粘って、あがいている話~奢り奢られ論争を添えて~

ユリ科です。前々回の記事で触れましたが私はどうやらリスロマンティックというセクシュアリティのようで、恋愛はしたい思いはあるもののなかなかうまくいかず今に至ります。関連性があるか微妙ですが、男女の友情アリ派と思っていましたがむしろ友情しかナシ派なのかも知れないと思い始めています。

男性と二人きりでご飯や飲みなども割と気軽に行きます。相手に恋人がいない場合であればフランクに誘えるし、なにもせず楽しかったねで帰宅します。友人に「なぜエッチな展開にならないの?」と聞かれたりしますが、むしろ「みんないつもそんなエッチな気持ちなのか?」と疑問に思っていました。最近気づいたんですが私は性欲が皆無とはいえないけれどもうっすらしかないように思います。

それでも男性と二人でご飯に行く理由は、もしかしたら同じような恋愛観の人と出会えるかもしれないという淡い期待を捨てきれないところと、とりあえず今のうちにあがいておけば将来の自分も「努力はしたが自分に恋愛は難しかった」と諦められるだろうという思いからです。

そんな私にも奢り奢られ問題は割と常にホットな話題です。私は長きに渡り「口説いてくるなら奢ってほしい派」でした。自分の食べた分を払うのは普通のこととは思いつつも、もし口説く気があるのであれば払ってくれるとありがたいというのが正直な気持ちでした。そうすると「じゃあ次お茶するとき出させて!」などとスムーズに二軒目に行けるのもいいところです。

単純にわかりやすく甘えさせてもらえる、というのがうれしいんだと思います。よく聞くおしゃれにお金がかかっているからとかは個人的には自己満足でやっている認識なので相手には全く関係がないことだと思っています。そういうのとはまた別のルートで、その気があるならば奢ってほしいと思っている。

そうであるからには、割り勘であれば友達ルートに入ったものとしそれはそれで楽しく付き合っていくことになります。気持ちの処理に困るのは口説いてこない、あくまでも友達であるにも関わらず奢ってくれるパターンと、逆にきっちり割り勘なのに口説かれるパターンです。

下心なしで奢ってくれるのはなぜなのか

なぜなんですか??

具体的な話をしたいと思います。以前、仲良くしていた同級生の男の子がいました。数回会って食事やらお茶をしました。毎回私から誘っていました。彼の優しいところと、穏やかなところが好きでしたが恋愛として好きか?といわれると微妙なところでしたし、彼からのアプローチは一切なかったので恋愛には発展しませんでした。彼は毎回食事を奢ってくれたので、2軒目にお茶に行くときに私が出させてもらっていました。

彼は私のことが好きだったとは到底思えないし、口説かれるわけでもなく、誘うのも私なのになぜ毎回奢ってくれるのだろう?と思っていました。

下心ゼロで奢ってくれることもあるんだろうか…彼は奢ってくれているという点がひっかかり友達ルートにもならず、かといって私のことが全然好きそうでもなく、そういうところに安心したから何度も会ってもらっていたとも言えるのですがどうも自分のなかでどのカテゴリーにいれるべきかわからず徐々に会わなくなっていきました。

割り勘なのに口説かれるのはなぜなのか

自分でも何様?と思うけどでもどうしても釈然としなくなってしまうのです。これは「好きなら数千円は出してくれるだろう」という気持ちなのか、単に「恋愛関係になる人には最初は甘えたい」という気持ちなのか…付き合ったらむしろ割り勘がいいと思いますが、最初だけはカッコつけてほしいと思ってしまいます。

男女で食事をしたからといって、男の人が払うべきというのでは全くありません。対等な友人関係ならばむしろ割り勘の方が落ち着きます。しかし、もし下心があるならば「異性として見てるよ!」というアピールのために奢ってもらえたら嬉しいというのが私の思いです。

長々どうでもいい話をしたついでに、どうでもいいの極みである私の理想の付き合うまでの流れをここにまとめておきます。

酒の場などでなるべく自然な形で出会う。年齢差は-1~+7くらい。どちらから誘ってもいいので次に会う約束をサクサク決めてしまう。→2回デートする。食事を奢ってもらい、2軒目で私が出す流れが理想。お互い誘いあえるとなおよし。→3回目のデートでどちらかから告白、付き合う。

これって夢見すぎてんのかな???

わからない…………もうなにもわからない………でもまだもう少しあがきたい、将来の自分が納得するくらいには。


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