。まだまだ言葉が足りない私に親切にしてくれたみんな、本当にありがとう。再訪するときまでに中国語話せるようになるぞー。アミ族の豐年祭も見れたし、フル満足!次は台南にittekimasu ☆