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これが巷で見かけるコロナ後遺症か

2020年8月1日から明らかに不調なのに、病院に行っても原因不明。

1日の中で何度もふらつき・転倒するのに貧血数値じゃない。
息苦しさはあるのにレントゲン異常なし。
頭痛は常にあるのにMRI異常なし。

どの検査をしても何も異常がなかったことで心因性の症状だろうと判断され、心療内科を勧められるも、当時は超絶ホワイト企業勤務でストレス自覚も睡眠障害もなく、行ったところで何を相談すればいいのか分からない。

心療内科に行く前に、より多くのコロナ情報を持つであろう医院の意見を聞こうと考え、コロナ後遺症外来に行ったら救われた話。

症状スタートから治療中の現在までの症状記録日記です。
この症状にはこの行動がよかった!という医療情報ではありません。

2020年7月20日 対面授業スタート


通信制高校での対面授業、つまり、隣接都道府県から100名以上の生徒が集結し、教室で唯一1人だけマスクなしで話し続ける。

2020年7月24日 出張

まだ元気。
ビジネスホテル備え付けの、殺菌力弱そうなハンドソープでの手洗い生活(3日間)
出張先にて同僚と2人で外食。外食禁止されてたのに……。

2020年8月1日 微熱・手足脱力感スタート


休日出勤。
分散勤務で職員室には4人。仕事がひと段落ついた16時頃。
デスクでPC作業をしていたら急に疲れてきて、だらん、と腕が下がり、PCに文字が打ち込めなくなる。
私と、先の出張で外食した同僚が体調不良を訴え2人とも早退。

2020年8月3日 PCR検査は陰性

陰性!!!!
じゃあコロナじゃないじゃん!と余裕ぶっこいていた頃。
自戒のために当時のツイートを定期的に見る。


2020年8月4日~16日 咳・微熱・頭痛で寝込む

お盆休み丸々寝込む。
ちょっと症状薄れてきた8月15日に免許更新に行く。

2020年8月17日 仕事終わりに救急搬送

あと20mで家、というところで歩けなくなり、道端で倒れていたところを近所の人が通報。
17日時点の検査結果は、カリウム・ナトリウム・血中酸素・二酸化炭素が極端に少なく、熱中症or過呼吸疑惑?
医者曰く「死人の肺。肺の酸素交換機能がもう死人。」

2020年8月19日 仕事終わりに救急搬送


休めばいいものを、授業が入っているからと在宅授業配信。
ここでしっかり休めばよかったのに、当時のシフト表見る限り、翌週にはまた出張行ってる?

28日休むかどうか悩んでたっぽい

2020年8月25日~12月 喘息吸入薬・咳止め薬

2020年8月1日から毎日咳のため、ぜんそく薬・咳止めを処方される。
ここから約1年(2021年8月頃まで)毎日咳。
医者語録「なんで歩いて病院に来れたのか理解できないレベル」
との白血球数が異常に多い血液検査結果。
でもとくに何か特定の病名がつく段階ではない。

2020年9月 出勤中、徒歩1分で息苦しく歩けなくなる

まだ働いている。
20m歩いては休憩し、歩いては休憩し…。
この頃から出勤時にたどり着けずに遅刻・欠勤が増える。
歩いていて急に立ち止まると転倒する、という、エスカレーターの使用がケガにつながるような症状が多発。

2020年10月 完全在宅

通勤ができなくなったことから完全在宅で授業業務なし。
電話・メールのみ。
終業後力尽きて床に倒れるも眠れもしないしスマホ触る力もなく、仕事終わりに3時間ただ天井を見続ける生活。

2020年11月 休職


業務を減らして休みながらの仕事でも力尽きて自力で立ち上がれなくなったため療養に専念。
まだコロナとの関連性は不明。

2020年12月 慢性疲労症候群との出会い

大きい病院で検査しても何も異常がない。
8月3日から通い続けた病院では、もう異常がないから心療内科に行ってみてはと提案。
ただ、これだけ長く症状が続いているから慢性疲労症候群の疑いがあるね、と。
ここで初めて「慢性疲労症候群」を学び、コロナ後遺症との関連を知る。

2021年1月 コロナ後遺症"疑い"

8月のPCR検査は陰性だったけどこれがコロナ後遺症なのか、だとしたら症状緩和する漢方薬がないか、その謎を解明すべく、より多くのコロナ患者を診ているであろうコロナ外来を受診。
陰性とはいえ症状聞いてるとコロナ後遺症の疑いが強いとのことで、まずは頭痛緩和のため五苓散を処方される。

2021年4月15日 鼻うがいスタート

症状緩和の実感なし。まだ効果はなさそう。
薬取りに行くために立ち上がるのにも1時間。

この頃には無収入生活が6ヶ月目に突入し、お金も心も余裕がなくなる。
傷病手当金申請に不備があり、無収入生活が長引く。
その月が終わったあとに1ヶ月単位で書いてもらうのではなく、診察の度に書いてもらっていたせいで不備とみなされ差し戻しを繰り返す。
あれ、1ヶ月ごとに書いてもらうものなんだ……

2021年5月 学べ


家事1個しては数時間ダウン
徒歩1分のスーパー行っては5時間ダウン
自炊しては悪化を繰り返す。

2021年6月 慢性上咽頭炎の治療開始

ヒラハタクリニックで提案されたEAT治療(Bスポット治療)のため耳鼻科での治療をスタート。
ものすごく痛い。
薬剤を喉奥に塗り付ける方法と、喉と鼻から塗り付ける方法とある。
一旦のどだけ。1回500円前後。
のどと鼻にしたら1回1000円弱になった。懐も痛い。
ちなみについでに下記の疑問を耳鼻科に聞いたら、この焦げ臭いようなニオイするのも慢性上咽頭炎の特徴とのこと。

2021年7月4日 選挙

調子がいいときに徒歩1分のスーパーに行くだけだったのが、調子関係なく久々の大移動。
片道300mの投票所へ休み休み2時間かけて歩いて行く。これでまた完全に悪化。

2021年8月 EAT4回目&アミノ酸めっちゃとる→改善…?

発症から1年。
徒歩10分でも疲れないようになる。
※ここでまた調子に乗って、半年後に体調を崩します。学べ。

2021年10月 復職

8月から多少の改善を実感し、再就職活動スタート。
40分立ち続けて話し続ける授業は今の体力では無理だと教員復帰は諦め、基本は座ってるだけで、たまに会社にかかってくる電話に応えるだけの職種に転職。

2021年11月 不調の気配を察知

だからまだ調子に乗らない方がいいって言ったのに。
体調を崩しがちになり、仕事終わりに力尽きて倒れるようになる。
耳鼻科(EAT)も勝手に休む。

2022年1月5日 慢性疲労症候群完全復活

やらかした。
転職を機に実家に近くなったからと、年末年始帰省した。
年末年始ゆっっっくり休んで体力復活したと思って、幼児と鬼ごっこ(4時間)したら、当日夜から全く動けなくなる。
まだ学んでない。
1月いっぱい、おかゆorうどん以外を食べると吐く生活。

2022年2月1日 慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)確定

1月5日以降、あまりにも動けなくなり大学病院へ。
コロナとの関連は今となっては分からないけど、ウイルス感染後の慢性疲労症候群は確定。
担当医いわく、20代なら基礎体力あるから完全復活していたかもしれないけど、まあでもあなたの場合は発症から長期間症状が続いているから正直完治は難しい。100%もとに戻らないにしても80%を目指しましょう。

ここでようやく学びます。
「今日は症状が軽いから、と今のうちにと動いていてはダメージくらってもっと動けなくなる。を繰り返すと結局長期間悩むことになる。」 

2022年5月 障害年金申請スタート

初診日(2020年8月3日)からすでに1年半以上経っており、復職できるほどの回復見込みがないことから、障害年金申請の手続きをスタート。
コロナ陰性だったし、慢性疲労症候群でも「疑い」がついた診察日からも1年半経って経ってないし……とためらっていたら関係なく、あなたは申請できるとのこと。
2020年8月3日が初診日として、慢性疲労症候群での障害年金申請。
5月から準備し、2022年7月度で申請し、10月には申請受理され障害年金が振り込まれました。

発症前後を振り返る

●2020年7月と2020年8月で変わったこと

(7月)うっかり徹夜しても8時間仕事ができる
(8月)睡眠時間が8時間を切ると、起きた瞬間から嘔吐、頭痛、手足脱力感

(7月)6時間連続で立ち続け、大声で話し続ける授業ができる
(8月)1分も立ち続けられない。息絶え絶えで、声量も小さくマイクがないと授業できない。

(7月)ほぼ毎日くしゃみ
(8月)ほぼ毎日咳

(7月)ほぼ毎日微量の鼻血
(8月)ほぼ毎日おう吐

(7月)朝起きた瞬間からテキパキ動ける
(8月)朝起きた瞬間から動こうとすると派手に転倒。起立性低血圧。

教訓:調子いいじゃん!と思って安易に動かない

緩やかに悪化して自力で立てなくなるし、腕も上がらないから食事もできなくなる。発症日が過去になればなるほど、完治も難しい。
安易に動いたら、2年以上悩まされることになった。

2022年9月 現在の症状


・軽い労作後、数分~数時間後の倦怠感
→ちょっとキャベツ切って冷凍するだけで、トイレに立ち上がれなくなるほどの倦怠感。家事が無理。

・不眠
→あくびが出ていても、まぶたが重くても、睡眠薬がないと寝れなくなった。
睡眠薬飲んでも寝つきが悪い日がある。

・希死念慮
→月に2日程度、唐突に死にたくなる。けど倦怠感が原因で、刃物を取りに立ち上がれないし、ODのための薬を取りにも行けない。

・起きている間は何かしらの頭痛
→風呂や家事などの労作後の頭痛だったり、感覚過敏での頭痛だったり…。
痛み方や痛む箇所は異なるが常に頭痛。

・感覚過敏
→明るい光を見たり、突発的な大きい音を聞くと目や耳の奥から突き刺すような頭痛。↓の動画の開始数分で白い壁の背景に目がやられ、娯楽を1つ失う。調子よくなったら見る。

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